人類のデザインは権力者による”複雑性””過剰””デコラティブ”から生まれて、近現代市民社会に移行する段階で、”シンプル”へと軸足を移していく、その大きな流れを活写しています。
さらに日本においては市民社会を形成するずっと前から、”過剰”に対する美意識が生まれていた、そしてその張本人は足利義政である、という起点から”エンプィー”を語り説得力があります。
私なりに解釈するに、シンプル=1 で エンプティー=0 ではないかと。
欧米は1を基軸とし、アジア、その中でも日本は0を起点とする文化、なのかもしれません。
本書の中ではそういう表現ではありませんが、1と0。
1であることと0であること。
1に向かうことと、0から始まって再び0に収斂すること。
このように思考して行くと面白いのではないかと思います。~哲学的な領域になって行くかもしれませんね。
さらに『クルマ=モビリティー』の未来 『家』の未来 『観光』の未来 と具体的なデザインの提言を行っている点でも秀逸です。
そして『未来素材』においては、さらに詳細なマテリアルの進化が語られ、これからデザインを志す人に決定的な示唆を与えます。
今から9年前に書かれたものだとしても、輝きは失っていません。
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日本のデザイン――美意識がつくる未来 (岩波新書) 新書 – 2011/10/21
原 研哉
(著)
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まさしく歴史的な転換点に立つ日本。大震災を経て、とりわけ経済・文化活動のあらゆる側面において根本的な変更をせまられる今、この国に必要な「資源」とは何か? マネーではなく、美を、幸福を、誇りを得るために、立ち戻るべきは「感受性」である──。つねに「ものづくり」の最先端をリードしてきた著者が、未来への構想を提示する。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2011/10/21
- 寸法11 x 1 x 17 cm
- ISBN-104004313333
- ISBN-13978-4004313335
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著者について
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デザイナー。1958年生まれ。「もの」のデザインと同様に「こと」のデザインを重視して活動中。2002年に無印良品のアドバイザリーボードのメンバーとなり、アートディレクションを開始する。長野オリンピックの開・閉会式プログラムや、2005年愛知万博の公式ポスターを制作するなど日本の文化に深く根ざした仕事も多い。展覧会の企画も多く手がけ、「RE DESIGN」「HAPTIC」では独自の視点からデザインの新たな課題を社会に提示し、「SENSEWARE」「JAPAN CAR」では産業の潜在力を可視化し、世界へと発信していくなど、活躍の場を広げている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『「無印良品の家」に会いに。 (ISBN-10: 4838725213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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2020年4月15日に日本でレビュー済み
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2018年3月21日に日本でレビュー済み
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デザインとは何か?教科書的な答えは分かりませんが、実務に役立つ考え方を体系的に学べます。
2013年1月30日に日本でレビュー済み
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著者はもっと具体的なデザインの本を多数出版しているが,この本は比較的抽象的な内容だ. 著者のデザインが注目をあつめるのはそこに美はもちろん哲学があるからだとおもうが,デザイナーというのはそれを具体的に表現することこそが得意なのだろう. この本でも一部には具体的なデザインが紹介されていて,おもしろい. 抽象的な表現からはあまり魅力が感じられない.
2020年5月16日に日本でレビュー済み
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目から鱗が落ちる
目が覚める
内容も文章もいい
最後まで読ませる
一気に読み切った。
いい本
目が覚める
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2013年7月25日に日本でレビュー済み
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原研哉が考える家。
デザインに真摯ですね、やっぱり。
学生は読んでおくべき。
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2018年3月7日に日本でレビュー済み
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日本の歴史と美意識の変遷をたどる内容。
例えば…
欧州でシンプルという概念が生まれる300年も前に、日本では東山文化で簡素を
旨とする美意識が生まれていた。絢爛豪華な意匠がもてはやされる時代から簡素な美意識に
転換したきっかけは、政治には疎いディレッタントの足利義政、そして彼も一因となり起きた
応仁の乱であり、職業デザイナーの元祖としての阿弥衆がそれを育んできた。
...というような
原研哉氏は著名なグラフィックデザイナーであり、歴史の専門家ではありませんが、彼の端正な文章
と本質的なものの見方、未来への洞察力に引き込まれます。繰り返し読みたくなる箇所や
フレーズも随所に出てきます。
日本のデザインに関する著述の傑作だと思います。
例えば…
欧州でシンプルという概念が生まれる300年も前に、日本では東山文化で簡素を
旨とする美意識が生まれていた。絢爛豪華な意匠がもてはやされる時代から簡素な美意識に
転換したきっかけは、政治には疎いディレッタントの足利義政、そして彼も一因となり起きた
応仁の乱であり、職業デザイナーの元祖としての阿弥衆がそれを育んできた。
...というような
原研哉氏は著名なグラフィックデザイナーであり、歴史の専門家ではありませんが、彼の端正な文章
と本質的なものの見方、未来への洞察力に引き込まれます。繰り返し読みたくなる箇所や
フレーズも随所に出てきます。
日本のデザインに関する著述の傑作だと思います。
2013年9月29日に日本でレビュー済み
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日本人と風土に根付く美意識 デザイン感性を気づかせてくれた教科書のような1冊。