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グローバリゼーションの中の江戸 (岩波ジュニア新書 〈知の航海〉シリーズ) 新書 – 2012/6/21
田中 優子
(著)
「江戸時代」のイメージは? ちょんまげ? 寺子屋? 鎖国? 実は、海外のものを取り入れながら、当時のグローバリゼーションの波に流されることもなく、独自の発展をとげた時代だった。着物や食器、絵画や本などに現われる海外との関わりや、中国、朝鮮、琉球との関係をたどり、本当にグローバルであることとは何かを考える。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2012/6/21
- 寸法11.5 x 1.2 x 17.5 cm
- ISBN-104005007171
- ISBN-13978-4005007172
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商品の説明
著者について
田中 優子(タナカ・ユウコ)
1952年横浜生まれ. 法政大学社会学部教授, 国際日本学インスティテュート(大学院)教授.法政大学文学部卒業,同大学院博士課程(日本文学)修了.1986年『江戸の想像力―18世紀のメディアと表徴』(筑摩書房)で芸術推奨文部大臣新人賞,2000年『江戸百夢―近世図像学の楽しみ』(朝日新聞社)でサントリー学芸賞などを受賞.その他,主な著書に『江戸の音』(河出書房新社),『近世アジア漂流』(朝日新聞社),『未来のための江戸学―この国のカタチをどう作るのか』(小学館),『布のちから 江戸から現代へ』(朝日新聞出版)などがある.
1952年横浜生まれ. 法政大学社会学部教授, 国際日本学インスティテュート(大学院)教授.法政大学文学部卒業,同大学院博士課程(日本文学)修了.1986年『江戸の想像力―18世紀のメディアと表徴』(筑摩書房)で芸術推奨文部大臣新人賞,2000年『江戸百夢―近世図像学の楽しみ』(朝日新聞社)でサントリー学芸賞などを受賞.その他,主な著書に『江戸の音』(河出書房新社),『近世アジア漂流』(朝日新聞社),『未来のための江戸学―この国のカタチをどう作るのか』(小学館),『布のちから 江戸から現代へ』(朝日新聞出版)などがある.
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2012/6/21)
- 発売日 : 2012/6/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4005007171
- ISBN-13 : 978-4005007172
- 寸法 : 11.5 x 1.2 x 17.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 257,621位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 264位岩波ジュニア新書
- - 564位社会と文化
- - 1,697位その他の歴史関連書籍
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本という国を、本当に知るということは、この国に暮らす日本人である私達にとっても、実に難しいことです。
歴史というものは、様々に歪められ、真実を隠されて伝えられる。真実の日本の姿、歴史を知りたいと、自ら能動的に追及しなければ、それを知ることは叶わない。
「おわりに」に著者が記したように、2011年3月11日の東北大震災と、福島第一原子力発電所の事故を目の当たりにした、その冷めやらぬ衝撃を抱えたままの著者が、次世代の若者達に本当に伝えたいこと、知っていてほしい本当の日本の歴史を、包み隠さず、そして熱を帯びて語った、語らずに居れなかった、そういう気持ちが特に後半の行間に溢れています。著者は、出来るだけ忠実に事実を伝えた後、自分の考えを明確に述べています。著者の歴史解釈を若者に押し付けるのではなく、自ら考え、問い直し、そして進むべき道を見出してほしいという願いが込められています。孤立して自分を維持するのではなく、他者、他国との関わりの中で自分を見つけることがグローバルであること。
国も、人も、「自前で生きる」という、互いの幸福を願って生き生きとして影響しあいながら、それでいて凛として自分を持っている、本当のグローバルな生き方を見つけたいですね。
歴史というものは、様々に歪められ、真実を隠されて伝えられる。真実の日本の姿、歴史を知りたいと、自ら能動的に追及しなければ、それを知ることは叶わない。
「おわりに」に著者が記したように、2011年3月11日の東北大震災と、福島第一原子力発電所の事故を目の当たりにした、その冷めやらぬ衝撃を抱えたままの著者が、次世代の若者達に本当に伝えたいこと、知っていてほしい本当の日本の歴史を、包み隠さず、そして熱を帯びて語った、語らずに居れなかった、そういう気持ちが特に後半の行間に溢れています。著者は、出来るだけ忠実に事実を伝えた後、自分の考えを明確に述べています。著者の歴史解釈を若者に押し付けるのではなく、自ら考え、問い直し、そして進むべき道を見出してほしいという願いが込められています。孤立して自分を維持するのではなく、他者、他国との関わりの中で自分を見つけることがグローバルであること。
国も、人も、「自前で生きる」という、互いの幸福を願って生き生きとして影響しあいながら、それでいて凛として自分を持っている、本当のグローバルな生き方を見つけたいですね。
2012年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
江戸時代が鎖国の時代だったなんて大きな勘違い。徳川幕府は植民地争奪の世界の趨勢に対して、その影響を極力コントロールする政策を取りながら、中国、朝鮮、オランダなどとの交易を通し、世界情勢の把握に務めていたらしい。諸藩も、巧みに海外との交易を行い、実利をあげていたらしい。何より庶民生活の衣食、什器の隅々に、外国文化の影響が見られるというのだ。
子どもの頃、学校で習った江戸時代のイメージががらりと変わる。歴史は教科書を読むだけでは正しい理解に達しないことが、数々示された浮世絵などの読み方、生活用品の観察などから教えられる。最新の学術的成果に裏打ちされながら、かつ分かりやすく興味深く「江戸時代」理解のガイドとして楽しませてくれる。
現代社会がどのように世界とつながってきたのか、つながっているのか、つながっていくべきなのか。こんな書物から歴史に入る子どもたちは仕合せだ。きっと歴史が好きになる。学問の面白さに目が開かれる。決して、田中優子先生の容姿の目眩ましにあって言うのではありません。
子どもの頃、学校で習った江戸時代のイメージががらりと変わる。歴史は教科書を読むだけでは正しい理解に達しないことが、数々示された浮世絵などの読み方、生活用品の観察などから教えられる。最新の学術的成果に裏打ちされながら、かつ分かりやすく興味深く「江戸時代」理解のガイドとして楽しませてくれる。
現代社会がどのように世界とつながってきたのか、つながっているのか、つながっていくべきなのか。こんな書物から歴史に入る子どもたちは仕合せだ。きっと歴史が好きになる。学問の面白さに目が開かれる。決して、田中優子先生の容姿の目眩ましにあって言うのではありません。
2022年1月22日に日本でレビュー済み
調べると『江戸の想像力』などが著者の代表作のようなのですが読んだことはありません。本書『グローバリゼーションの中の江戸 』はいままでの著者の仕事をエッセンスを詰め込んで平易に書かれた大変お買い得な1冊なのではないかと思います。ジュニア新書ですが大人が読んでも面白い本だと思います。
学校の日本史をでは豊臣秀吉はフトコロで草履を温めて天下を統一した人物だという程度のことしか教えられません。しかし韓国を旅行して史蹟を巡ると、大抵のところには「ここは豊臣秀吉にぶっ壊されたのでいついつに復元されたもの」と記されています。本書を読んで「文禄・慶長の役」は世界に対して日本が行った紛れもない汚点であり、豊臣秀吉という人物がドラマの主人公にすべきようなヒーローでないことが良く分かりました。著者の他の本や本書の内容についてもっと深く知りたくなる良い本です。
学校の日本史をでは豊臣秀吉はフトコロで草履を温めて天下を統一した人物だという程度のことしか教えられません。しかし韓国を旅行して史蹟を巡ると、大抵のところには「ここは豊臣秀吉にぶっ壊されたのでいついつに復元されたもの」と記されています。本書を読んで「文禄・慶長の役」は世界に対して日本が行った紛れもない汚点であり、豊臣秀吉という人物がドラマの主人公にすべきようなヒーローでないことが良く分かりました。著者の他の本や本書の内容についてもっと深く知りたくなる良い本です。
2012年9月3日に日本でレビュー済み
15世紀以降のヨーロッパ主導の大航海時代以来、世界は経済的にに結びつけられる『グローバリゼーション』の道を進んできた。それは江戸時代の日本とて例外ではなかった。
さすがに鎖国時代の日本が「遅れた閉鎖的な時代」などというそれこそ時代錯誤な見方や言説は少なくなったきたが、本書は特に衣類、食器、視覚文化の分野において、我々の先人がいかにアンテナを高く張り、西洋文化をたくましく吸収していったかを示していく。単に西洋の価値観を崇拝、無批判に受容するのではなく、そこには主体性や知恵がはたらいていたのである。
我々の先人に対して我々は顔向けできるだろうか。本当にグローバルであるとはどういうことか、考える機会を提供する本である。
さすがに鎖国時代の日本が「遅れた閉鎖的な時代」などというそれこそ時代錯誤な見方や言説は少なくなったきたが、本書は特に衣類、食器、視覚文化の分野において、我々の先人がいかにアンテナを高く張り、西洋文化をたくましく吸収していったかを示していく。単に西洋の価値観を崇拝、無批判に受容するのではなく、そこには主体性や知恵がはたらいていたのである。
我々の先人に対して我々は顔向けできるだろうか。本当にグローバルであるとはどういうことか、考える機会を提供する本である。
2013年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学校の指定で購入しましたが
本屋に行くよりすぐに届き、大変助かりました。
本屋に行くよりすぐに届き、大変助かりました。
2012年9月10日に日本でレビュー済み
江戸時代は「いわゆる鎖国」した時代とされていますが、実はグローバリゼーションの始まった時代でした。
長く続いた江戸時代が、どうやって世界の中の日本として立ち振舞ったかが、文化を通して描かれています。
現在の「日本らしさ」の原点である江戸時代が、世界情勢との関連において生まれた過程が分かりやすかったです。
今後の日本が世界の中においてどのようにふるまうべきか、考えるヒントもちりばめられていました。
いたずらに争い、疲弊するのではなく、成熟を求めた豊かな江戸時代を知ることは、今の日本が目指すべき道を考えるヒントになるのではないでしょうか。
長く続いた江戸時代が、どうやって世界の中の日本として立ち振舞ったかが、文化を通して描かれています。
現在の「日本らしさ」の原点である江戸時代が、世界情勢との関連において生まれた過程が分かりやすかったです。
今後の日本が世界の中においてどのようにふるまうべきか、考えるヒントもちりばめられていました。
いたずらに争い、疲弊するのではなく、成熟を求めた豊かな江戸時代を知ることは、今の日本が目指すべき道を考えるヒントになるのではないでしょうか。
2012年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容はおもしろく読みましたが、大人でも理解が難しい箇所がありました。