「民主主義は戦後に与えられた」みたいなことがまことしやかに教えられているが、しっかりと民麩主義の下地は昔からあった。著者は、敗戦がそのきっかけにすぎないという立場である。
実際その通りで、明治憲法以降その努力は続けられてきた。低い評価の人たちは、江戸期の庄屋選挙のようなことがあったことを知らないのだろう。典型的なGHQのプロパガンダに毒されていると思う。
ここでは改革とあるが、日本の農村の社会構造を根底から破壊することが目的であったので、到底改革というにはほど遠いものであり、日本の抵抗が興味深い。
岩波から出ている本としては、きちんとした歴史本である
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占領と改革: シリーズ 日本近現代史 7 (岩波新書 新赤版 1048 シリーズ日本近現代史 7) 新書 – 2008/1/22
雨宮 昭一
(著)
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- ISBN-104004310482
- ISBN-13978-4004310488
- 出版社岩波書店
- 発売日2008/1/22
- 言語日本語
- 本の長さ272ページ
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2008/1/22)
- 発売日 : 2008/1/22
- 言語 : 日本語
- 新書 : 272ページ
- ISBN-10 : 4004310482
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2018年7月10日に日本でレビュー済み
1945年の敗戦から55年体制の始まるまでの10年間。ここまでの7巻の中で、自分の中の歴史認識との違いがもっとも大きいのがこの10年間だった。学校では年度末で尻切れトンボの授業でお茶を濁される部分。
まず、目からうろこは、戦時体制以前はかなり不平等な社会だったということ。貧富の差が激しかった。その不平等社会が是正されたのは戦時体制のおかげということ。総力戦体制によって社会関係の平等化、近代化、現代化が進行した・・・と。わたしにはそれまでの不平等社会への認識が足りなかった・・・というか本当か?結果論?
この自由派(資本家層)と平等派(軍部→社会主義・共産主義)のせめぎあいは戦後も続く・・・と、ちょっと戦時総力戦体制を持ち上げすぎのような。
もうひとつは、「無条件降伏サクセスストーリー」。戦争の後に講和ではなく無条件降伏させて、勝者がまるで育ての親のように敗者の新国家建設を指導する、それが一見、すごくうまく行ったように見えたのが日本の占領。本当は日本人がストーリーにのっかるという前提があってこそのサクセスであったのに、アメリカは、このあと、ベトナムや中東で違う前提条件のなかで「無条件降伏サクセスストーリー」をもとめては失敗する。
「無条件降伏サクセスストーリー」は日本国内的には、独立した国としての戦争の精算をさせない結果になってしまった。このため永続敗戦論みたいな話になっている。
まず、目からうろこは、戦時体制以前はかなり不平等な社会だったということ。貧富の差が激しかった。その不平等社会が是正されたのは戦時体制のおかげということ。総力戦体制によって社会関係の平等化、近代化、現代化が進行した・・・と。わたしにはそれまでの不平等社会への認識が足りなかった・・・というか本当か?結果論?
この自由派(資本家層)と平等派(軍部→社会主義・共産主義)のせめぎあいは戦後も続く・・・と、ちょっと戦時総力戦体制を持ち上げすぎのような。
もうひとつは、「無条件降伏サクセスストーリー」。戦争の後に講和ではなく無条件降伏させて、勝者がまるで育ての親のように敗者の新国家建設を指導する、それが一見、すごくうまく行ったように見えたのが日本の占領。本当は日本人がストーリーにのっかるという前提があってこそのサクセスであったのに、アメリカは、このあと、ベトナムや中東で違う前提条件のなかで「無条件降伏サクセスストーリー」をもとめては失敗する。
「無条件降伏サクセスストーリー」は日本国内的には、独立した国としての戦争の精算をさせない結果になってしまった。このため永続敗戦論みたいな話になっている。
2016年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦後の社会改革(新憲法の制定、婦人参政権、教育の民主化等)は、
占領という外圧によってもたらされた僥倖、という言説に懐疑的な検証を試みる。
まず終戦末期の政治体制を、総力戦体制と構成しなおして、当時の体制をめぐる政治潮流を4つ(①国防国家派-東條英樹、岸信介 ②社会国民主義派-風見章、麻生久 ③自由主義派-浜口雄幸、鳩山一郎 ④反動派-真崎甚三郎)に区分けする。
戦後の占領期から改革期に跨る政治潮流の原点が、日本史と寸断された外圧によってもたらされたものではなく、
戦前に源流を持つという指摘は、当たり前と言えば当たり前だが、そのつながりは茫漠として見えにくい。
私のように歴史に疎い者が、戦前から戦後の政治潮流を整理する上では、とてもわかりやすいカテゴライズだと思った。
幣原喜重郎、片山哲、吉田茂、芦田均等、終戦後に活躍した政治家についての詳説は少ない分、
それぞれが政治潮流の中で果たしてきた役割がコンパクトにまとめられている。
終戦前後の日本のかじ取りは、様々な勢力が拮抗してランダムな動きを見せるだけに、
一筋縄の理解では追いつかないことを改めて思い知った。
本書ですっきりとはいかないが、終戦から現在を俯瞰する上では、初心者にもよい手引きになると思われる。
占領という外圧によってもたらされた僥倖、という言説に懐疑的な検証を試みる。
まず終戦末期の政治体制を、総力戦体制と構成しなおして、当時の体制をめぐる政治潮流を4つ(①国防国家派-東條英樹、岸信介 ②社会国民主義派-風見章、麻生久 ③自由主義派-浜口雄幸、鳩山一郎 ④反動派-真崎甚三郎)に区分けする。
戦後の占領期から改革期に跨る政治潮流の原点が、日本史と寸断された外圧によってもたらされたものではなく、
戦前に源流を持つという指摘は、当たり前と言えば当たり前だが、そのつながりは茫漠として見えにくい。
私のように歴史に疎い者が、戦前から戦後の政治潮流を整理する上では、とてもわかりやすいカテゴライズだと思った。
幣原喜重郎、片山哲、吉田茂、芦田均等、終戦後に活躍した政治家についての詳説は少ない分、
それぞれが政治潮流の中で果たしてきた役割がコンパクトにまとめられている。
終戦前後の日本のかじ取りは、様々な勢力が拮抗してランダムな動きを見せるだけに、
一筋縄の理解では追いつかないことを改めて思い知った。
本書ですっきりとはいかないが、終戦から現在を俯瞰する上では、初心者にもよい手引きになると思われる。
2022年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
占領軍がいなくても…GHQの指示がなくても…気持ちはわかるけどね、占領されてGHQがあったからトントン進んだわけで。
…ではないか。…がありうる。…あろう。
このシリーズの読者のレベルを低く見過ぎでいると感じます。
…ではないか。…がありうる。…あろう。
このシリーズの読者のレベルを低く見過ぎでいると感じます。
2012年6月9日に日本でレビュー済み
戦後の占領時期について主に政治的背景を中心に書かれている。
前半は筆者の歴史的考察について述べられており非常に専門的であると感じた。
読む前に時代的背景をしっかりと抑えておかなにと読み進めるのは厳しいと感じた。
ただ後半は戦後から講和までの概要について書かれており読みやすくなっていた。
戦後を深く知るときに読む本だと感じた。
前半は筆者の歴史的考察について述べられており非常に専門的であると感じた。
読む前に時代的背景をしっかりと抑えておかなにと読み進めるのは厳しいと感じた。
ただ後半は戦後から講和までの概要について書かれており読みやすくなっていた。
戦後を深く知るときに読む本だと感じた。
2008年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の主張は、「現在日本の骨格となっている一連の戦後改革は占領政策によるものとされているが、改革の原点は戦前の日本社会から継承したものの中にあったので、占領が無くても改革は行われた」となっているが、その主張は事後からのレトリック的考察に過ぎず、与することは出来ない。
成程、萌芽はあったのだが、徹底的に弾圧を受け瀕死の状態で育つことは恐らくあり得なかったと推断する。
敗戦後であっても、国会は軍部に懐柔された大政翼賛会に牛耳られたままの状態で、連合国総司令部(GHQ)の強引な「公職追放」実施無しには、それらに属する議員が当選多数を占めて、一切の改革はなし得なかったと思われるからだ。
しかし、著者の次の分析・予測は傾聴に値する。
戦後体制は、国際的には戦勝国によるポツダム体制・サンフランシスコ冷戦体制、政治的には1955年の自民2/3・社会党1/3体制、経済的には民需中心の日本的経営体制、法的には日本国憲法体制からなる体制である。
そして今、この体制が高度経済成長を経て揺らぎ、次の体制へ移行する処であろう。
このまま放置すれば、その方向に行く体制をパート1、選択する体制をパート2と考えると、パート1は国際的にはアメリカ中心堅持、経済的には新自由主義、法的には憲法改正、社会的には市場主義の体制となろう。
パート2は国際的には国家主権の相互制限、アジアにおける安全共同体、経済では非営利・非政府の協同主義と市場主義の混合体、社会的には個性化・多様化の基づく非営利・非政府領域と連帯の拡大となる。
パート2移行となれば、保守も革新も分解を始めるだろう。
現在与党の自公政権与党もパート1派が勢いを無くし、民主党を核とする野党もパート2を志向しつつ活動していることが窺われる情勢で、現実にも「ねじれ国会」となっている現時点に於いては、過去から将来を見据えると言う観点から一読に値する本と判断したい処です。
成程、萌芽はあったのだが、徹底的に弾圧を受け瀕死の状態で育つことは恐らくあり得なかったと推断する。
敗戦後であっても、国会は軍部に懐柔された大政翼賛会に牛耳られたままの状態で、連合国総司令部(GHQ)の強引な「公職追放」実施無しには、それらに属する議員が当選多数を占めて、一切の改革はなし得なかったと思われるからだ。
しかし、著者の次の分析・予測は傾聴に値する。
戦後体制は、国際的には戦勝国によるポツダム体制・サンフランシスコ冷戦体制、政治的には1955年の自民2/3・社会党1/3体制、経済的には民需中心の日本的経営体制、法的には日本国憲法体制からなる体制である。
そして今、この体制が高度経済成長を経て揺らぎ、次の体制へ移行する処であろう。
このまま放置すれば、その方向に行く体制をパート1、選択する体制をパート2と考えると、パート1は国際的にはアメリカ中心堅持、経済的には新自由主義、法的には憲法改正、社会的には市場主義の体制となろう。
パート2は国際的には国家主権の相互制限、アジアにおける安全共同体、経済では非営利・非政府の協同主義と市場主義の混合体、社会的には個性化・多様化の基づく非営利・非政府領域と連帯の拡大となる。
パート2移行となれば、保守も革新も分解を始めるだろう。
現在与党の自公政権与党もパート1派が勢いを無くし、民主党を核とする野党もパート2を志向しつつ活動していることが窺われる情勢で、現実にも「ねじれ国会」となっている現時点に於いては、過去から将来を見据えると言う観点から一読に値する本と判断したい処です。
2009年9月14日に日本でレビュー済み
学校の歴史では、近代、現代をほとんど教えない。
過去の失敗を繰り返さないという意味での歴史の役割が断絶している。
本書は、学校で教えなかった歴史をつなごうという意味で有用だ。
過去の失敗を繰り返さないという意味での歴史の役割が断絶している。
本書は、学校で教えなかった歴史をつなごうという意味で有用だ。
2019年9月23日に日本でレビュー済み
参考になる点もあるが、基本的なこの時代のとらえ方及び見方が私にはおかしいと思われた。敗戦後の米軍の占領と数々の大きな改革は、良かれ悪しかれ、アメリカ・GHQの強力な指導と圧力がなければ、日本が主体的に行うことはできなかったと考える。この事実がかなり軽視されすぎているように思う。もちろん、日本の指導者たちの主体性が全くなかったわけではないが、かなり弱く従属的なものであったことは認めるべきであろう。しかし、それをもってすべて「押しつけ」見做すのも、歴史的評価及び改革の是非の判断としては誤りであろう。