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未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告― (岩波新書 新赤版 837) 新書 – 2003/9/20
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- 本の長さ230ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2003/9/20
- ISBN-104004308372
- ISBN-13978-4004308379
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商品の説明
出版社からのコメント
ニューヨーク公共図書館(組織図別掲)の多彩な実践は、それ自体が魅力的で、「え、これが図書館?!」というところもありますが、日本の現状との違いを強調しているだけの本ではありません。現代において、情報をどう活用するのか、そのための基盤はどのように作られていっているのか。図書館がそうであるように、本書が、多くのヒントを見つけていただけるものになれば幸いです。
著者について
1963年北海道に生まれる
1996年ニューヨークのコロンビア大学大学院にて修士号取得(国際メディア、コミュニケーション専攻)
1997年在米ジャーナリストとして、メディアと公共空間、インターネットと市民社会、メディア教育、市民のメディア表現、ジャーナリズムなどをテーマに取材・執筆活動を行う
2000年東京大学、武蔵野美術大学、早稲田大学にて非常勤講師
現在―経済産業研究所(RIETI)研究員。「進化する図書館の会」運営委員、「ビジネス支援図書館推進協議会」副会長、東京大学大学院情報学環「MELL(メディア表現、学びとリテラシー)プロジェクト」プロジェクトリーダーなどもつとめる
主著―『メディア・リテラシー ― 世界の現場から』(岩波新書)
著者について

在米ジャーナリスト、ハーバード大学財団理事。
米ニュース雑誌「Newsweek」日本版スタッフ、経済産業研究所(RIETI)研究員を経て独立。2011ー12年ハーバード大学フェロー(特別研究員)としてメディア・イノベーションとジャーナリズム、創作文芸における新しい表現の可能性等を研究。2014年ハーバード大学ニーマン・ジャーナリズム財団理事に就任し、現在に至る。
ニューヨークのコロンビア大学大学院修士課程修了。東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。関心領域は、情報社会におけるパブリック、デジタルジャーナリズムと調査報道、知や学びのあり方、メディア・リテラシー、本をめぐる多様な取り組みなど。
主著に、世界最高峰のパブリック・ライブラリーとして知られる、ニューヨーク公共図書館を活写したルポ「未来をつくる図書館:ニューヨークからの報告」(18刷)、英米加のメディアリテラシー教育現場や市民メディア活動をレポートした「メディア・リテラシー:世界の現場から」(20刷) のロングセラーがある(共に岩波新書)。
Email: AkikoJournal (at) Gmail.com (atを@にかえてご送付ください)
Twitter: @AkikoSugaya
Blog- Harvard Square Journal: https://blog.goo.ne.jp/akikojournal
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
個人的には、愛知県を中心に図書館と地域の人たちの繋ぎ役として活動している"にんげん図書館"さん(http://peoplelibrary.net)から本書をすすめられ、手にとったわけですが。発刊されてから15年、流石にネット環境の整備や国内の図書館も設備面では当時に比べたら随分と改善されているのでは?と読み進める中で思いつつ、しかしながら、日米の文化環境の違いや運営主体の違いはあるとはいえ、ニューヨーク公共図書館の様に戦略的に仕掛けていく図書館、またはそれができる人材って、どの位果たしているのだろうか?そんな事を考えさせられました(この辺りは素人感想です。既に沢山おられたらすいません)
図書館に関わりたい誰かに、はたまた図書館好きの地域の方々にもオススメ。
私が読むのが遅すぎた。映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』を観る前に読んでいたら感心しただろう。映画が2017年公開、本書は2003年刊行だから、先見の明のある書だったのだと思うが、残念ながら映画を観たあと読んだので新鮮味が乏しい。文章が羅列的でだんだん読むのがつらくなったということもあるが。また、インターネットやデジタル化に焦点をおいた第5章は(すでに刊行後15年以上経つこともあり)内容が古い。
映画にも経営陣による資金調達に関するシーンが多くあったが、「分館では予算の一%にあたる一四六万ドル(一億七五二〇万円)、研究図書館では予算の五%の六五五万ドル(七億八六〇〇万円)という大金が資金集めの経費として計上されている(p.160)」という箇所や事業開発部やコミュニケーション&マーケティング部という部署があるという箇所に目を見開かされた。なにごともカネとヒトだな。
もう一つ残念なのは、図書館の公共性と、民主主義や人権との関わりの記述が薄いこと。それは、科学産業ビジネス図書館と舞台芸術図書館が第1章、第2章で手厚く取り上げられているのに対して、黒人文化研究図書館の叙述がわずかであることにも表れているのではないか。著者自身が「ビジネス支援図書館推進協議会」副会長である(p.227)ゆえのことかもしれない。
ニューヨーク公共図書館のように事業を「全面展開」できればよいのだろうが、限られたカネとヒトで図書館の拡充を考える場合、現実にはいろいろなトレードオフが生じるわけで、その中で図書館における「ビジネス支援」の優先度が高いとは、私は思わないのだが。
あとどうでもいいけれど、この図書館の「写真コレクション」で、「『日本の歴史』というファイルには、小和田雅子さんの皇太子との婚約、一九八〇年の自民党選挙、田中角栄元首相の逮捕、二八年ぶりの帰国をはたした横井庄一さんのヘアカット、富士山、六本木や銀座の街並みの写真などがあった。(p.83)」とある。いったいこの選択はなんなのだろう。
データベース・インターネット活用に代表されるハイテクの部分、ビジネス、芸術、市民活動を行う人々のコミュニティの場としての機能など、そこに紹介された内容、そしてニューヨーク市民と図書館に対するかかわり方というのは本好きの人間からすればまさにユートピア。ひるがえって日本の図書館と比較した場合には特に…。
この本にのせる必要はないとは思いますが、個人的にはできれば、日本の図書館問題でよく批判される、ベストセラーを複数そろえることによる「無料貸し本屋化」による民業圧迫の批判はあたらないのか、特にニューヨーク市立図書館の場合は高価なオンラインデータベースもそろえていることからそこの部分はどうだろうか、という点は気になります。
この本で紹介されている図書館を日本で実現するには予算の問題等さまざまなハードルがあるでしょう。しかし、この本の意義は現実に存在する図書館の理想像の一つを紹介しくれたことだと思います。日本の図書館がニューヨーク市立図書館を目標として設定するか、そしてその場合の実現方法などは別の議論となるでしょう。
この本を機にいつかニューヨークに移住することを目標にしてしまう本マニアの人もいるかもしれませんね。もちろん英語がわかることが前提ですが…
「図書館」という日本語は、訳された当時としては正しかったのかもしれませんが、おそらく現在は完全なる「誤訳」になっていると確信できます。
それほど日本の「図書館」とアメリカの「library」はモノが違う。
ただ、これらアメリカの状況と日本の状況を単純に比較して「日本はダメな国だ」と断ずるべきではありません。
図書館だけを比べるのではなく、その他の知的インフラやその他の公的扶助等比較すると日本は決して諸外国と比べて遅れている訳ではない。
アメリカの「library」を日本に取り入れる際に、そのまま輸入すべきではありません。
アメリカは誰もがチャレンジできる環境実現させるために「知的情報」についての平等性を確保するインフラを「library」で実現したようです。
日本は「図書館」でどんな社会を実現したいか?図書館だけに頼る必要もないかと思いますが、実現したいビジョンを考えることから始めるべきでしょう。
2003年初版であるから、2018年に読んでみると、15年前の出来事であるから内容については不問。
図書館問題に興味があるので、その一環として読んだが、これは感想文といった方が的確な内容だ。
館内を逍遥して見つけた事柄を、こんな人に出会った、こんなこともしていた、と次々に記してゆくが、読み物としては表現が硬くて読みにくい。
感想は読者が生むものである。
著者は根拠のある確実なデータと、揺るぎない事実を提供してほしい。
海外で日常的に図書館を利用していた経験から、著者の観察通りだと同意できる部分は多々あるが、観察に始まり観察で終わっている。
終章のあたりで日本の図書館は無料貸本屋などと批判している。事実だとしても表層的な批判は表面的な進歩を呼ぶだけに終わるから、日本の図書館については別立てで、歴史を踏まえて考えを進めてほしい。