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道楽三昧: 遊びつづけて八十年 (岩波新書 新赤版 1199) 新書 – 2009/7/22
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- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2009/7/22
- 寸法10.5 x 1.2 x 17.5 cm
- ISBN-104004311993
- ISBN-13978-4004311997
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2009/7/22)
- 発売日 : 2009/7/22
- 言語 : 日本語
- 新書 : 260ページ
- ISBN-10 : 4004311993
- ISBN-13 : 978-4004311997
- 寸法 : 10.5 x 1.2 x 17.5 cm
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年1月2日に日本でレビュー済み
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英国の精神分析医 D・W・Winnicott 著の「遊ぶことと現実」と本書が、遊びについて、近くであるが、別々の観点からの優れた考察であることに気づいて、感銘しました。
2019年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
虫取りから始まり、ベーゴマ・めんこ・ビー玉から相撲・野球・落語・大道芸・映画・俳句・歌・競馬・飲む打つ買うまで著者の凝り様を対談形式で吐露しています。岩波の「図書」に連載されたものをまとめた一冊です。読み易いことは確かで、対談相手の神崎氏が上手く合いの手を入れるので、小沢氏もいわゆるノッタ状態で面白く喋っています。
ただ、どうにも時として退屈になる。どうしてなのか?要はあまりにも個々のエピソードが羅列状態になってしまっていると感じるのは自分だけでしょうか? 確かに個々の取り上げ方は興味深いのですが、「小沢昭一百景」シリーズに見られた、脱線模様が無い。例えば氏が酒が飲めないのに、無理をして飲んでみたら、空港で外人女性のスカートを捲り上げそうになり、周囲から押さえこまれたというように、具体的に少々過激なまでに著者自身の脱線を述べていない、神崎氏自身がお行儀が良いのも加わり、小沢氏独特のユーモアに溢れた記述が見受けられないと感じるのは、あまりに贅沢な要求でしょうか?
ただ、どうにも時として退屈になる。どうしてなのか?要はあまりにも個々のエピソードが羅列状態になってしまっていると感じるのは自分だけでしょうか? 確かに個々の取り上げ方は興味深いのですが、「小沢昭一百景」シリーズに見られた、脱線模様が無い。例えば氏が酒が飲めないのに、無理をして飲んでみたら、空港で外人女性のスカートを捲り上げそうになり、周囲から押さえこまれたというように、具体的に少々過激なまでに著者自身の脱線を述べていない、神崎氏自身がお行儀が良いのも加わり、小沢氏独特のユーモアに溢れた記述が見受けられないと感じるのは、あまりに贅沢な要求でしょうか?
2013年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
芸能にたいする含蓄の深い役者はいないでしょう。造詣も深い。それをいやみなくサラリと提示できる。得るものは単なる知識以上のものがある。合掌。
2016年12月19日に日本でレビュー済み
聞き手との対談形式で書かれているので読みやすいし、第一この小沢氏に講演や執筆なんて似合わない。彼独特の軽妙な話術のニュアンスを活字化するにはこれしかなかっただろう。
ラジオの長寿番組「小沢昭一的こころ」や映画「エロ事師たち」のイメージが強すぎて、rスケベでやや軽いおじさん役者というイメージがあるが、かの植木等と同様、独特の美学をもち、各方面へと痰教の足を伸ばした多才な人だ。
著者のいう「道楽」とは遊び半分という意味ではない。
人を楽しますためにするのが「仕事」、自分が楽しむためにするのが「道楽」ということで、生半可なことではない。子どもの頃の思い出から、最近の句会まで、様々なエピソードで楽しめる。
ラジオの長寿番組「小沢昭一的こころ」や映画「エロ事師たち」のイメージが強すぎて、rスケベでやや軽いおじさん役者というイメージがあるが、かの植木等と同様、独特の美学をもち、各方面へと痰教の足を伸ばした多才な人だ。
著者のいう「道楽」とは遊び半分という意味ではない。
人を楽しますためにするのが「仕事」、自分が楽しむためにするのが「道楽」ということで、生半可なことではない。子どもの頃の思い出から、最近の句会まで、様々なエピソードで楽しめる。
2009年10月21日に日本でレビュー済み
全身道楽家、そんな言葉が頭に浮かびました。
命がけで、遊んじゃう。
いやいや、言葉のアヤではなく、競馬の予想にのめり込んで、死にかけているんです。
趣味は時間とお金を賭けるモノだけど、道楽が賭けているのは、また別の何かかも知れませんね。
道から落ちるから道落ということもいわれるのだけど、いつもニコニコしている小沢さんはパッと見、バランス感覚の優れている人に見える。
でも、命削るほど、のめりこんでいく。
この不思議。
ドンドン読み進んでしまいました。
生きるというのは、マッチポンプのようだと思うことがあるのだけれど、小沢さんのマッチとポンプは特別大きい、業務用なのだと思ってしまいました。
命がけで、遊んじゃう。
いやいや、言葉のアヤではなく、競馬の予想にのめり込んで、死にかけているんです。
趣味は時間とお金を賭けるモノだけど、道楽が賭けているのは、また別の何かかも知れませんね。
道から落ちるから道落ということもいわれるのだけど、いつもニコニコしている小沢さんはパッと見、バランス感覚の優れている人に見える。
でも、命削るほど、のめりこんでいく。
この不思議。
ドンドン読み進んでしまいました。
生きるというのは、マッチポンプのようだと思うことがあるのだけれど、小沢さんのマッチとポンプは特別大きい、業務用なのだと思ってしまいました。
2009年8月5日に日本でレビュー済み
仕事と同じだけ、全力投球した遊びの一代記。
虫とり・べいごま・めんこ・ビー玉・・・落語・芝居・大道芸・・・
楽しくのめり込んだ軌跡をたどると、昭和が濃い。
ことさら難しく考える必要はないのだが、
視野狭窄に陥らない、のめり込み方の極意がここにはある。
“まえがき”で、
「「遊びつづけて八十年」−まずは一通り!チョン!お聞きになって下さりませ」
と小沢さん自身が書かれたように、
本当に聞いてみたくなるほど、その語り口が懐かしく、優しい。
虫とり・べいごま・めんこ・ビー玉・・・落語・芝居・大道芸・・・
楽しくのめり込んだ軌跡をたどると、昭和が濃い。
ことさら難しく考える必要はないのだが、
視野狭窄に陥らない、のめり込み方の極意がここにはある。
“まえがき”で、
「「遊びつづけて八十年」−まずは一通り!チョン!お聞きになって下さりませ」
と小沢さん自身が書かれたように、
本当に聞いてみたくなるほど、その語り口が懐かしく、優しい。
2009年10月6日に日本でレビュー済み
小沢さんをよく知らないので、あまり楽しめず。
昔の遊びなどは、おもしろい。おじいさんやおばあさんの昔話を聞いているようでもある。
昔の遊びなどは、おもしろい。おじいさんやおばあさんの昔話を聞いているようでもある。
2010年5月26日に日本でレビュー済み
この本では、小沢さんが遊びが仕事になってしまった、と語っているが、全てを信じてしまってはいけない。
戦中派の苦労がなかったわけではないから、苦労をしたことを、すべてを抱え込んで、居直り道楽三昧と洒落てしまったのだろう。
海軍兵学校予科に入っていたような軍国少年だった小沢さんが、「歌って語って、僕の昭和史」などの公演で、軍歌も歌う話から、”どれもこれも「お国のため天皇陛下の御ために死ね」という歌ずくしなんです。」そんなもんで、いま軍歌を歌いますと、どう考えてもばかばかしいといいますか、・・中略・・だから、軍歌のばかばかしさは、逆に反戦歌になると思いまして、歌ってCDにもしてみたんです。”と語っていたのが印象に残った。
戦中派の苦労がなかったわけではないから、苦労をしたことを、すべてを抱え込んで、居直り道楽三昧と洒落てしまったのだろう。
海軍兵学校予科に入っていたような軍国少年だった小沢さんが、「歌って語って、僕の昭和史」などの公演で、軍歌も歌う話から、”どれもこれも「お国のため天皇陛下の御ために死ね」という歌ずくしなんです。」そんなもんで、いま軍歌を歌いますと、どう考えてもばかばかしいといいますか、・・中略・・だから、軍歌のばかばかしさは、逆に反戦歌になると思いまして、歌ってCDにもしてみたんです。”と語っていたのが印象に残った。