お手軽な題名に反して剛健質実な内容でした。
個人主義の反動としての草の根が無いポピュリズム運動の流行や
社会の共同体崩壊による個人の弱体化など大変示唆に富む
理念的なエッセンスをご教示して頂けます。それでも
プロセスを介して「私」達は共同的にデモクラシーを実践
していかねばならないと自覚させらました。
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〈私〉時代のデモクラシー (岩波新書) (岩波新書 新赤版 1240) 新書 – 2010/4/21
宇野 重規
(著)
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一人ひとりが〈私〉意識を強く持ち、他人とは違う自分らしさを追い求める現代。分断された〈私〉と〈私〉を結びつけ、〈私たち〉の問題を解決するデモクラシーを発展させることは可能なのか。人々の平等意識の変容と新しい個人主義の出現を踏まえた上で、〈私〉と政治の関係をとらえなおし、これからのデモクラシーを構想する。
- ISBN-10400431240X
- ISBN-13978-4004312406
- 出版社岩波書店
- 発売日2010/4/21
- 言語日本語
- 寸法11 x 1 x 17.5 cm
- 本の長さ224ページ
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2010/4/21)
- 発売日 : 2010/4/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 400431240X
- ISBN-13 : 978-4004312406
- 寸法 : 11 x 1 x 17.5 cm
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2021年2月4日に日本でレビュー済み
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2024年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
デモクラシーの形が変わった。デモクラシーの中に抜けていた、ジェンダー、フェミニズムなど時代の観念が変わっている。AIも加わった。
そのデモクラシーの歴史と私の中のデモクラシーを知る必要がある。
そこから、新しい時代のデモクラシーへと出発しなければいけない。と、私は思いました。
そのデモクラシーの歴史と私の中のデモクラシーを知る必要がある。
そこから、新しい時代のデモクラシーへと出発しなければいけない。と、私は思いました。
2020年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代世界の混沌とした状況,これまでの理解の文脈を拒むような事態の数々を,何とトクヴィルを用いて鮮やかに腑分けしてみせるとは…さすがです。
2016年6月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
トクヴィルを入り口として、「平等化」のグローバリズムという
時代状況を紐解いて行きます。
動員されているのは、古典たるトクヴィル以外は、現役の社会学
者や政治学者の著作が多数となります。
それらを駆使することで、社会発展の結果としての平等化意識
の高まりが、見事に導かれています。
論稿は西洋を含めて動員されていますが、著者の標的は現代の
日本社会を語ることにあるようです。
平等化の結果として、砂のようにバラバラとなっている個人を、
如何に再活性化するかに、著者の論考は腐心して行きます。
取り敢えずの結論は、手続き論としてのデモクラシーの重視と
いったところでしょうか。
この結論は、未だ未だ深める必要がありそうです。
時代状況を紐解いて行きます。
動員されているのは、古典たるトクヴィル以外は、現役の社会学
者や政治学者の著作が多数となります。
それらを駆使することで、社会発展の結果としての平等化意識
の高まりが、見事に導かれています。
論稿は西洋を含めて動員されていますが、著者の標的は現代の
日本社会を語ることにあるようです。
平等化の結果として、砂のようにバラバラとなっている個人を、
如何に再活性化するかに、著者の論考は腐心して行きます。
取り敢えずの結論は、手続き論としてのデモクラシーの重視と
いったところでしょうか。
この結論は、未だ未だ深める必要がありそうです。
2012年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
感じたことは、人間の本質的把握が論じてあること。60歳になり、マルクス主義で人生観を形成した私としては、足りなかったところが埋められる感を持ちました。社会において、自己の定位をせざるを得ない類的存在としての人間の思考・行動様式について適切な分析がなされ、アノミー状況がある意味一時的であることを予言している点で、きわめて示唆に富んでおり、「我々は、99%だ」という、昨年のインターネットを活用するアメリカの若者の運動などを予知するところも圧巻でした。社会学の思想史的アプローチの有効性を感じました。動揺する時代において、明確な視点を提供する。学問は、かくあるべきです。そういう意味で著者の今後の研究の深化を人類的価値の創造という点で期待しております。
2016年12月17日に日本でレビュー済み
トクヴィルの「平等化」という概念を出発点にして、近年の政治学・社会学の知見を踏まえつつ、平易な筆致でコンパクトかつ包括的な視野でまとめた良書。
デモクラシーつまり民主制とは、社会のありかたないし政治というものを、私たちが決める制度である。だからタイトルは、私が私たちの社会を決める時代という、ごく当たり前の事を言っているようにも見える。
しかし、「私から私たちへ」と繋がる回路が、現代は困難を迎えているというのが筆者の視点である。しかもそれは近代の出発点から埋め込まれていたという。筆者はトクヴィルの「平等化」という概念から〈私〉というものを特徴づける。
「〈私〉は、一人ひとりが強い自意識を持ち、自分の固有性にこだわります。しかしながら、そのような一人ひとりの自意識は、社会全体として見ると、どことなく似通っており誰一人特別な存在はいません。」(まえがきviii)
つまり〈私〉とは、私が独特であるという固有性/独特である私という凡庸さ、という二つに引き裂かれた存在だと言える。〈私〉とは、他者と比較しながら私自身によって私を定義することを強いられる。
もちろんこの〈私〉という定義は、ある意味古典的ともいえる認識である。しかし「〈私〉時代」とタイトルにあるように、また本書の第一章の始めが「グローバルな平等化の波」とあるように、世界規模で〈私〉化が展開されているのが、現代なのである。
本書は「平等化」「〈私〉」を鍵概念として、世界また日本における平等意識の変容(第一章)、「社会的不平等の個人化」とも特徴付けられる現代の個人主義の意味変容(第二章)、現代日本の政治における私ー公の短絡とナショナリズム(第三章)を分析していく。
そして第四章において、熟議民主主義的なプロセスの効果として現れる「共感」(スミス)を他者への回路として、「希望の分配のメカニズム」としての社会を再構築することが企図される。
デモクラシーつまり民主制とは、社会のありかたないし政治というものを、私たちが決める制度である。だからタイトルは、私が私たちの社会を決める時代という、ごく当たり前の事を言っているようにも見える。
しかし、「私から私たちへ」と繋がる回路が、現代は困難を迎えているというのが筆者の視点である。しかもそれは近代の出発点から埋め込まれていたという。筆者はトクヴィルの「平等化」という概念から〈私〉というものを特徴づける。
「〈私〉は、一人ひとりが強い自意識を持ち、自分の固有性にこだわります。しかしながら、そのような一人ひとりの自意識は、社会全体として見ると、どことなく似通っており誰一人特別な存在はいません。」(まえがきviii)
つまり〈私〉とは、私が独特であるという固有性/独特である私という凡庸さ、という二つに引き裂かれた存在だと言える。〈私〉とは、他者と比較しながら私自身によって私を定義することを強いられる。
もちろんこの〈私〉という定義は、ある意味古典的ともいえる認識である。しかし「〈私〉時代」とタイトルにあるように、また本書の第一章の始めが「グローバルな平等化の波」とあるように、世界規模で〈私〉化が展開されているのが、現代なのである。
本書は「平等化」「〈私〉」を鍵概念として、世界また日本における平等意識の変容(第一章)、「社会的不平等の個人化」とも特徴付けられる現代の個人主義の意味変容(第二章)、現代日本の政治における私ー公の短絡とナショナリズム(第三章)を分析していく。
そして第四章において、熟議民主主義的なプロセスの効果として現れる「共感」(スミス)を他者への回路として、「希望の分配のメカニズム」としての社会を再構築することが企図される。
2017年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「現代という時代を〈私〉に着目して読み解いて(p.181)」みる。
「一人ひとりが〈私〉の意識をもち、他人とは違った自分らしさを模索しているなか、そのような〈私〉が集まって、〈私たち〉をつくっていかなければならない(p.x)」という問題意識がそこにはある。
著者は「トクヴィルを中心とするフランス政治思想史の研究者(p.199)」。トクヴィルを軸にしつつ、フランスはじめ多くの現代思想家の主張や概念を紹介し、それらを結びつける形で議論を進める。「現代の多様な研究者の著作をテクストとした、思想史的手法に基づく分析(p.202)」を行ったのだと著者は述べる。
4つの章のうち第3章を除くと、平等、現代社会、政治などに関する高度に抽象的な議論が続き、私にはいささか辛い。
結論として「〈私〉は、〈私〉の実現のためにも社会を必要とする(p.184)」「〈私〉の意識こそが歴史の発展を生み出す(p.187)」「〈私〉意識の高まりがデモクラシーの活性化を求める(p.190)」という3つが述べられても、これだけでは見当がつかないだろう。これらの主張を具体的な政治に落とし込むことは別の著書、他の研究者や読者に委ねられているのだろう。
「社会問題の心理化と個人化(pp.49-51)」の箇所は、自分にもあるその種の思考パターンを反省する縁になったし、「セネットが……『ノー・ロングターム』の社会において危機に瀕するものとしてあげているのが『人格(キャラクター)』です(p.80)」という箇所に朝井リョウ『何者』思い出したり、「(ハージ言うところの)『パラノイア・ナショナリズム』を象徴的に示すのが『憂慮すること』です。このナショナリズムに冒された人々は……自国とその文化は、脅威にさらされているのではないかと、つねに危惧しています(p.114)」という箇所に、菅野完『日本会議の研究』の内容を想起したりと、触発されることが多い。
ナナメ読みしてしまったけれど、いろいろな箇所に引っかかりつつ読み、また、具体的なことがらに直面したときに、立ち帰って参照するべき書なのだろう。
「一人ひとりが〈私〉の意識をもち、他人とは違った自分らしさを模索しているなか、そのような〈私〉が集まって、〈私たち〉をつくっていかなければならない(p.x)」という問題意識がそこにはある。
著者は「トクヴィルを中心とするフランス政治思想史の研究者(p.199)」。トクヴィルを軸にしつつ、フランスはじめ多くの現代思想家の主張や概念を紹介し、それらを結びつける形で議論を進める。「現代の多様な研究者の著作をテクストとした、思想史的手法に基づく分析(p.202)」を行ったのだと著者は述べる。
4つの章のうち第3章を除くと、平等、現代社会、政治などに関する高度に抽象的な議論が続き、私にはいささか辛い。
結論として「〈私〉は、〈私〉の実現のためにも社会を必要とする(p.184)」「〈私〉の意識こそが歴史の発展を生み出す(p.187)」「〈私〉意識の高まりがデモクラシーの活性化を求める(p.190)」という3つが述べられても、これだけでは見当がつかないだろう。これらの主張を具体的な政治に落とし込むことは別の著書、他の研究者や読者に委ねられているのだろう。
「社会問題の心理化と個人化(pp.49-51)」の箇所は、自分にもあるその種の思考パターンを反省する縁になったし、「セネットが……『ノー・ロングターム』の社会において危機に瀕するものとしてあげているのが『人格(キャラクター)』です(p.80)」という箇所に朝井リョウ『何者』思い出したり、「(ハージ言うところの)『パラノイア・ナショナリズム』を象徴的に示すのが『憂慮すること』です。このナショナリズムに冒された人々は……自国とその文化は、脅威にさらされているのではないかと、つねに危惧しています(p.114)」という箇所に、菅野完『日本会議の研究』の内容を想起したりと、触発されることが多い。
ナナメ読みしてしまったけれど、いろいろな箇所に引っかかりつつ読み、また、具体的なことがらに直面したときに、立ち帰って参照するべき書なのだろう。
2012年3月4日に日本でレビュー済み
あとがきに書いてあるように本書は
「私なりの思想史研究を行ったつもりです」という作品だ。
その点からいえば思想史と考えると凄く面白い。
バウマン、ブルデュー、マナン、セネット、ラッシュなどの
作品がきっちりと読み込まれており理解を助ける。未邦訳の
書物についても紹介してあり大変便利。しかしデモクラシーの
有用性を提示するという意味ではどうか。他の主義思想の欠点
を指摘し故にデモクラシーがよい、といった手法なので、
いくらでも逆の方法を試すことができるだろうし何より
著者の参加するプロジェクト「市民社会民主主義」(P203)
でも社会主義でも構わないんじゃないかと思わせられる。
とはいえとにかく勉強になる方法なので、思想史の本として
読むと★4つくらいだと思う。
「私なりの思想史研究を行ったつもりです」という作品だ。
その点からいえば思想史と考えると凄く面白い。
バウマン、ブルデュー、マナン、セネット、ラッシュなどの
作品がきっちりと読み込まれており理解を助ける。未邦訳の
書物についても紹介してあり大変便利。しかしデモクラシーの
有用性を提示するという意味ではどうか。他の主義思想の欠点
を指摘し故にデモクラシーがよい、といった手法なので、
いくらでも逆の方法を試すことができるだろうし何より
著者の参加するプロジェクト「市民社会民主主義」(P203)
でも社会主義でも構わないんじゃないかと思わせられる。
とはいえとにかく勉強になる方法なので、思想史の本として
読むと★4つくらいだと思う。