グレート東郷という人は、「卑劣なジャップ」という試合スタイルですごい数の観客を動員したと知りました。超大物悪役レスラーの出自を追って話はすすみ、社会に実在する不公正を間接的に描いている好著だと思いました。
子供のころに聞いた「レフェリー おきー しきなー」というアナウンスを思い出し、懐かしく思いました。
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悪役レスラーは笑う: 「卑劣なジャップ」グレート東郷 (岩波新書 新赤版 982) 新書 – 2005/11/18
森 達也
(著)
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- 本の長さ247ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2005/11/18
- ISBN-104004309824
- ISBN-13978-4004309826
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
第2次大戦直後のアメリカ・プロレス界にて、「卑劣なジャップ」を演じて巨万の富を稼いだ伝説の悪役レスラー、グレート東郷。さまざまな資料や証言から浮かび上がるその男の素顔は、現代に何を問いかけるのか-。
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2005/11/18)
- 発売日 : 2005/11/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 247ページ
- ISBN-10 : 4004309824
- ISBN-13 : 978-4004309826
- Amazon 売れ筋ランキング: - 535,624位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,308位岩波新書
- - 15,107位スポーツ (本)
- - 46,117位エンターテイメント (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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広島県生まれ。映画監督、作家。1998年にドキュメンタリー映画『A』を発表。2001年、続編の『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『極私的メディア論』(ISBN-10:4904795075)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年12月31日に日本でレビュー済み
亡くなる少し前にグレート草津氏にインタビューしているのは貴重。
ただ、この方の書籍に共通しているのだが、主題ついて自身の取材力の無さを無理やり「深い謎」と結論付けているるようにしか思えない。
氏が行ったインタビューでは「知らない」と答える人がほとんどであり、そもそも選定を誤っているとしか思えないのだが。もっとしっかり組織立って調査すればすぐわかる話ではないか?
ただ、この方の書籍に共通しているのだが、主題ついて自身の取材力の無さを無理やり「深い謎」と結論付けているるようにしか思えない。
氏が行ったインタビューでは「知らない」と答える人がほとんどであり、そもそも選定を誤っているとしか思えないのだが。もっとしっかり組織立って調査すればすぐわかる話ではないか?
2006年4月4日に日本でレビュー済み
取り上げている題材は悪くないと思う。
様々な人間模様は十分に興味を引くものだ。
しかし、筆者が決定的に駄目。
やたらと感傷的で練れて居ない文体に、
古臭い左翼思想を混ぜ込んだ文章は、
読んでいるうちにストレスがたまってくることうけあい。
もっと力量のあるライターに扱って欲しい題材だった。
様々な人間模様は十分に興味を引くものだ。
しかし、筆者が決定的に駄目。
やたらと感傷的で練れて居ない文体に、
古臭い左翼思想を混ぜ込んだ文章は、
読んでいるうちにストレスがたまってくることうけあい。
もっと力量のあるライターに扱って欲しい題材だった。
2006年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦後アメリカと日本で活躍した日系ヒールプロレスラー,グレート東郷のルポタージュです。
力道山との交流を線に
「隠された出自(ナショナリティ)とナショナリズム」を論じてゆくのですが,
仕事が甘すぎる気がしました。
グレート東郷の資料があまりに出てこなかったことに,
大変だったのですねとは思うのですが,
出自と行動を結びつけて論じるのでしたら,生い立ちが不確定的だとあまりにも仮想的な話になってしまいます。
それを強引に現在の日本で強まっていると感じられるナショナリズムへの警鐘へとつなげるので,
核がぬけた議論になっていると感じられます。
もう少しアメリカでの取材を深めてからでなければ発表してはいけない本だったのではないでしょうか。
著者のプロレスの見方に賛同するものであるだけに残念でなりません。
力道山との交流を線に
「隠された出自(ナショナリティ)とナショナリズム」を論じてゆくのですが,
仕事が甘すぎる気がしました。
グレート東郷の資料があまりに出てこなかったことに,
大変だったのですねとは思うのですが,
出自と行動を結びつけて論じるのでしたら,生い立ちが不確定的だとあまりにも仮想的な話になってしまいます。
それを強引に現在の日本で強まっていると感じられるナショナリズムへの警鐘へとつなげるので,
核がぬけた議論になっていると感じられます。
もう少しアメリカでの取材を深めてからでなければ発表してはいけない本だったのではないでしょうか。
著者のプロレスの見方に賛同するものであるだけに残念でなりません。
2006年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、面白い。著者や岩波書店の意図がよじれたナショナリズムとプロレスの「活字ドキュメント」であろうとなかろうと取り敢えず置いとく。だってそんな構図は旧来のプロレス・ファンなら新しくないから。その背景に潜む人間模様にファンの触覚は反応してしまうのだ。かつて門茂男の「ザ・プロレス365」が著者の意図とは別に大木金太郎や力道山の「切ない人生」を浮き彫りにしたように、流智美がプロレス・エセーで「エスニック・ギミック虚実」をベースにレスラー「自身」を浮き彫りにしたように。著者の本意ではないだろうが、読後私的には、久しぶりに新しい「プロレス・ライター」に出会ったような気がした。グレート・東郷の話もいい、力道山の話もいい、週ファイの井上編集長に著者が振られた話もいい、しかし、やはり何と言っても、グレート草津と著者の「酒」を挟んでのインタビューがすごく「いい感じ」で最高だ。グレート草津は著者に「もう帰るのか」と寂しい視線を送った。私は著者に「もうおしまいなの?」といいたい。著者にはプロレス本をもっと書いてもらいたいと思う。
2009年4月26日に日本でレビュー済み
「グレート東郷」を知らない人が読んでもあんまりピンと来ないと思う。だからレビューの評価が分かれてしまう。小学校3年から4年の時にブラッシーと一緒に来た。よく覚えている。そのときの印象が強くて今でも気にしていた人物です。力道山がプロレスを日本に定着させる仕掛けをいろいろ模索している過程で貢献した人物であることが分かります。はっきり言って昭和30年代のことが実感できる人(まあつまり今の50歳代後半)でないとこの本はよく分からないと思う。僕にはすごく面白かった本です。力道山が刺されたときのスポーツ新聞まだ置いてあるくらいの当時のプロレスのファンでしたから。著者(もともとどのようなお方かも知らないので)の思想的な部分なんて全く気がつかないくらい昔話が面白くてあっという間に読んでしまいました。真面目に論評すれば、ナショナリズムや児玉誉志夫ややくざや八百長とかの話は正直どうでもいい話だと思っている。そんなこと昔から分かりきっている話で今更何を書きたいのか?そんなことは無視して読んでしまうくらい「グレート東郷」という人物に興味津々であった。さらにグレート草津さんもいい味出てましたよね。お酒好きだったのは有名でしたけど。インタビューのシーンが一番楽しい。バックドロップで起きれないのは不思議だとその時思ったのも確かです。
2009年4月13日に日本でレビュー済み
森達也氏と岩波新書。
この不思議な取り合わせに思わず手を伸ばしてみた。
10数年前はテレビでよくプロレス観戦をしたが、今は全く見ていないし、
グレート東郷というレスラーはもちろん知らない。
ただ、あっという間に本書を読んでしまったのも事実である。
力道山やジャイアント馬場らの戦後を代表するレスラーとその人間模様や関係性は
それなりに面白く読めるし、グレート東郷という人の人間的な魅力もあるのだろう。
しかし、本書の裏(?)のテーマであるナショナリズムについては、力道山や大山
倍達らの国籍やグレート東郷の出自についてに拘泥するばかりで、よく分からない
としか言いようがない。いつもの森節である。
(少なくともナショナリズムが論じられているようには思えない。)
結論としては、読み物としてつまらなくもないが、ナショナリズムだの何だのという
大上段に構えた内容にはかなり物足りないと印象である。
この不思議な取り合わせに思わず手を伸ばしてみた。
10数年前はテレビでよくプロレス観戦をしたが、今は全く見ていないし、
グレート東郷というレスラーはもちろん知らない。
ただ、あっという間に本書を読んでしまったのも事実である。
力道山やジャイアント馬場らの戦後を代表するレスラーとその人間模様や関係性は
それなりに面白く読めるし、グレート東郷という人の人間的な魅力もあるのだろう。
しかし、本書の裏(?)のテーマであるナショナリズムについては、力道山や大山
倍達らの国籍やグレート東郷の出自についてに拘泥するばかりで、よく分からない
としか言いようがない。いつもの森節である。
(少なくともナショナリズムが論じられているようには思えない。)
結論としては、読み物としてつまらなくもないが、ナショナリズムだの何だのという
大上段に構えた内容にはかなり物足りないと印象である。
2009年1月10日に日本でレビュー済み
ロスで東郷が若手時代の馬場の頭を下駄で殴ったのは事実で、ブラッシーやデストロイヤーの自伝にもこのことは触れられており、彼ら外国人レスラーが東郷の暴挙を止めに入ったと記されている。著者はあえてそれらの自伝の記述を一切無視し、反馬場派の人間の証言ばかり集めて東郷の見方をしている。デマゴギーというものがこうやって作られるという見本である。