本の前半では、様々な地域で各主体が環境に関してどのような取り組みをしているのか具体的な事例が書かれています。
環境問題に対する取り組みというのは、「これ」といった決まり切ったやり方があるわけではないと思います。各主体それぞれが自分たちのできることを思い思いにやって、それが総体的に環境への配慮となるのだと思います。そして、各主体の活動の良いところを良い意味で盗みあって、よりよい活動にしていくことが重要ではないかと思います。
そういう意味で前半部分に紹介されている事例は、環境の取り組みを拡大させるのに必要なことだと思います。
後半には経済と環境の両立に向けた具体的な考え方や手法が事例を交えながら書かれています。すなわち、環境と経済は反比例する関係ではないということです。
環境税導入の見送りなど、経済界では未だに環境と経済の両立が不可能であるという認識が多いように感じます。環境と経済は両立できるということを理論的かつ反証的に解説しているこのような本は珍しいと思います。
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環境再生と日本経済: 市民・企業・自治体の挑戦 (岩波新書 新赤版 924) 新書 – 2004/12/21
三橋 規宏
(著)
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- 本の長さ225ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2004/12/21
- ISBN-104004309247
- ISBN-13978-4004309246
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商品の説明
著者からのコメント
環境と経済の両立目指す新しい実験
地球の限界があらわになった今世紀の日本は、政府の政策づくり、地域おこし、企業活動、市民生活などのあらゆる分野で、環境保全、破壊された自然の再生、省エネ、省資源、環境負荷の低減などに積極的に取り組み、持続可能な経済社会を構築していかなければなりません。すでに環境と経済の両立を目指す新しい実験が日本列島のあちこちで生まれています。21世紀の主役である地域社会、環境経営に意欲的に取り組む企業、地球益を行動原理に置く環境NGO、NPOがゆるやかなコラボレーションを組むことで日本は変わってきました。日本経済を環境再生というキーワードで紡ぎ直すルポを通して、明日の日本社会の最新の姿を描いてみました。
著者について
1964年、慶応義塾大学経済学部卒。日本経済新聞社に入社。主として財政金融政策などマクロ政策を担当してきたが、ロンドン支局長、日経ビジネス編集長などを歴任後、89年に科学技術部長に就任し、地球環境問題の深刻さに衝撃を受け、環境問題の研究に乗り出す。論説委員会に転籍後、95年元旦から合計31回に及ぶ連載社説「環境の世紀への提案」のデスクを担当、環境経営の重要性を強調し、産業界に大きな影響を与える。国連大学が提唱したゼロエミッション運動の推進者の一人として活躍、2001年4月に第1回ゼロエミッション賞を受賞した。また、97年1月に経済人の環境NGO、「環境を考える経済人の会21、略称B-LIFE21」を立ち上げ、経済人と環境NGO/NPOとの交流を促進する一方、慶応義塾大学SFC、立命館大学、早稲田大学、千葉商科大学などの大学に環境講座を開設し、経営者と学生との直接対話に道を開くなど独自の立場から実践活動を続けている。
ワールドウオッチ研究所のレスター・ブラウン氏、ファクター10の提唱者、シュミット・ブレーク氏、ナチュラル・ステップのカール・ヘンリク・ロベール氏など世界的な環境リーダーとの交流も深い。
2000年4月から千葉商科大学政策情報学部教授。現在、中央環境審議会委員、全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)運営委員会議長、国連大学ゼロエミッションフォーラム理事、環境を考える経済人の会21事務局長などを兼任
ワールドウオッチ研究所のレスター・ブラウン氏、ファクター10の提唱者、シュミット・ブレーク氏、ナチュラル・ステップのカール・ヘンリク・ロベール氏など世界的な環境リーダーとの交流も深い。
2000年4月から千葉商科大学政策情報学部教授。現在、中央環境審議会委員、全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)運営委員会議長、国連大学ゼロエミッションフォーラム理事、環境を考える経済人の会21事務局長などを兼任
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2004/12/21)
- 発売日 : 2004/12/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 225ページ
- ISBN-10 : 4004309247
- ISBN-13 : 978-4004309246
- Amazon 売れ筋ランキング: - 229,954位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 66位日本の経済事情(一般)関連書籍
- - 133位企業再生・倒産
- - 332位都市開発・都市問題 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年12月29日に日本でレビュー済み
ここ数年にわたり、異常気象が世界各地で発生しています。これは、私達にとっても無関係なことではありません。
自然災害は、これまで「無限で劣化しない地球」と考え経済システムを構築してきてしまった私達人間のせいなのです。この本の著者である三橋規宏先生もおしゃっているように、約500万年の人類史のなかで、現代に生きる私達は歴史上初めて「地球の限界」に遭遇した人類世代といえるのです。
そこで、環境と経済の両立を目指して、新しい社会づくりへの挑戦が日本の各地で行われています。その成功事例が、詳しく書かれています。
特に注目をしていただきたいのが、「環境と経営の両立」で利益を上げている企業の取り組みだけではなく、循環型社会を目指す地域社会や環境NGO、NPOの草の根の活動が環境再生に大きな役割を担っていることが書かれています。
その活動を読み、私自身も元気をもらいました。
この本は、環境問題の深刻さと、その環境対策は私達1人1人の意識の持ち方が大切なことを教えてくれる必読の1冊です。
自然災害は、これまで「無限で劣化しない地球」と考え経済システムを構築してきてしまった私達人間のせいなのです。この本の著者である三橋規宏先生もおしゃっているように、約500万年の人類史のなかで、現代に生きる私達は歴史上初めて「地球の限界」に遭遇した人類世代といえるのです。
そこで、環境と経済の両立を目指して、新しい社会づくりへの挑戦が日本の各地で行われています。その成功事例が、詳しく書かれています。
特に注目をしていただきたいのが、「環境と経営の両立」で利益を上げている企業の取り組みだけではなく、循環型社会を目指す地域社会や環境NGO、NPOの草の根の活動が環境再生に大きな役割を担っていることが書かれています。
その活動を読み、私自身も元気をもらいました。
この本は、環境問題の深刻さと、その環境対策は私達1人1人の意識の持ち方が大切なことを教えてくれる必読の1冊です。
2005年6月6日に日本でレビュー済み
市民団体、企業、自治体は、全国各地で環境再生の取組を具体化させつつあります。
本書で紹介された事例では、旺盛な創造力と実行力と熱意を持った人材が活躍しています。
国土交通省、経済産業省、環境庁、NEDOといった公的機関が支援している事例もありますが、活動の中心は、あくまで現場にあります。
したがって、本書の事例からハコモノは生まれません。
郷土や地球のために何かをしたいという熱意が、環境再生をビジネスとして成立させる原動力になっています。
我々は、このような熱意を無にしてはなりません。優秀な取組を評価するとともに、何もしないところに取組を促すような仕掛けを考えるべきではないでしょうか。
これらの取組が行われている一方で、我が国のCO2排出量は増え続けています。湖の汚れは改善されていませんし、使い捨ての風潮も収まる気配がありません。
本書の売りは環境再生の取組を紹介することですが、もう少し、良い取組を広めるための仕掛けの分析や提案に紙面を割いてもよいのでは、と思いました。
本書で紹介された事例では、旺盛な創造力と実行力と熱意を持った人材が活躍しています。
国土交通省、経済産業省、環境庁、NEDOといった公的機関が支援している事例もありますが、活動の中心は、あくまで現場にあります。
したがって、本書の事例からハコモノは生まれません。
郷土や地球のために何かをしたいという熱意が、環境再生をビジネスとして成立させる原動力になっています。
我々は、このような熱意を無にしてはなりません。優秀な取組を評価するとともに、何もしないところに取組を促すような仕掛けを考えるべきではないでしょうか。
これらの取組が行われている一方で、我が国のCO2排出量は増え続けています。湖の汚れは改善されていませんし、使い捨ての風潮も収まる気配がありません。
本書の売りは環境再生の取組を紹介することですが、もう少し、良い取組を広めるための仕掛けの分析や提案に紙面を割いてもよいのでは、と思いました。
2005年5月3日に日本でレビュー済み
~環境と経済の両立、この目標を説く理論と好循環の実例をお手元にどうぞ!
環境政策を学んでいる身としては、「いつまでたっても大衆の関心は環境に向かないのでは?』と感じることもありますが、99対1の原則(本書の最後に書かれている変化の法則)を実現することができればよい、と視界が開けました。
「がんばっている日本を世界はまだ知らない」枝廣淳~~子+JFS
「自然エネルギー市場」飯田哲也編
と合わせて、今後、目が離せなくなる環境市場の解説書でしょう。~
環境政策を学んでいる身としては、「いつまでたっても大衆の関心は環境に向かないのでは?』と感じることもありますが、99対1の原則(本書の最後に書かれている変化の法則)を実現することができればよい、と視界が開けました。
「がんばっている日本を世界はまだ知らない」枝廣淳~~子+JFS
「自然エネルギー市場」飯田哲也編
と合わせて、今後、目が離せなくなる環境市場の解説書でしょう。~
2005年1月15日に日本でレビュー済み
副題に、「市民・企業・自治体の挑戦」とあるように、循環型社会の構築を目指して、企業、自治体、そして環境NGO、NPOの草の根の活動とのコラボレーションによってプロジェクトが運営されている事例が紹介されています。
この草の根活動が、地域ぐるみの環境再生事業を展開していくうえで大きな役割を果してます。特に、キーパーソンとなる人物が必ずいて、プロジェクトの成否に強い影響を与えていることが良くわかります。言い出しっぺの熱意が、プロジェクト推進の原動力となっているという姿が浮き彫りにされています。
経済界ではまだまだ環境と経済の両立が難しいという認識が強いようですが、こうした事例をひとりでも多くの人に知っていただき、ビジネスの中に「環境」を積極的に取り込んでほしいと思います。環境立国を目指してがんばっている人に是非とも読んでいただきたいお勧めの一冊です。
この草の根活動が、地域ぐるみの環境再生事業を展開していくうえで大きな役割を果してます。特に、キーパーソンとなる人物が必ずいて、プロジェクトの成否に強い影響を与えていることが良くわかります。言い出しっぺの熱意が、プロジェクト推進の原動力となっているという姿が浮き彫りにされています。
経済界ではまだまだ環境と経済の両立が難しいという認識が強いようですが、こうした事例をひとりでも多くの人に知っていただき、ビジネスの中に「環境」を積極的に取り込んでほしいと思います。環境立国を目指してがんばっている人に是非とも読んでいただきたいお勧めの一冊です。
2005年1月7日に日本でレビュー済み
環境再生と日本経済を如何に両立できるか、疑問をお持ちの方なら、本書がお薦めです。将来会社を作るという夢を持ち続けている私にとっては、なんだかこの本を読んだ後、新しい環境ビジネスが出来るネタが見えたように気がします。私と同じく起業したい、環境ビジネスをはじめようと思う人たちにとっては、きっと「環境再生と日本経済」から新しいアイディアが生まれるかと思います。チャンスを見逃さないでください。ぜひこの本を読んでみてください。
経済成長期からバブルが弾けた後の成熟社会には、フローを重視するよりむしろ既存のストックを重視する循環型社会へを目指すべきのではないかと主張され、また著者の独自の考え方である自然満足度線等もぜひ一読してみてください。きっと皆さんにとって、期待以上の満足度を与えてくれると思います。
経済成長期からバブルが弾けた後の成熟社会には、フローを重視するよりむしろ既存のストックを重視する循環型社会へを目指すべきのではないかと主張され、また著者の独自の考え方である自然満足度線等もぜひ一読してみてください。きっと皆さんにとって、期待以上の満足度を与えてくれると思います。
2005年1月31日に日本でレビュー済み
環境問題はいろいろなことが原因で、解決するには一つの手立てでは解決できいない。だから、まずは自分から何らかの環境に対する目を持たなければならないと感じた。
環境配慮のために努力する人々の活動がこの本には多く紹介されています。自分が知らない地域での活動、企業の苦悩、モノを大切にすること、周りが変わるの待つのではなく、まずは自分から変わっていくことが環境にやさしいことなのではないかとこの本を読んで学びました。
環境配慮のために努力する人々の活動がこの本には多く紹介されています。自分が知らない地域での活動、企業の苦悩、モノを大切にすること、周りが変わるの待つのではなく、まずは自分から変わっていくことが環境にやさしいことなのではないかとこの本を読んで学びました。
2005年5月7日に日本でレビュー済み
今回、知人から頂いてこの本を読んでみたのですが、環境について詳しく知らない私でも、色々なケーススタディーを通して環境について身近なことから知ることができました。本書は副題にもあるように、市民、企業、自治体の環境についての取り組みが書かれています。初めは、消費者や市民である目線から、次に企業や自治体からの目線、そして最後にグローバルな視点をもって、環境のことを書いてあります。
総じていえるのは、本書を書かれている三橋規宏氏の文才から滲みでる説得性とそれを裏付ける取材から勝ち得た詳細な数々の実例をみることができます。そして、その実例を追体験した感覚を得られる数少ない環境の本であるといえます。環境に興味のない方でも飽きずに完読できる著書だと思うので、みなさんぜひ読んで見てください!
総じていえるのは、本書を書かれている三橋規宏氏の文才から滲みでる説得性とそれを裏付ける取材から勝ち得た詳細な数々の実例をみることができます。そして、その実例を追体験した感覚を得られる数少ない環境の本であるといえます。環境に興味のない方でも飽きずに完読できる著書だと思うので、みなさんぜひ読んで見てください!