「なぜか、連帯責任を負わせるルールを作った人たちのことは怨まない」
劇作家の永井愛氏が終章でのインタビューで述べていた言葉です。
私が、学校の式典で君が代斉唱を強制している現状に(まことにナイーブながら)大いなる疑問をもっている理由が、この言葉に集約されていると感じました。
著者の田中氏も本書では「日の丸・君が代」を少数者の思想・良心の自由の問題であると矮小化している(と私には思える)のに比較して、気楽な立場でこの問題を考え、発言可能な永井氏が核心を突いているのではないかと。
私も、学校での君が代斉唱を強制するルールがおかしいのだと思います。
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ルポ 良心と義務――「日の丸・君が代」に抗う人びと (岩波新書) 新書 – 2012/4/21
田中 伸尚
(著)
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国旗・国歌法の制定から13年。学校には「日の丸・君が代」が入り込み、掲揚・斉唱が事実上、義務化され、それを拒否した教師たちが処分されている。教育現場はなぜ、どのように変質したのか。大阪、東京、北海道など各地で強制に抗う人びとは、何を訴えているのか。苦悩を抱えながらも良心の自由を求める教師や生徒の姿を描く。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2012/4/21
- ISBN-104004313627
- ISBN-13978-4004313625
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2012/4/21)
- 発売日 : 2012/4/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4004313627
- ISBN-13 : 978-4004313625
- Amazon 売れ筋ランキング: - 647,897位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,623位岩波新書
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年4月8日に日本でレビュー済み
本書では言及されていないが、被差別部落地区でも現在はヒノキミに対する抵抗は少なく実施されている状況下にある。
以前は組合が主導していたが、それが望めなくなった以後、教員は個々で闘ってきたのではないか。
本書では、生徒・保護者ともにヒノキミの勉強を行い、国家と教員両方の主張を知らせ、その上で、「賛同の方はご起立下さい」との言葉を挿入する手法も紹介されている(であってもなし崩しで挿入されなくなるのだが)。
根津さんから田中さんへのバトンは素晴らしいが、良心的教員が在職中に種火を遺さねば、若い教員は処分に縛られる以上に、意味を学ぶことさえしなくなり、今以上に国家への隷従は続くしかない。
以前は組合が主導していたが、それが望めなくなった以後、教員は個々で闘ってきたのではないか。
本書では、生徒・保護者ともにヒノキミの勉強を行い、国家と教員両方の主張を知らせ、その上で、「賛同の方はご起立下さい」との言葉を挿入する手法も紹介されている(であってもなし崩しで挿入されなくなるのだが)。
根津さんから田中さんへのバトンは素晴らしいが、良心的教員が在職中に種火を遺さねば、若い教員は処分に縛られる以上に、意味を学ぶことさえしなくなり、今以上に国家への隷従は続くしかない。
2012年10月30日に日本でレビュー済み
「日本国民なのに国旗掲揚と国歌斉唱に反対する理由は何か」を知りたいがために読んだのだが、肩すかしを食らった。「日の丸・君が代」に抗う人びとの現状は見えたが、そもそもなぜ抗うのかがまるっきり見えない。日の丸・君が代が、思想及び良心の自由とどう関係するのか、第2次大戦の戦意高揚にどのように影響したのか等、抗う理由を深く知りたい読者には不向き。
2012年6月30日に日本でレビュー済み
1.内容
第2次世界大戦時のシンボルであり、天皇制や差別の象徴とされる日本の国旗・日章旗と国歌・君が代。以前は学校行事にはなかったが、国旗・国歌法の成立や、学習指導要領の改定を契機として、式典で国旗を掲揚し、国歌を斉唱するのが当たり前になった。しかし、国歌斉唱時の不起立など、懲戒処分を省みず、抵抗する人たちもいる。そんな人たちに著者が寄り添い、学校における国旗掲揚・国歌斉唱の問題点を明らかにしようとした本である。
2.評価
(1)私は1993年に高校を卒業したが、それまでに式典で国旗掲揚・国歌斉唱の記憶がなく、それがその後の人生に不都合だとは感じなかった。だから、学校現場で、懲戒処分をちらつかせてまで、また、教職員や生徒の言うことも聞かずに、行政や校長が国旗掲揚・国歌斉唱を推進するさまは、現在の学校教育の病理を現している。(2)著者の主観もあるのかもしれないが、抵抗する人がそんなにおかしな考えを持っていないことも分かる本である。(3)在日外国人や部落問題と連なる問題(日の丸・君が代が解放教育、人権教育潰しのために導入されているように読める)であることも理解できて、よい。(4)p224の表(式典がない国もあるし、国歌を斉唱しないで処分されるのは、「『北朝鮮は別として、日本と中国ぐらい』」(p223)らしい)も有益である。(5)ただ、本書の主張だと、音楽の授業が成立しないのではないか、という問題がある(鑑賞であれ歌であれ、良心に反するとなったら授業できないか、成績不振という不利益を被るだろう)。(5)はトンチンカンかもしれないが、教育の根幹の問題なので重視して、星1つ減らして、星4つとする。しかし、学校現場の異常さが記してあり、いい本である。
第2次世界大戦時のシンボルであり、天皇制や差別の象徴とされる日本の国旗・日章旗と国歌・君が代。以前は学校行事にはなかったが、国旗・国歌法の成立や、学習指導要領の改定を契機として、式典で国旗を掲揚し、国歌を斉唱するのが当たり前になった。しかし、国歌斉唱時の不起立など、懲戒処分を省みず、抵抗する人たちもいる。そんな人たちに著者が寄り添い、学校における国旗掲揚・国歌斉唱の問題点を明らかにしようとした本である。
2.評価
(1)私は1993年に高校を卒業したが、それまでに式典で国旗掲揚・国歌斉唱の記憶がなく、それがその後の人生に不都合だとは感じなかった。だから、学校現場で、懲戒処分をちらつかせてまで、また、教職員や生徒の言うことも聞かずに、行政や校長が国旗掲揚・国歌斉唱を推進するさまは、現在の学校教育の病理を現している。(2)著者の主観もあるのかもしれないが、抵抗する人がそんなにおかしな考えを持っていないことも分かる本である。(3)在日外国人や部落問題と連なる問題(日の丸・君が代が解放教育、人権教育潰しのために導入されているように読める)であることも理解できて、よい。(4)p224の表(式典がない国もあるし、国歌を斉唱しないで処分されるのは、「『北朝鮮は別として、日本と中国ぐらい』」(p223)らしい)も有益である。(5)ただ、本書の主張だと、音楽の授業が成立しないのではないか、という問題がある(鑑賞であれ歌であれ、良心に反するとなったら授業できないか、成績不振という不利益を被るだろう)。(5)はトンチンカンかもしれないが、教育の根幹の問題なので重視して、星1つ減らして、星4つとする。しかし、学校現場の異常さが記してあり、いい本である。