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反貧困: 「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書 新赤版 1124) 新書 – 2008/4/22
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- ISBN-104004311241
- ISBN-13978-4004311249
- 出版社岩波書店
- 発売日2008/4/22
- 言語日本語
- 本の長さ224ページ
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2008/4/22)
- 発売日 : 2008/4/22
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4004311241
- ISBN-13 : 978-4004311249
- Amazon 売れ筋ランキング: - 25,571位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
民主主義を再考し、誰もが尊重される世の中をつくりたい。
1969年東京都生まれ。東京大学法学部卒。2008年末の年越し派遣村村長を経て、2009年から足掛け3年間内閣府参与に就任。内閣官房社会的包摂推進室長、震災ボランティア連携室長など。政策決定の現場に携わったことで、官民協働とともに、日本社会を前に進めるために民主主義の成熟が重要と痛感する。
現在、NHK「ハートネットTV」レギュラーコメンテーター、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」レギュラーコメンテーター、朝日新聞紙面審議委員、日本弁護士連合会市民会議委員。2014年から法政大学教授就任予定(任期付)
講演内容は貧困問題にとどまらず、地域活性化や男女共同参画、人権問題などに渡る。
著書に、『ヒーローを待っていても世界は変わらない』(朝日新聞出版)、第8回大佛次郎論壇賞、第14回平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞した『反貧困』(岩波新書)『岩盤を穿つ』(文藝春秋)、『貧困についてとことん考えてみた』(茂木健一郎と共著、NHK出版)など多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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個人的には著者の本は、自身の非営利活動で取り組んでいる社会課題とも領域が近い事からこれまでにも何冊か読んできましたが、平和・協同ジャーナリスト基金賞大賞、大佛次郎論壇賞の本書は未読だったので、平成の振り返りも含めて今回手にとりました。
『貧困は単に所得の低さというよりも、基本的な潜在能力が奪われた状態と見られなければならない』本書で引用されるノーベル経済学賞のアマルティア・センの言葉ではないが。格差ではなく【貧困こそが問題】であり、憲法25条に定められた【基本的人権が(ちゃんと)守られること】が必要だとの意見、そして、その為にも単なるお金の問題、ましてや【個人の責任】として片付けるのではなく、著者の言うところの"溜め"(選択できる自由)の社会的整備が必要である。との考え方には、10年経って相変わらず個人が追い込まれて、結果的に命を絶つニュースがなくならない。日本の現状を考えて、溜息をつきたくなってしまいました。
また『金持ちの目には貧困が見えないようにできている』というのも今さらながら考えさせられる表現でした。私自身は意識して、民間企業、行政、NPOと越境しながら、それぞれのセクターを実際に見ること。そして交わされる意見に耳を傾ける様には日々しているつもりですが。やはり前提のイメージがちゃんと共有されていなければ、議論しようにも議論にならず。結局として(建前は別にして)各セクターの都合で個別に動いている【=根本的には何も解決していない】ケースは未だに散見される気がしています。そういった意味でも10年前に出された本書は、一つのモノサシとして、またこの国の形を考える上で多くの方に読んでほしいと思いました。
貧困問題に関わる方はもちろん、これから社会にでる若者、生活に苦しさを感じている誰かにオススメ。
生活保護基準以下で暮らす人は、600〜850万人と。
月額9万円とすると、年間100万円。
全員に支給するには、財源として、6〜9兆円必要になる。
働ける人には働いてもらう、という今の政府の方針は、財源のせいでは?
著者は、窓口の担当者批判に陥ってしまっている。
批判するのなら、財源に踏み込むべき/
②なお、把握された不正受給は1.5万人。
受給者数200万人の、1%程度。
「生活保護ゴロはごく一部」という主張は妥当。
③世帯年収1000万円以上の高所得者は、1割以上いる。
彼らの所得税を、現状の33%→45%とするたけで、
5000万世帯 × 1割 × 1000万円 × +12% = 6兆円
十分な財源となり得る。
所得税の累進性の回復を、訴えるべき/
④なおドイツは、単身者は6万ユーロから、所得税率42%を適用している。
低所得層は、単身者は150万円、夫婦で300万円まで、非課税に。
・困っていない人が、困っている人を助ける社会
・夫婦で支え合う社会
⑤著者は、人をパチンコ玉に例えると、落ちてきた玉だけを見てしまっている。
上の釘目を調整すれば、ハズレの玉も、当たりに収まるようになる。
この視点がほしい/
⑥もらい過ぎの人たちを、なぜ批判できないのか?
仕事を干される訳でも、会社をクビになる訳でもあるまい。
ナゾだ。
もしも自分の両親が死んだら?その保険金を性悪な祖父が全て持って行ったら?
自分は今大学生なので、訴えるや他にも様々なアクションをとることができる。
また、その後最悪友達に頼りお金を貸してもらうなどもできる。
しかしその事態がそういったアクションが存在すると知らない小学生時代に起きていたら?
また両親に虐待を受けていて逃げ出したら?
そういった不幸な家庭に生まれた、もしくは不幸の星の下に生まれた人が貧困へと陥っていく、そしてその人の子供がまた貧困へと陥る貧困の連鎖が存在する。
そういった貧困に苦しんでいる人の背景を知らずに自己責任論を振りかざすのは論外。
また、貧困に苦しむ人を調査すると知らないふりができないため財源を割かなければならないと何もしない政府も論外。
もともと社会問題では政府の腰が重いのは常であり、だから今までその問題が解決されていないのである。
つまり最初の切り込みは政府にはもはや任せられず民間で補わなければならない。
そのためには皆が貧困を理解することが大切。
雇用のセーフティネット、社会保険のセーフティネット、公的扶助のセーフティネットから外れると貧困へ。
また1番なるほど、と思ったものを2点挙げる。
・様々なものから排除されて、そして自身に筆者の言う溜めがなくて貧困に至った者は、自分自身をも排除してしまう。つまり生きる気力をなくす。
・真面目に働いていれば食べていけるはず、と考えていないだろうか?
全くもって違う。今の時代、非正規雇用はもちろん、低所得の正規雇用者も貧困になりうる。
また、それだけではなく貧困が非正規雇用の需要を多くし、それに伴い正規雇用の立場も危うくなっている。
この本を読んで感じたことを総括すると、
貧困は他人事ではない。
自分自身も十分になり得るし、貧困は自分自身にも影響を与える。
最後に一言。
貧困は絶対に自己責任じゃない。
闘うためには
闘わなくていい場所ー居場所ーが必要
誰も、弱い者イジメをする子どもを
「強い子」とは思わない
一番嬉しかった思い出?
母親に抱っこしてもらったこと
著者の言うように、セーフティネットが機能していないのは社会構造の欠陥だと思いますが、貧困に苦しむ全ての人を救うことは現実的に困難です。
それを目指す社会が社会主義や共産主義であり、国単位ではうまく行かないないことは歴史が証明しています。実際に日本がかの国のような社会主義の国となれば国全体の貧困化が進み、国家は崩壊するでしょう。
そういう現実を踏まえても、貧困問題は解消してほしいと思っています。少ないですが毎月の寄付を登録しました。
評価が低いのは、視点が局所的であるからです。