ドイツ史10講と同じ思想で書かれた歴史書で、同書のあとがきには「学問的水準を守りつつ、それぞれの国の国家と社会の発展のありようを十回でコンパクトに語る」と述べられていて、元々フランス史10講の著者、柴田三千雄氏の発案だということです。同署のあとがきに「わざわざ10講と限定している狙いは、なるべくテーマ性をもった章を設定し、それを連ねた鎖によって、特徴をもったフランス史像を浮かび上がらせることにある」と述べられている通り、その狙いが見事に表現されていると感じました。もう1冊の「イギリス史10講」も読んでみたいと思っています。
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