2009年に出版された本ですが、およそ10年経っても、いや時が経過するほど、この本に書いてある生き方は重要になると思います。
私は社会に出て数年の身ですが、もっと早く、学生時代にこの本と出会えていたらなぁと思います。
以下のような人に、この本をぜひお薦めしたいです。
・私みたいに、学歴や資格や肩書きが重視される社会で自分は何のために、何を楽しみに生きたら良いのか見失ってしまった人
・学校の勉強にうんざりしている中高生・大学生
・子育て中のお父さんお母さん
・《日本はすごい!》という番組に飽き飽きしている人、そもそも最近のテレビ番組が面白くないと感じている人
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ピーター流生き方のすすめ (岩波ジュニア新書 625) 新書 – 2009/6/19
- 本の長さ214ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2009/6/19
- ISBN-104005006256
- ISBN-13978-4005006250
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2009/6/19)
- 発売日 : 2009/6/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 214ページ
- ISBN-10 : 4005006256
- ISBN-13 : 978-4005006250
- Amazon 売れ筋ランキング: - 230,875位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 218位岩波ジュニア新書
- - 342位ノンフィクション・伝記 (本)
- - 20,884位教育・学参・受験 (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2018年11月19日に日本でレビュー済み
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2018年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
僕の親は学が無く、学校の成績が悪いと、ものすごく激怒しました。友達の成績とくらべられもしました。ピーターさんのお父様が僕の親だったらなと悔やみました!
2014年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ピーター氏が新聞にご自身の半生を語られた記事を読んで、氏が書かれた書籍を探したのが本書との出会いでした。
中学生ぐらいの方であれば充分読んで理解できると思います。
自分の国を追われた氏の経験が、本書の中にもあちらこちらで反映されているようです。
例えば、国際人である前にまず日本人であることを大事にしてほしいと考えておられる箇所。自国に対する誇りや理解がどれほど大切なことなのかを、身にしみて実感している氏の言葉は重みがあります。
普段のソフトな語り口のピーター氏からは意外に思えるような、厳しい指摘やお堅い考え方が見え隠れしますが、私は氏の経験から導き出された貴重な意見だと捉えています。
中学生ぐらいの方であれば充分読んで理解できると思います。
自分の国を追われた氏の経験が、本書の中にもあちらこちらで反映されているようです。
例えば、国際人である前にまず日本人であることを大事にしてほしいと考えておられる箇所。自国に対する誇りや理解がどれほど大切なことなのかを、身にしみて実感している氏の言葉は重みがあります。
普段のソフトな語り口のピーター氏からは意外に思えるような、厳しい指摘やお堅い考え方が見え隠れしますが、私は氏の経験から導き出された貴重な意見だと捉えています。
2014年2月10日に日本でレビュー済み
2009年初版。とても読みやすい本です。大道芸を歩行者天国などでやり、実は数学者の面も持つ、面白い人だなぁ、と思っていつも見ていた。以前、TVで出演されているのを数回見た事があるが、大変分り易い話し方をするヒト、との印象があったので、名前を見つけた時に迷わず読んだ。
オフラインの勧めが書かれているが、これは実は重要なこと。TV/インターネットと受身になってしまい、情報の波の中で漂い、自分を見失っている事に気付かない事がある。私も情報の受け売りだけでモノを其処から考えなくなって来た事に気付いて、TVを置くのを止めた一人だ。語学学習に関しても、音を入れるのはよいことだが、それだけに頼っていたら自分の考えは表現出来ない。
最近流行りの聞き流し語学教材はそんな落とし穴がある。リラックスした状態でコトバを聴くのは良いが、ある程度まで来たら、文字に取り組まなければ意味が無い。外国語の誤りを気にし過ぎるのも良くないが、気にしなさ過ぎるのはもっと良くない。母国語ではないから気にしていたって間違うのだ。
明治時代の大学生は交通機関が発達していなかったから、歩いた。家まで、学校まで、下駄で何処までも。しかし、この歩いている中で自分の集中すべき内容の反芻をし、音の教材が無い時代に外国の言葉を身に付け、論文まで書いていた。何故か、独創的なものがこの時代の学者さんから生まれている。ヒトはそう言う一面を持っていることを著者は読者に問い掛けている。
仕事をしているヒトは気付いている、と思うが自分がその仕事(重要かそうじゃないかに関わらず)に何%の気持ちを向けているか、がその仕事の成否を決めている。
料理、裁縫...つまりはヒトが生きていく上で必要な事を身に付けていることも強い。そして何よりもこの人懐っこさが良い。今の日本人が失いかけているのがこの人懐っこさだ。この人懐っこさこそが万国共通の言葉以外のコトバで、特に外国に行った時は重要な鍵となる。
昔の日本の家の作りはとてもオープンで外から丸見えだった。間取りも分ったし、洗濯物を見ればどんな人達が何人位すんでいるのかが分った。玄関を通らなくても縁側で腰を掛けて話しもしたし、縁台もあった。今のヒトが見たらプライバシーは何処にあるのか、と言うだろう。でも、ヒトは孤立しては生きられない動物である事もアタマに置いておこう。
オフラインの勧めが書かれているが、これは実は重要なこと。TV/インターネットと受身になってしまい、情報の波の中で漂い、自分を見失っている事に気付かない事がある。私も情報の受け売りだけでモノを其処から考えなくなって来た事に気付いて、TVを置くのを止めた一人だ。語学学習に関しても、音を入れるのはよいことだが、それだけに頼っていたら自分の考えは表現出来ない。
最近流行りの聞き流し語学教材はそんな落とし穴がある。リラックスした状態でコトバを聴くのは良いが、ある程度まで来たら、文字に取り組まなければ意味が無い。外国語の誤りを気にし過ぎるのも良くないが、気にしなさ過ぎるのはもっと良くない。母国語ではないから気にしていたって間違うのだ。
明治時代の大学生は交通機関が発達していなかったから、歩いた。家まで、学校まで、下駄で何処までも。しかし、この歩いている中で自分の集中すべき内容の反芻をし、音の教材が無い時代に外国の言葉を身に付け、論文まで書いていた。何故か、独創的なものがこの時代の学者さんから生まれている。ヒトはそう言う一面を持っていることを著者は読者に問い掛けている。
仕事をしているヒトは気付いている、と思うが自分がその仕事(重要かそうじゃないかに関わらず)に何%の気持ちを向けているか、がその仕事の成否を決めている。
料理、裁縫...つまりはヒトが生きていく上で必要な事を身に付けていることも強い。そして何よりもこの人懐っこさが良い。今の日本人が失いかけているのがこの人懐っこさだ。この人懐っこさこそが万国共通の言葉以外のコトバで、特に外国に行った時は重要な鍵となる。
昔の日本の家の作りはとてもオープンで外から丸見えだった。間取りも分ったし、洗濯物を見ればどんな人達が何人位すんでいるのかが分った。玄関を通らなくても縁側で腰を掛けて話しもしたし、縁台もあった。今のヒトが見たらプライバシーは何処にあるのか、と言うだろう。でも、ヒトは孤立しては生きられない動物である事もアタマに置いておこう。
2009年6月28日に日本でレビュー済み
著者のピーター・フランクルさんは、1953年にハンガリーで生まれ、20年前に日本に来た数学者で大道芸人。12ヶ国語を話すという。
生き方で一番大切なのは「自分の人生の主人公は自分」と知ることだという。「自分が主人公」を守ること。といっても勝手に生きるのではない。楽しく意義ある人生を送るには、「その時代にふさわしい生き方をする」ことが大事だともいう。
しかし、現在のテレビとパソコンが跋扈するIT社会には批判的で、いかに「オフライン」を確保し、そこで大切な人生の時間を過ごすかを熱心に説いている。身近な人を大切にすることが「新しい時代にふさわしい生き方」だとし、そのことを改めて章を立てて説き、アドバイスとして「身近なヒーローを見つけよう」と提案している。ピーターさんにとって父親がその一人だったという。
20年前の来日時にはテレビドラマ「おしん」がよく見られていて、結果よりも経過が大事だとされていた日本。その日本は、それまでのアメリカ在住体験で知った結果がすべてのアメリカに比して好ましかった。けれども日本は、今、結果が問われるアメリカ型になったと残念がっている。
ピーターさんが良しとする生き方は、平凡さを大切にすることと要約できる。「平凡は非凡」を言っているのかもしれない。本を読み、考え、書き、身近なヒーローと過ごす。その「平凡」さを大事にしようとのすすめとも読める。
しかしピーターさんは、「大学で過ごす四年間の先には、四〇年間の仕事が待っている」などと現実的な金言も記していて、うかうかと読み流せない。ことに終章の国際化の話で、安易な比較はしない、国際人であるには日本をこそよく知らねばといった諭しは、著者ならではのことで説得的だ。
生き方で一番大切なのは「自分の人生の主人公は自分」と知ることだという。「自分が主人公」を守ること。といっても勝手に生きるのではない。楽しく意義ある人生を送るには、「その時代にふさわしい生き方をする」ことが大事だともいう。
しかし、現在のテレビとパソコンが跋扈するIT社会には批判的で、いかに「オフライン」を確保し、そこで大切な人生の時間を過ごすかを熱心に説いている。身近な人を大切にすることが「新しい時代にふさわしい生き方」だとし、そのことを改めて章を立てて説き、アドバイスとして「身近なヒーローを見つけよう」と提案している。ピーターさんにとって父親がその一人だったという。
20年前の来日時にはテレビドラマ「おしん」がよく見られていて、結果よりも経過が大事だとされていた日本。その日本は、それまでのアメリカ在住体験で知った結果がすべてのアメリカに比して好ましかった。けれども日本は、今、結果が問われるアメリカ型になったと残念がっている。
ピーターさんが良しとする生き方は、平凡さを大切にすることと要約できる。「平凡は非凡」を言っているのかもしれない。本を読み、考え、書き、身近なヒーローと過ごす。その「平凡」さを大事にしようとのすすめとも読める。
しかしピーターさんは、「大学で過ごす四年間の先には、四〇年間の仕事が待っている」などと現実的な金言も記していて、うかうかと読み流せない。ことに終章の国際化の話で、安易な比較はしない、国際人であるには日本をこそよく知らねばといった諭しは、著者ならではのことで説得的だ。
2009年10月10日に日本でレビュー済み
中高生向けだが、大人が読んでも十分ためになる。
日本に来て20年、数学者であり大道芸人のピーター・フランクルが、幸せに生きるためのヒントを与えてくれる。
自分が知っていた彼の経歴と、タイトルに「ピーター流生き方」となっていることから、読む前は何となく自由人のススメ的なことが書いてあるかと思った。
でも、中身は全然違っていた。甘くないのだ。
情報の氾濫、疎遠になる人付き合い、欧米流の成果主義といった今の社会を批判するだけでなく、自分を磨いていくことが必要だと唱える。そのためには、何が自分に必要かを能動的に考え、知的探求をしなさいと。
さまざまな国での生活を経験したピーターだから、今の現状から抜け出せない大人たちから理想論を言われるよりも、説得力があるだろう。
文章も分かりやすく、すぐに読み終えられるけれど、鋭い点を突いている。
それに、この人は並みの日本人よりも日本の良さを知っている。
ややアメリカに批判的な感じを受けたが、現実を直視し、大切なことに気づかせてくれる一冊。
日本に来て20年、数学者であり大道芸人のピーター・フランクルが、幸せに生きるためのヒントを与えてくれる。
自分が知っていた彼の経歴と、タイトルに「ピーター流生き方」となっていることから、読む前は何となく自由人のススメ的なことが書いてあるかと思った。
でも、中身は全然違っていた。甘くないのだ。
情報の氾濫、疎遠になる人付き合い、欧米流の成果主義といった今の社会を批判するだけでなく、自分を磨いていくことが必要だと唱える。そのためには、何が自分に必要かを能動的に考え、知的探求をしなさいと。
さまざまな国での生活を経験したピーターだから、今の現状から抜け出せない大人たちから理想論を言われるよりも、説得力があるだろう。
文章も分かりやすく、すぐに読み終えられるけれど、鋭い点を突いている。
それに、この人は並みの日本人よりも日本の良さを知っている。
ややアメリカに批判的な感じを受けたが、現実を直視し、大切なことに気づかせてくれる一冊。
2014年4月16日に日本でレビュー済み
筆者の生きてきたこれまでの人生経験からくる現在の筆者の考える人としての「あり方」を説いている。
実体験を交えて話すストーリーはわかりやすく、視野を広げることができる本である。
・人生の主人公は自分
・現代社会を自分らしく生きるために必要なオフライン
・消費文化から精神文化を重んじる人生観
強い信念とそれを裏付ける経験・実績がある筆者だからこそ読者へストレートに伝える文章が心地よい。
実体験を交えて話すストーリーはわかりやすく、視野を広げることができる本である。
・人生の主人公は自分
・現代社会を自分らしく生きるために必要なオフライン
・消費文化から精神文化を重んじる人生観
強い信念とそれを裏付ける経験・実績がある筆者だからこそ読者へストレートに伝える文章が心地よい。