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武田信玄と勝頼: 文書にみる戦国大名の実像 (岩波新書 新赤版 1065) 新書 – 2007/3/20
鴨川 達夫
(著)
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2007/3/20
- ISBN-104004310652
- ISBN-13978-4004310655
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2007/3/20)
- 発売日 : 2007/3/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 216ページ
- ISBN-10 : 4004310652
- ISBN-13 : 978-4004310655
- Amazon 売れ筋ランキング: - 663,392位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第3章まである古文書の読み方のレクチャーが、めんどくさい。第3章はほぼブッとばして読んだのですが、特に問題無かったです。第5章が特におもしろかったです。この本はほぼ第5章だけで成り立ちます。
2013年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は、前半と後半で大きく内容が異なります。
前半は戦国時代の文章の見方、読み方等の詳細な説明が続きます。
大変勉強になるのですが、マニアならともかく戦国ファンレベルの
私には難しかったです。
でも読んで損はなし。資料館を巡る時に役に立つでしょう
後半は、それらの文章から武田のお家事情を読み解きます。
武田は強い。織田は恐れていた等のこれまでの小説とは真逆の
織田を恐れる武田が描かれています。
後半は読みやすく、素直に頭に入ってきました。
上杉と武田が組んで、信長に許しを乞おうとしている件は
新鮮でした。
著者が言う通り、武田の滅亡は勝頼の愚作にあるのではなく
信玄が裏切り徳川を攻撃した時に信長の怒りにふれた時に決定したと
言うのも頷けます。
前半は戦国時代の文章の見方、読み方等の詳細な説明が続きます。
大変勉強になるのですが、マニアならともかく戦国ファンレベルの
私には難しかったです。
でも読んで損はなし。資料館を巡る時に役に立つでしょう
後半は、それらの文章から武田のお家事情を読み解きます。
武田は強い。織田は恐れていた等のこれまでの小説とは真逆の
織田を恐れる武田が描かれています。
後半は読みやすく、素直に頭に入ってきました。
上杉と武田が組んで、信長に許しを乞おうとしている件は
新鮮でした。
著者が言う通り、武田の滅亡は勝頼の愚作にあるのではなく
信玄が裏切り徳川を攻撃した時に信長の怒りにふれた時に決定したと
言うのも頷けます。
2014年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古文書の読み方の問題点について例をあげながら丁寧に述べられています。さらにそこから進んで、元亀2年の信玄の三河侵攻は
無かった・・・といった刺激的な(でも納得しちゃう)説も出てきて絵にも描けないオモシロさ。
無かった・・・といった刺激的な(でも納得しちゃう)説も出てきて絵にも描けないオモシロさ。
2013年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
goodまず、きちんと梱包されて送られてきました。商品の内容も期待どおりで良かったです。今後もアマゾンを信頼して購入したいと思います。
2017年11月10日に日本でレビュー済み
歴史学での史料に基づく実証の手続きを懇切に実地に教えてくれる良書。ここで得られた結論には千鈞の重みがあります。大名の行動の評価には戦略とか深謀などという言葉を安易に使わず、むしろ恨みや憎しみといった衝動的な感情に動かされて大事が起こるものだ、というのも納得させられる。これほどの良書がもう品切れであるとは、出版社の仕事もずいぶんおざなりですな。
2007年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古文書を勉強している人には大変に興味深い内容です。
古文書の内容を深く吟味することが如何に大切かを教えてくれます。
書状の様式に、竪切紙と切紙があること。またこれの使い分け。
同様に朱印と花押の使い分け。
文書には、手紙系と書類系があること。
偽文書の判断方法。
年代の判定のやり方。などなどが説明されています。
また、古文書の読み方についても解説しています。
読み方によっては正反対の解釈をしてしまうことを例を挙げて説明しています。
じっくり読んでいくと、文書の裏側に隠されている内容が読めてくるという、
この説明の件には、わくわくしたものを感じました。
古文書の内容を深く吟味することが如何に大切かを教えてくれます。
書状の様式に、竪切紙と切紙があること。またこれの使い分け。
同様に朱印と花押の使い分け。
文書には、手紙系と書類系があること。
偽文書の判断方法。
年代の判定のやり方。などなどが説明されています。
また、古文書の読み方についても解説しています。
読み方によっては正反対の解釈をしてしまうことを例を挙げて説明しています。
じっくり読んでいくと、文書の裏側に隠されている内容が読めてくるという、
この説明の件には、わくわくしたものを感じました。
2011年9月19日に日本でレビュー済み
他の方が述べているように、歴史を学びたいという方にはとても面白い本です。
ただし、武田信玄のファンには少々厳しい現実が待っているかもしれません。
信玄の「信長に見放されたら自分は滅亡してしまう」という書状はその一例。
まあ史実というのは得てしてそういうものではありますが・・・
ともかくそういった先入観を持たずに、実像に迫りたいという人にお勧めする本です。
ただし、武田信玄のファンには少々厳しい現実が待っているかもしれません。
信玄の「信長に見放されたら自分は滅亡してしまう」という書状はその一例。
まあ史実というのは得てしてそういうものではありますが・・・
ともかくそういった先入観を持たずに、実像に迫りたいという人にお勧めする本です。
2009年10月5日に日本でレビュー済み
『山梨県史』編纂に携わる1962年生まれの日本戦国時代史研究者が、2007年に刊行した本。本書の最初の3章は史料論であり、以下の点が指摘される。第一に、武田家の文書は年紀を伴わない書状と、年紀を伴う証文とに分けられ、後者は義信事件直後の1566年頃を境に変化し、判物と奉書式朱印状とに整理された。第二に、書状の活用には他史料との付き合わせによる年代比定が必要である。第三に、出馬と出陣などの語意の使い分けや、「当」の指示するもの、「ため」の意味、文書上の宛先と文書の利用者が異なる場合の確認など、正確に確認すべき要素が文書解読には多々あり、それを誤ると正確な史実が分からなくなる。第四に、複数存在した右筆が、一定の作法の下に主に文書の作文と執筆を担当した。第五に、龍の朱印は上位の印判で慎重に取り扱われ、晴信朱印は下位の印判で身近に携帯されたらしい。以上の事柄を踏まえると、偽文書や改竄に惑わされずに、以下のような正確な史実を把握できることとなる。第一に信玄は絵画は得意だが、文書を書くのが苦手であったらしいこと、第二に信玄には小心で臆病で執念深いところがあること、第三に義信事件を契機に今川と上杉が接近したことを恨んで、信玄は信長に依存しつつ駿河攻めを行ったこと、第四に1571年の信玄の三河攻めは虚構であり、翌年の西上も反信長陣営の要請によりやむなく信長と敵対しただけであり、天下を狙ったわけではないこと、第五に勝頼は信玄の路線を踏襲したが、長篠合戦で大敗して三河・美濃の拠点を失い、1578年以降上杉・織田との協調路線に転換するが、信長は武田家を許そうとはしなかったこと等である。以上のように、本書ではあくまでも史料からの実証を重んじつつ、恨みのような「ごく単純な人間の感情に基づいて」史実を説明しようとしているが、やはり社会科学的な視点の欠如は私には気になる。