ジュニア新書といっても、侮れない!
『古事記』を解き明かす、学問への興味をかきたてる本だ。
まず、稗田阿礼が女性であった可能性が高いというのには驚いた。
書物として成立した古事記の中に残る語り物としての姿を垣間見させてくれる。
古事記の物語を時代背景も考察しながら、歴史的にどう解釈するか、
成立の過程を探る研究書だった。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
日本神話入門: 「古事記」をよむ (岩波ジュニア新書 453) 新書 – 2003/11/20
阪下 圭八
(著)
口承で伝えられた神話・説話・歌謡を数多く収める日本最初の書物『古事記』は,私たちの遠い祖先がどのように夢み,感じ,生活していたかを語ってくれます.おなじみ国生み神話から因幡の白ウサギ,海幸・山幸,大和三山伝説など,物語にひびいている古代人の声に耳を傾けながら,神々の笑いさざめく神話世界を案内します.
- 本の長さ196ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2003/11/20
- ISBN-104005004539
- ISBN-13978-4005004539
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2003/11/20)
- 発売日 : 2003/11/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 196ページ
- ISBN-10 : 4005004539
- ISBN-13 : 978-4005004539
- Amazon 売れ筋ランキング: - 576,200位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 570位岩波ジュニア新書
- - 16,280位日本史 (本)
- - 47,339位絵本・児童書 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供向け目的では退屈な内容と感じます。
挿絵や面白い文章で惹きつける書は他にたくさんあります。
挿絵や面白い文章で惹きつける書は他にたくさんあります。
2006年1月4日に日本でレビュー済み
712年に成立した古事記は、その当時、既に神話であった。つまり、人々は、神話に登場する神々の物語を現実の寓意として捉えていた。どのようにして国が生まれたのか。神々があたかも人間と同じように愛情や怒り、罪や羞恥の感覚をあらわすとき、神話はいきいきと生きはじめる。古代社会の諸相を鑑み、神話と人々の関係を描く本書は、我々の思考の起源・来歴・由緒を考える上で重要な問題を提起してくれる。例えば、第一章はイザナキとイザナミの結婚の物語にまつわる由来など。本書は、一章から一二章まであり、それぞれの章で古事記の説話の重要な部分をわかりやすく解説している。
2013年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そのまま古事記を読んでも背景などが頭に入っていないのでピンとこないですが、肉付けして面白く解説してくれるのでとても面白いです。
2015年2月3日に日本でレビュー済み
主に古事記の有名な場面を取り上げ丁寧に解説しています。
他の本で古事記をある程度把握した後、本書を読んだ方が頭に入っていきやすいと思います。
ちなみに私は岩波少年文庫「古事記物語」でした。
第10章悲劇の皇子ヤマトタケルが印象に残ります。
剛勇のあまり父である天皇から疎外され、征討(という名の追放)の旅を命じられ続ける孤独な一生。
古事記においては他に類を見ないほど、皇子の痛切な心の内が表現されています。
父子の葛藤の様は人間らしく、現代の私たちでも大いに共感する場面ではないでしょうか。
この章により本書のねらいである
・古事記をよんで古代からのメッセージを読みとる
・現代の人間に対して神話のもたらすものは何か
というところに少し近づけたように感じました。
ジュニア新書で「入門」とあるので初心者向けと思ったのですが
読み手の勉強不足で理解できない点も多くありました。
他の本を読んでまた出直さなくてはいけません。
他の本で古事記をある程度把握した後、本書を読んだ方が頭に入っていきやすいと思います。
ちなみに私は岩波少年文庫「古事記物語」でした。
第10章悲劇の皇子ヤマトタケルが印象に残ります。
剛勇のあまり父である天皇から疎外され、征討(という名の追放)の旅を命じられ続ける孤独な一生。
古事記においては他に類を見ないほど、皇子の痛切な心の内が表現されています。
父子の葛藤の様は人間らしく、現代の私たちでも大いに共感する場面ではないでしょうか。
この章により本書のねらいである
・古事記をよんで古代からのメッセージを読みとる
・現代の人間に対して神話のもたらすものは何か
というところに少し近づけたように感じました。
ジュニア新書で「入門」とあるので初心者向けと思ったのですが
読み手の勉強不足で理解できない点も多くありました。
他の本を読んでまた出直さなくてはいけません。