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野生動物と共存できるか: 保全生態学入門 (岩波ジュニア新書 536) 新書 – 2006/6/20
高槻 成紀
(著)
- 本の長さ209ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2006/6/20
- ISBN-104005005365
- ISBN-13978-4005005369
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2006/6/20)
- 発売日 : 2006/6/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 209ページ
- ISBN-10 : 4005005365
- ISBN-13 : 978-4005005369
- Amazon 売れ筋ランキング: - 289,918位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジュニア向けなので平易な文章ですが、野生生物保全に対する本質的な考え方が説かれています。感情的にならない、現実的な対応と人間の愚かな行為に対する厳しい姿勢は好感が持てます。このような考え方が浸透していけば、決して生物多様性の崩壊にブレーキがかかるのですが。また、文化的な背景に触れて野生生物保全の考え方などに説明をしている点も分析的でよいです。日本人の生き物好きは世界でも例がないほどなのですが、近年はどこかに慈悲の心を忘れてしまったのではないでしょうか?急激な人口減少社会となっていくこれから、野生生物との付き合い方も変化していくでしょうから本書を読んで一人一人がこの問題を考えていただきたいですね。
2017年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
動物好きの人には面白いと思う。絶滅した動物、人と動物と環境の関係性、著者の体験記など沢山書かれていて勉強になります。
ですが、私の『なぜ絶滅危惧種を絶滅させてはいけないのか?可哀想だから?人間の生活にも影響があるから?』という疑問の答えにはなりませんでした。著者のように動物をこよなく愛する人には『当たり前の感情だ!』ということがあまり理解できません。パンダを可愛いとは思わないし、絶滅してしまったことも恐竜の絶滅のように感じます。
数いる動物のことはわかりますが、もう生存数もごく僅かな動物を保護しなければならない理由がよくわからないのです。
それと、動物愛に満ち溢れた熱い語り口調が、私には合いませんでした。価値観の押し付けのように感じられたからかもしれません。
ただ、とても勉強になる本だと思います。大人の方是非読んでみてください。
ですが、私の『なぜ絶滅危惧種を絶滅させてはいけないのか?可哀想だから?人間の生活にも影響があるから?』という疑問の答えにはなりませんでした。著者のように動物をこよなく愛する人には『当たり前の感情だ!』ということがあまり理解できません。パンダを可愛いとは思わないし、絶滅してしまったことも恐竜の絶滅のように感じます。
数いる動物のことはわかりますが、もう生存数もごく僅かな動物を保護しなければならない理由がよくわからないのです。
それと、動物愛に満ち溢れた熱い語り口調が、私には合いませんでした。価値観の押し付けのように感じられたからかもしれません。
ただ、とても勉強になる本だと思います。大人の方是非読んでみてください。
2014年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前読んだ、同じ著者の「
動物を守りたい君へ
」がとても良かったのでこちらも子供に読み聞かせしました。同じように良書でした。こちらの方が焦点が絞れているとも言えます。
とても良いのは総合的だということです。基本的には生き物の話であるわけですが生態学ということで、社会科的な視点が必要になっています。たとえば、スリランカやモンゴルの暮らし、そこの人々の考え方や、ほんの少しだけれど歴史も。この本を読むと、多面的なものの見方をしなければいけないとか、人は社会全体で間違った通念を持ってしまうことがあるといった、とても大切なことが生き物という親しみやすい具体例を通して学べます。「かわいい!」とか「かわいそう!」とか表面的な衝動で終わってはいけなくて、詳しく検討して意見・行動すべきである、ということは知性に本質的なことだと思うんです。
難易度が、親が適度に解説を加えながら小学生に読んでやるのにちょうどよいです。中学生なら自分で読むのにいいでしょう。
「ラクダはラクダだが、ホルゴルはラクダではない。」
とても良いのは総合的だということです。基本的には生き物の話であるわけですが生態学ということで、社会科的な視点が必要になっています。たとえば、スリランカやモンゴルの暮らし、そこの人々の考え方や、ほんの少しだけれど歴史も。この本を読むと、多面的なものの見方をしなければいけないとか、人は社会全体で間違った通念を持ってしまうことがあるといった、とても大切なことが生き物という親しみやすい具体例を通して学べます。「かわいい!」とか「かわいそう!」とか表面的な衝動で終わってはいけなくて、詳しく検討して意見・行動すべきである、ということは知性に本質的なことだと思うんです。
難易度が、親が適度に解説を加えながら小学生に読んでやるのにちょうどよいです。中学生なら自分で読むのにいいでしょう。
「ラクダはラクダだが、ホルゴルはラクダではない。」
2017年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
しっかり害獣の現状と対策などを書かれていて、イノシシ害に悩む我が家の周辺のことも、必然の問題だと諦観し、暮らすしかない。いまさら昔のライフスタイルに、集落ごとみんなで戻れるわけはないので。
2014年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供向けに簡単には書いてありますが
そうだそうだと納得することが多く、大人が読んでも
十分にいろいろ考えさせられる本でした
そうだそうだと納得することが多く、大人が読んでも
十分にいろいろ考えさせられる本でした
2013年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
申し訳有りません、息子の宿題の教材として購入させて頂きましたので内容は知りません。
2011年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
生物多様性については、いまだに個人や企業として何をすれば良いのかよく分からないし、十分な理解がないままに「何をすればいいのか?」という答えを出すことに急いだり、アクションリストに先走ってしまう雰囲気になんとなく抵抗感がありました。
そんなモヤモヤしたなか、本書は、「そもそも何が問題なのだろう?」と自問自答させられるような、本質的な問いを投げかけてくれます。
動物は好きだけど、ペットと野生動物は全く違う。
何故そもそも野生動物は絶滅しているのか。
保全にとって大切なのはどういうバランスなのか。
そもそも人間優越、自然支配、自分たちの当たり前を見直す必要はないだろうか。
本当の豊かさとは。
ジュニア向けの本なので非常に分かりやすく、また著者のとても熱い思いが伝わってくる良書です。子供のころこんな本を早く読んでおけば良かった、としみじみ思いました。
そんなモヤモヤしたなか、本書は、「そもそも何が問題なのだろう?」と自問自答させられるような、本質的な問いを投げかけてくれます。
動物は好きだけど、ペットと野生動物は全く違う。
何故そもそも野生動物は絶滅しているのか。
保全にとって大切なのはどういうバランスなのか。
そもそも人間優越、自然支配、自分たちの当たり前を見直す必要はないだろうか。
本当の豊かさとは。
ジュニア向けの本なので非常に分かりやすく、また著者のとても熱い思いが伝わってくる良書です。子供のころこんな本を早く読んでおけば良かった、としみじみ思いました。
2015年9月22日に日本でレビュー済み
著者は保全生態学の研究者。
岩波ジュニア新書で、中高生向けにわかりやすく書かれている。
著者は日本でシカ、サル、クマを対象としているほか、モンゴルでモウコガゼル、スリランカでゾウなども研究しているらしい。モンゴルの茫漠たる草原で動物たちを追いかけた体験談なども盛り込まれており、おもしろい。
人間の生活と、野生動物との衝突に関する現状がいろいろと挙げてあり、一部については解決例も示されている。基本的には人間側に立ち、しかし、動物への対処も可能なかぎり手厚くというスタンスだ。科学的な態度を徹底している点が特徴。
野生動物との共存はかなり困難なようだが、それでも可能性はあると思った。
岩波ジュニア新書で、中高生向けにわかりやすく書かれている。
著者は日本でシカ、サル、クマを対象としているほか、モンゴルでモウコガゼル、スリランカでゾウなども研究しているらしい。モンゴルの茫漠たる草原で動物たちを追いかけた体験談なども盛り込まれており、おもしろい。
人間の生活と、野生動物との衝突に関する現状がいろいろと挙げてあり、一部については解決例も示されている。基本的には人間側に立ち、しかし、動物への対処も可能なかぎり手厚くというスタンスだ。科学的な態度を徹底している点が特徴。
野生動物との共存はかなり困難なようだが、それでも可能性はあると思った。