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アメリカン・デモクラシーの逆説 (岩波新書) 新書 – 2010/10/21
渡辺 靖
(著)
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恐怖でがんじがらめの自由、負の連鎖に絡めとられる公正、他人の心身までも規定してゆく多様性、空洞化してゆく民主主義……。建国の理念を生き抜こうとするアメリカ社会の足下で、さまざまな皮肉な「転倒状況」が起きている。この希有な社会でフィールドワークを重ねてきた著者が、その実像と向かう先を余すところなく検分する。
- ISBN-104004312779
- ISBN-13978-4004312772
- 出版社岩波書店
- 発売日2010/10/21
- 言語日本語
- 寸法11 x 1.1 x 17.5 cm
- 本の長さ240ページ
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対象商品: アメリカン・デモクラシーの逆説 (岩波新書)
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2010/10/21)
- 発売日 : 2010/10/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4004312779
- ISBN-13 : 978-4004312772
- 寸法 : 11 x 1.1 x 17.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 724,603位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なかなか奥の深い本。アメリカの分断・差別の実態とメカニズムを徹底的に暴露・分析しつつ、一面的な「反米主義」的アメリカ批判に終わらず、アメリカ合衆国という、特異な存在の柔軟性・自己修正力にも着目する、アメリカ賛歌が、被さっている。
2010年11月28日に日本でレビュー済み
アメリカにおける経済・社会状況を描いた優れた和書として、小林由美さんの『 超・格差社会アメリカの真実 』(06年)や堤未果さんの『 ルポ 貧困大国アメリカ 』(08年) などがあるが、当書はバラク・フセイン・オバマが第44代合衆国大統領に就任する前後の政治・社会事情等を概観した最新かつ秀逸なサマリーレポートといえよう。そのバックには、著者である渡辺靖・慶應義塾大学SFC教授の丹念なアメリカ研究とフィールドワークがある。そして、渡辺教授は、本書を執筆するにあたり、「とくに意識していたのは、アメリカのどこかで拙著を読んでくださるかもしれない若い世代の方々にとって腑に落ちる論を展開することだった」(あとがきにかえて)と述べている。
そういった意味では、渡辺教授の意図するところは成功しているだろう。さらに、若い世代のみならず、昨今のアメリカの政治風土を知る上で、私たちの年代においても大変参考となる内容になっている。それはたとえば、今年11月2日に執行されたアメリカ中間選挙において脚光を浴びた「ティーパーティ運動」の背景なども理解できるし、アメリカの保守主義の流れも大掴みできよう。とりわけ、リベラリズムに対抗する四つの潮流、すなわち「安保保守(ネオコンサーバティズム,新保守主義)」「経済保守(ネオリベラリズム,新自由主義)」「社会保守(宗教右派)」「穏健保守(オールド・リパブリカン)」という区分けは、日本でも混乱を招きやすいトレンドだけに有益である。
また、アメリカの対外政策でも「ハミルトン主義」「ジャクソン主義」「ウィルソン主義」「ジェファーソン主義」など、四つの特徴に分類されるようだ。こうしたアメリカ外交の伝統的特質も踏まえて、日本の対米政策を進めていくべきであろう。何より、「アメリカの影響力がグローバル化する一方、アメリカもまたグローバル化の影響を受けている」こと、つまり、「グローバル化とは、決してアメリカからの一方通行的なプロセスではなく、逆に、アメリカを包摂してゆくプロセスでもある」(本文)という視点は非常に大切かと思われる。最後に、著者は藤原帰一・東京大学教授の「『公共財』としてのアメリカの存在」にも論及しているが、これは“諸刃の剣”といえなくもないだろう。
Amazonで購入
アメリカにおける経済・社会状況を描いた優れた和書として、小林由美さんの『 超・格差社会アメリカの真実 』(06年)や堤未果さんの『 ルポ 貧困大国アメリカ 』(08年) などがあるが、当書はバラク・フセイン・オバマが第44代合衆国大統領に就任する前後の政治・社会事情等を概観した最新かつ秀逸なサマリーレポートといえよう。そのバックには、著者である渡辺靖・慶應義塾大学SFC教授の丹念なアメリカ研究とフィールドワークがある。そして、渡辺教授は、本書を執筆するにあたり、「とくに意識していたのは、アメリカのどこかで拙著を読んでくださるかもしれない若い世代の方々にとって腑に落ちる論を展開することだった」(あとがきにかえて)と述べている。
そういった意味では、渡辺教授の意図するところは成功しているだろう。さらに、若い世代のみならず、昨今のアメリカの政治風土を知る上で、私たちの年代においても大変参考となる内容になっている。それはたとえば、今年11月2日に執行されたアメリカ中間選挙において脚光を浴びた「ティーパーティ運動」の背景なども理解できるし、アメリカの保守主義の流れも大掴みできよう。とりわけ、リベラリズムに対抗する四つの潮流、すなわち「安保保守(ネオコンサーバティズム,新保守主義)」「経済保守(ネオリベラリズム,新自由主義)」「社会保守(宗教右派)」「穏健保守(オールド・リパブリカン)」という区分けは、日本でも混乱を招きやすいトレンドだけに有益である。
また、アメリカの対外政策でも「ハミルトン主義」「ジャクソン主義」「ウィルソン主義」「ジェファーソン主義」など、四つの特徴に分類されるようだ。こうしたアメリカ外交の伝統的特質も踏まえて、日本の対米政策を進めていくべきであろう。何より、「アメリカの影響力がグローバル化する一方、アメリカもまたグローバル化の影響を受けている」こと、つまり、「グローバル化とは、決してアメリカからの一方通行的なプロセスではなく、逆に、アメリカを包摂してゆくプロセスでもある」(本文)という視点は非常に大切かと思われる。最後に、著者は藤原帰一・東京大学教授の「『公共財』としてのアメリカの存在」にも論及しているが、これは“諸刃の剣”といえなくもないだろう。
2022年1月26日に日本でレビュー済み
巻末の数ページに載せられたコメディアンのスピーチだけでも読む価値がある。しかし、だからといって、いきなりそこに目を通すのはもったいない。初めから最後まで通して読んでこそ、巻末に置かれたそのスピーチの真価がわかるし、ジョーク満載のスピーチなのに読みながら涙腺が緩むという稀有な体験を味わえる。
2023年10月20日に日本でレビュー済み
第1章 アメリカン・デモクラシーの光と影(「回帰」という「変革」;もう一つの「回帰」;オバマイズム;ニューオリンズ再訪;逆説的な現実)
第2章 政治不信の根源(イラク開戦決議の日に;法人化される民主主義;溶解する二大政党;ゲーム化する選挙戦;包摂されるジャーナリズム)
第3章 セキュリティへのパラノイア(ゲーテッド・コミュニティ;メガチャーチ;第三世界化するアメリカ;カラーラインの政治学;恐怖の文化;オーディット文化;孤独な個人主義)
第4章 多様性の行き着く先(多様性の源泉;保守反動;左右の原理主義とその陥穽;多様性と市場主義)
第5章 アメリカニズム再考(強烈な自意識;帝国論;アメリカの省察;アメリカへの眼差し;もう一つの逆説)
第2章 政治不信の根源(イラク開戦決議の日に;法人化される民主主義;溶解する二大政党;ゲーム化する選挙戦;包摂されるジャーナリズム)
第3章 セキュリティへのパラノイア(ゲーテッド・コミュニティ;メガチャーチ;第三世界化するアメリカ;カラーラインの政治学;恐怖の文化;オーディット文化;孤独な個人主義)
第4章 多様性の行き着く先(多様性の源泉;保守反動;左右の原理主義とその陥穽;多様性と市場主義)
第5章 アメリカニズム再考(強烈な自意識;帝国論;アメリカの省察;アメリカへの眼差し;もう一つの逆説)
2011年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さまざまな政治、文化潮流が渦巻く米国、たえず様々な議論が交わされ、変貌できるダイナミズムを依然として持ち続けている現代唯一の帝国について、さまざまなフィールドワークをぎっしり紹介しながら論述している。モザイクのような米国を一つの見方で理解することは困難で、「逆説」というのは現代の米国におこっているさまざまな現象を理解するうえで重要なコンセプトだと本書を通じて教えられた。キーワードを軸に文章が構成され、パラグラフが英語のエッセイの論理構成で書かれていて、日本語で読むと堅い感じと受け取られるのかもしれない。優れた現代アメリカ論だと思う。
2014年1月1日に日本でレビュー済み
最近、渡辺氏の著作群を読み込んでいる者です。とかく極端に走りがちなアメリカ論の中で、氏の著作はその冷静さと考察の深さから、圧倒的に信用に足るベストだと思っています。
こちらの作品では、オバマが再選される前の第一期の出来事、キャンペーンの様子などが主に扱われています。新書で手軽に読めることもあるので、こちらのレビューでは細かい議論を取り上げるまでもありませんが、素晴らしい内容です。とかく「お手本」「悪い例」の二極端に捉えられがちなアメリカを、細部を漏らすこと無く伝えています。複雑なアメリカを変に大衆受けしようとして単純化しようとしていないところがいいです。
特に、巻末のJimmy Tingleのスピーチの引用など、要所要所で、現在日本に暮らす渡辺氏が現代アメリカのどういうところに魅了されるのかが語られていますが、これが素晴らしいです。渡辺氏は、1人いるかいないかで日本のアメリカ理解を左右するような人材ですので、ロムニー氏と争った二回目の大統領選について、そして、2013年末現在支持率低下が叫ばれて久しいオバマ政権についても書いていただきたいです。1,000円以下で深く学べる、私が2013年読んだ本の中でも一二を争うベストでした。煽動的なメディア報道に違和感を持っていて、より真実に近い現代アメリカについて関心のある方々すべてに心よりおすすめ致します。
こちらの作品では、オバマが再選される前の第一期の出来事、キャンペーンの様子などが主に扱われています。新書で手軽に読めることもあるので、こちらのレビューでは細かい議論を取り上げるまでもありませんが、素晴らしい内容です。とかく「お手本」「悪い例」の二極端に捉えられがちなアメリカを、細部を漏らすこと無く伝えています。複雑なアメリカを変に大衆受けしようとして単純化しようとしていないところがいいです。
特に、巻末のJimmy Tingleのスピーチの引用など、要所要所で、現在日本に暮らす渡辺氏が現代アメリカのどういうところに魅了されるのかが語られていますが、これが素晴らしいです。渡辺氏は、1人いるかいないかで日本のアメリカ理解を左右するような人材ですので、ロムニー氏と争った二回目の大統領選について、そして、2013年末現在支持率低下が叫ばれて久しいオバマ政権についても書いていただきたいです。1,000円以下で深く学べる、私が2013年読んだ本の中でも一二を争うベストでした。煽動的なメディア報道に違和感を持っていて、より真実に近い現代アメリカについて関心のある方々すべてに心よりおすすめ致します。
2011年1月7日に日本でレビュー済み
著者は慶応大学教授でアメリカ研究や文化政策論が専門。現在のアメリカの政治文化潮流について分析した一冊です。いかにも岩波新書らしい、少々理解するには歯ごたえがある文章によって綴られています。
まず興味深く読んだのは、二大政党制の現状について。
第三の政党が手続き上成立しにくい仕組みがあり、共和・民主両党が無党派層の取り込みに励むあまり政策の大枠は似たり寄ったりにならざるをえず、結果として互いの折衷化と中庸化が進むことになる。そのため、国政全体にとっては比較的、枝葉末節の事象が差異化の手段としてクローズアップないしヒートアップしていくことになるというのです。
妊娠中絶や死刑制度、銃規制や進化論教育といった枝葉末節をめぐる戦い(=文化戦争)が大統領選の争点になるアメリカの様子は日本から見ると大変奇異に映るのですが、本書が解説するように、大きな政策的差異を見出しかねている二大政党にとって、無党派層の掘り起こし手段として立ち現れて来たものであるという背景を読むと、事情が呑み込めた気がします。
また、メガチャーチやゲーテッド・コミュニティは、新自由主義やセルフ・ガバナンス(自己統治)といった考えに基づく自由の担保という考え方が行きすぎることによって公共性の貧困がもたらされ、それを補うようにセキュリティ空間を作り上げようとした結果であるという解釈が提示されています。この部分も読み進むにつけ、自由を重んじるというアメリカ的理念が思わぬ皮肉な結果をもたらしてきている現実が、確かに了解できるように思います。
全体を通して著者は、悩めるアメリカがそれでも自律的に民主主義国家としての理想を常に掲げ、自らを正すことに躊躇しない力学が国民の間に常に働いている様を描こうとしているように思います。
アメリカに対する温かい眼差しと敬意が見て取れ、大変好感がもてる書だと感じました。
まず興味深く読んだのは、二大政党制の現状について。
第三の政党が手続き上成立しにくい仕組みがあり、共和・民主両党が無党派層の取り込みに励むあまり政策の大枠は似たり寄ったりにならざるをえず、結果として互いの折衷化と中庸化が進むことになる。そのため、国政全体にとっては比較的、枝葉末節の事象が差異化の手段としてクローズアップないしヒートアップしていくことになるというのです。
妊娠中絶や死刑制度、銃規制や進化論教育といった枝葉末節をめぐる戦い(=文化戦争)が大統領選の争点になるアメリカの様子は日本から見ると大変奇異に映るのですが、本書が解説するように、大きな政策的差異を見出しかねている二大政党にとって、無党派層の掘り起こし手段として立ち現れて来たものであるという背景を読むと、事情が呑み込めた気がします。
また、メガチャーチやゲーテッド・コミュニティは、新自由主義やセルフ・ガバナンス(自己統治)といった考えに基づく自由の担保という考え方が行きすぎることによって公共性の貧困がもたらされ、それを補うようにセキュリティ空間を作り上げようとした結果であるという解釈が提示されています。この部分も読み進むにつけ、自由を重んじるというアメリカ的理念が思わぬ皮肉な結果をもたらしてきている現実が、確かに了解できるように思います。
全体を通して著者は、悩めるアメリカがそれでも自律的に民主主義国家としての理想を常に掲げ、自らを正すことに躊躇しない力学が国民の間に常に働いている様を描こうとしているように思います。
アメリカに対する温かい眼差しと敬意が見て取れ、大変好感がもてる書だと感じました。
2019年11月26日に日本でレビュー済み
「逆説」という言葉を多用すること、少数派の取り上げ方など、何となく見たことのある書き方だなと思って読み進めていましたが、以前読んだ「アメリカン・コミュニティ―国家と個人が交差する場所」と同じ著者だったことに途中で気付いてすごく腑に落ちました。
ただ、同じ著者の著作の「アメリカン・コミュニティ―国家と個人が交差する場所」は各章ごとがしっかり独立した読み物になっていて、アメリカの中で存在する少数派のあり方がよくわかる本でしたが、それに比べてかなり読みにくく、無理やり詰め込んだ本のように感じました。単行本ではなく新書であること、それなのにそれ以上の論点と結論まで書いているため、仕方のないことかもしれませんが。
著者が「逆説」してメインストリームにあるものの反証として挙げ、うまくいっているように見えてもその中で例外があることを強調しようとしている意図は分かりますが、かなり強引な紐付け方がされていたり、ごく一部をメインにあるものと対等に取り扱ったりして、無理に二極化しているように見せようとしているように感じられるところもあり、公平性に欠けたかなり偏った視点で書かれているように感じました。
ただ、同じ著者の著作の「アメリカン・コミュニティ―国家と個人が交差する場所」は各章ごとがしっかり独立した読み物になっていて、アメリカの中で存在する少数派のあり方がよくわかる本でしたが、それに比べてかなり読みにくく、無理やり詰め込んだ本のように感じました。単行本ではなく新書であること、それなのにそれ以上の論点と結論まで書いているため、仕方のないことかもしれませんが。
著者が「逆説」してメインストリームにあるものの反証として挙げ、うまくいっているように見えてもその中で例外があることを強調しようとしている意図は分かりますが、かなり強引な紐付け方がされていたり、ごく一部をメインにあるものと対等に取り扱ったりして、無理に二極化しているように見せようとしているように感じられるところもあり、公平性に欠けたかなり偏った視点で書かれているように感じました。