入門書にしては高度。
会社法「入門」と書いてあるのは詐欺的。
もっと分かりやすい入門書はたくさんある。
実際、会社法の成立背景・会社法の展望などは分かりやすく書かれているが、
入門書を名乗るには言葉足らずである部分が多すぎる。
なぜこのような悪本ができたのか。
原因は対象に無理やり初心者・非実務家を加えたからだと思う。
ある程度実務で旧会社法(改正前商法)に触れていたような人にとって
この本は良書であっただろう。しかし、そうでない人にとっては
残念ながら良書とはまずいえない。
おそらく、もともとこの本の当初の対象はある程度社会に
精通している社会人であり、そこに初心者の視点を加えたのであろう。その結果がこの本である。そのため、初心者にはわかりにくい部分が多い。
それでは、なぜ「入門」と言って売り出したのか。
理由は簡単。会社法という真新しさによる流行を利用して
幅広く売ろうと考えたからである。裏には商業主義が透けて見える。
他に読んでいて気になったのが文章の書き方が下手だということ。
助詞の使い方などもさることながら、文自体が冗長で言いたいことが
まとまっているとはいいがたい。文意は分からないでもないが、
非常に気になる点である。それが入門書としての評価をさらに
下げている原因のひとつであると思う。
真剣に読むのは1章と5章だけで十分。
あとはある程度知識がある人だけ読むことをお勧めする。
この本を読んでむやみやたらに混乱する必要はない。
入門書としてみたら☆1つ、変更点や成立背景を書いた本として
みたら☆5つ、平均して☆3つ。
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会社法入門 (岩波新書 新赤版 1005) 新書 – 2006/4/20
神田 秀樹
(著)
ダブルポイント 詳細
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- ISBN-104004310059
- ISBN-13978-4004310051
- 出版社岩波書店
- 発売日2006/4/20
- 言語日本語
- 本の長さ214ページ
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2006/4/20)
- 発売日 : 2006/4/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 214ページ
- ISBN-10 : 4004310059
- ISBN-13 : 978-4004310051
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,117,405位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
会社法は膨大な法律ですが、一般常識的に知りたい人向けの本です。詳しいことを知りたい人はもっと専門書が必要です。
2014年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あくまで入門です。
いきなり分厚いのも心が折れるのでほどほどに調度良く
これからという方にはぜひ
いきなり分厚いのも心が折れるのでほどほどに調度良く
これからという方にはぜひ
2010年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ちょっと 面白くもなく
役にも立たずあまり読まなかった。
安さは認めるが
いまいちだ。
役にも立たずあまり読まなかった。
安さは認めるが
いまいちだ。
2007年11月17日に日本でレビュー済み
興味本位で、どんなもんなのか?ということで買いました。
入門って書いてあるから買ったのに、内容はある程度専門知識がないとよくわからないと思います。
ただ、知識がある人は読めると思いますが、そういう人は入門書は要らないでしょう?
入門って書いてあるから買ったのに、内容はある程度専門知識がないとよくわからないと思います。
ただ、知識がある人は読めると思いますが、そういう人は入門書は要らないでしょう?
2009年2月19日に日本でレビュー済み
法学部の学生や資格試験受験生は弘文堂の神田教授のテキストを読まれたほうがいいと思います。もちろん、まだ商法・会社法の授業を受けておられない学部1年生・2年生が準備段階に読むのにはむしろ最適のレベルの新書といえます。
この本は、あくまで啓蒙的な入門書。読者対象は法学部出身者以外の社会人。神田先生はあえて細かい会社法の条文をオミットして、速く会社法の全体像をつかんでもらおうと書いておられるのでしょう。182頁以下のライブドア事件に関する記述などを読むと、会社法の細かい概説的知識を読者に与えようとしているのではなく、考えるきっかけを与えたいというのがわかられると思います。よくこれだけのものを新書の200頁に纏められたと思います。この種の新書にしては珍しく図解もところどころ入れてあります(56頁・57頁)。
この本は、あくまで啓蒙的な入門書。読者対象は法学部出身者以外の社会人。神田先生はあえて細かい会社法の条文をオミットして、速く会社法の全体像をつかんでもらおうと書いておられるのでしょう。182頁以下のライブドア事件に関する記述などを読むと、会社法の細かい概説的知識を読者に与えようとしているのではなく、考えるきっかけを与えたいというのがわかられると思います。よくこれだけのものを新書の200頁に纏められたと思います。この種の新書にしては珍しく図解もところどころ入れてあります(56頁・57頁)。
2009年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゼミでやっているコーポレートファイナンスとか企業買収とかで必要となる前提知識を補完するために、ということで先生が推薦していた本。
構成としては第一章でどのような経緯、社会の要請があって会社法という法律ができたのかを説明し、その後の三章で会社法の外観をなぞって、最後に会社法のこれからの展望を記して終わりという流れ。
知識そのもの(監査役設置会社とか委員会設置会社とか単純な知識)は少し勉強した人なら大体は知っているというレベルだと思う。200ページほどの本なのでそこまで突っ込んだ内容になっていない。
ただ、現行法がどうなっているかを述べるというよりは、ある問題に対して論点を整理して、その上でどのようなルールが考えられるかを考えていき、最後に現行法ではこうなってます、というパターンが多い。法学を勉強したことはないのでこういうアプローチはなるほどなぁと思う反面、分かったから結論を早く教えてくれよ、と思うこともあった。ただこれは読者が求めるものによって違うので何とも言えない。
構成としては第一章でどのような経緯、社会の要請があって会社法という法律ができたのかを説明し、その後の三章で会社法の外観をなぞって、最後に会社法のこれからの展望を記して終わりという流れ。
知識そのもの(監査役設置会社とか委員会設置会社とか単純な知識)は少し勉強した人なら大体は知っているというレベルだと思う。200ページほどの本なのでそこまで突っ込んだ内容になっていない。
ただ、現行法がどうなっているかを述べるというよりは、ある問題に対して論点を整理して、その上でどのようなルールが考えられるかを考えていき、最後に現行法ではこうなってます、というパターンが多い。法学を勉強したことはないのでこういうアプローチはなるほどなぁと思う反面、分かったから結論を早く教えてくれよ、と思うこともあった。ただこれは読者が求めるものによって違うので何とも言えない。
2006年9月1日に日本でレビュー済み
会社法が大きく変わった。商法学者も冗弁になり、率直な発言をするようになった。そして、自分の商法の知識は過去のものになった(がっくり)。
それにしても、会社法の世界も民主的公正を求めるだけでなく、国際競争力を意識するようになったというのが、画期的だと思う。以前、日本のマスコミは、単純な正義論ばかり垂れ流しているが、保守的な法学者すら潮流は変わっているのだ。
これから読む人へのインフォメーションとしては、第1章と第5章は若干時事評論的、第2章〜第4章は若干教科書的です。そういう気持ちで読みましょう。
それにしても、会社法の世界も民主的公正を求めるだけでなく、国際競争力を意識するようになったというのが、画期的だと思う。以前、日本のマスコミは、単純な正義論ばかり垂れ流しているが、保守的な法学者すら潮流は変わっているのだ。
これから読む人へのインフォメーションとしては、第1章と第5章は若干時事評論的、第2章〜第4章は若干教科書的です。そういう気持ちで読みましょう。