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アニメーションの世界へようこそ カラー版 (岩波ジュニア新書 538) 新書 – 2006/6/20
山村 浩二
(著)
- 本の長さ172ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2006/6/20
- ISBN-104005005381
- ISBN-13978-4005005383
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2006/6/20)
- 発売日 : 2006/6/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 172ページ
- ISBN-10 : 4005005381
- ISBN-13 : 978-4005005383
- Amazon 売れ筋ランキング: - 528,533位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 535位岩波ジュニア新書
- - 2,908位演劇 (本)
- - 3,150位漫画・アニメ・BL(イラスト集・オフィシャルブック)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964年名古屋市生まれ。ヤマムラアニメーション代表、東京藝術大学教授、アカデミー賞会員(映画芸術科学アカデミー)。
1987年、東京造形大学絵画科卒業。「頭山」(2002年)がアヌシー、ザグレブをはじめ世界の主要なアニメーション映画祭で6つのグランプリを受賞、第75回アカデミー賞®短編アニメーション部門にノミネート、長編「幾多の北」(2021年)がアヌシー・コントルシャン・クリスタル賞受賞他国内外で130以上受賞。代表作として「カロとピヨブプト」、「パクシ」、「バベルの本」、「あさごはんマーチ」、「年をとった鰐」、「カフカ 田舎医者」、「ゆめみのえ」など。
「くだもの だもの」「おやおや、おやさい」(共に文・石津ちひろ、福音館書店)、「ぱれーど」(講談社)など、絵本作家としても活躍。「ちいさな おおきな き」(文:夢枕 獏)で、第65回小学館児童出版文化賞、「くじらさんのーたーめならえんやこーら」(文:内田麟太郎)で、第22回日本絵本賞受賞。
また2017年、NHKおかあさんといっしょ「べるがなる」の作詞を手がける。
これまでの業績に対し、川喜多賞、芸術選奨賞受賞。2019年紫綬褒章受章。
カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
11グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アニメーション、特に芸術としてのアニメーションを知りたい方には、お奨めの概説書です。歴史、作り方等、大人でも子供でもわかるような易しい文で書かれていて、さすが、ジュニア新書ならでは。アニメーションは、目に訴える芸術ですが、この本に載っている魅力的な写真、挿絵、アニメーションの絵の殆どが、カラーで載っているのが、嬉しい。最近の日本人の若者達は、人生の目的がはっきり見えないとか、将来何になりたいとか、もやもやした感じで自分の将来の職業を考えているような風潮があると聞いています(私は、在米30年です)。が、山村さんの本を読むと、プロのアニメーターになるだけの知識でなく、彼の仕事、そして人生に対する真摯な考え方、態度が具体的に書いてあるので、若い人、中学、高校生にも、お奨めです。最高をきわめたプロだけが、伝えることの出来る仕事、作品への熱い情熱、失敗してもくじけない強い精神力、常に目的に向かって努力する姿勢。それらが、読んでいるうちに自然に身につく本でもあります。
2015年6月20日に日本でレビュー済み
1章は映像の歴史にはじまり、そこからどうやってアニメーションが産まれたかを実際の絵やスクリーンキャプチャ等で振り返る。写真が沢山載っていて、にぎやかで楽しい。
2章では著者がどうやってアニメーションを作っているかを実際の作品を扱って説明する。山村流アニメーションの独特さは勿論なのだが、ストーリーの作り方等は物語作家に共通する要素なので「きほん」の「き」をレクチャーしてくれる感じ。
3章はQ&A。山村浩二と言う人間がアニメをどうとらえているのかが書かれていて興味深い。
全体を読み終わると「心のこもった」アニメーションを見たくなってくる。
一般には知られていない海外アニメーション作家の名前や作品も載っているのでありがたい。
2章では著者がどうやってアニメーションを作っているかを実際の作品を扱って説明する。山村流アニメーションの独特さは勿論なのだが、ストーリーの作り方等は物語作家に共通する要素なので「きほん」の「き」をレクチャーしてくれる感じ。
3章はQ&A。山村浩二と言う人間がアニメをどうとらえているのかが書かれていて興味深い。
全体を読み終わると「心のこもった」アニメーションを見たくなってくる。
一般には知られていない海外アニメーション作家の名前や作品も載っているのでありがたい。
2006年7月1日に日本でレビュー済み
本書はアニメーションの歴史を簡単にレクチャーすることから始まり、
日本や世界のアニメーションの紹介や表現方法の多様性を説明されています。
アニメーション作品が出来上がるまでの過程を筆者流に解説しています。
さて、私は、本書を読み、山村さんを信用できるアニメーターだと思いました。
アニメーションとは「自分がおもしろいと思ったり、
想像したものを形にしていく、そしてそれをまた再現してみることで、
今度はまた見る人もおもしろがる、喜びをわかちあえる」(98頁)
ものだと考えられたおられます。
他者に自分の考えを示したい、それで感動させたいという山村さんの
広々とした心、そして熱い思いがそこに感じられました。
「創造のおおいなる自由こそが、アニメーション制作の喜びである」(129頁)
と指摘されています。
山村氏のようなアニメーション作家の存在のおかげで
日本のアニメーションに力があるのだと思いました。
にもかかわらず、昨今の日本のアニメーション界は資本と結びつき、
市場の論理が「創造のおおいなる自由」を優越するような無残なありさまです。
また政治も関わりだし、困ったことに、排他的ナショナリズム
ないし民族としての「自信高揚」として悪用しようとする方々が現れておられます。
アニメーターの方々には、創造する自由を死守し、他の人々あるいは他の人に
喜んでもらう作品を製作されること願っております。
日本や世界のアニメーションの紹介や表現方法の多様性を説明されています。
アニメーション作品が出来上がるまでの過程を筆者流に解説しています。
さて、私は、本書を読み、山村さんを信用できるアニメーターだと思いました。
アニメーションとは「自分がおもしろいと思ったり、
想像したものを形にしていく、そしてそれをまた再現してみることで、
今度はまた見る人もおもしろがる、喜びをわかちあえる」(98頁)
ものだと考えられたおられます。
他者に自分の考えを示したい、それで感動させたいという山村さんの
広々とした心、そして熱い思いがそこに感じられました。
「創造のおおいなる自由こそが、アニメーション制作の喜びである」(129頁)
と指摘されています。
山村氏のようなアニメーション作家の存在のおかげで
日本のアニメーションに力があるのだと思いました。
にもかかわらず、昨今の日本のアニメーション界は資本と結びつき、
市場の論理が「創造のおおいなる自由」を優越するような無残なありさまです。
また政治も関わりだし、困ったことに、排他的ナショナリズム
ないし民族としての「自信高揚」として悪用しようとする方々が現れておられます。
アニメーターの方々には、創造する自由を死守し、他の人々あるいは他の人に
喜んでもらう作品を製作されること願っております。
2006年8月30日に日本でレビュー済み
短編アニメ「頭山」の作者、山村浩二氏のアニメ、絵本についての技術、世界観のバックグラウンドがよく伝わってくる良本である。
「アニメーション」とはいえ、所謂、経産省あたりが尻馬に乗っかろうとしている「アニメ」界とは異なり、お金になりそうにない(笑)短編、芸術アニメーションの世界について、作り手・ファンがどういうバックグラウンドをもっているのかを掴むには最適である。
(ただし、山村氏自身はこの本で商業系、芸術系などと分けることは無意味と書かれているが。)
もちろん、既に作り手である人には山村氏の系譜を知るにも良いし、またビギナーファン?には、新たなる世界の入口を紹介してくれる。
私は薄手・小型の本には限界があり、それなりの役目があるものだと思う。しかし、それは内容も薄いきりで良いということではなく、新たな深く広い世界への誘導があるものが良本と言える。
その点、この本は、山村氏自身の作品・考え方ももちろん、ノルシュテイン、フレデリック・バック、トルンカ、各地の映画祭、堀内誠一「絵本の世界」など、読み手の世界を一気に広げてくれる魅力的なキーワードが盛り込まれている。
「ようこそ」というタイトルがぴったりな内容と言えるだろう。
「アニメーション」とはいえ、所謂、経産省あたりが尻馬に乗っかろうとしている「アニメ」界とは異なり、お金になりそうにない(笑)短編、芸術アニメーションの世界について、作り手・ファンがどういうバックグラウンドをもっているのかを掴むには最適である。
(ただし、山村氏自身はこの本で商業系、芸術系などと分けることは無意味と書かれているが。)
もちろん、既に作り手である人には山村氏の系譜を知るにも良いし、またビギナーファン?には、新たなる世界の入口を紹介してくれる。
私は薄手・小型の本には限界があり、それなりの役目があるものだと思う。しかし、それは内容も薄いきりで良いということではなく、新たな深く広い世界への誘導があるものが良本と言える。
その点、この本は、山村氏自身の作品・考え方ももちろん、ノルシュテイン、フレデリック・バック、トルンカ、各地の映画祭、堀内誠一「絵本の世界」など、読み手の世界を一気に広げてくれる魅力的なキーワードが盛り込まれている。
「ようこそ」というタイトルがぴったりな内容と言えるだろう。