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論語の新しい読み方 (岩波現代文庫 学術 22) 文庫 – 2000/7/14

4.1 5つ星のうち4.1 23個の評価

孔子は現代に何を伝えようとしたのか
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商品の説明

商品説明

日本人は孔子を知らなくても、「君子危うきに近寄らず」とか「三十にして立つ」など、論語の言葉のいくつかを日常的に使っている。それほど「論語が我が国の学術、思想の上に及ぼした影響は長くして且つ深い」(本書「論語を読んだ人たち」)。しかし、論語の解釈や紹介のほとんどが「経学的立場に立った読み方」をしていると言う。「経学的立場」とは、孔子を教祖、弟子たちを聖徒とし、論語をもって永遠の真理を説いた経典と見ることだが、著者は孔子を市井の教育者、弟子たちを就職を希望する学徒と捉え、論語を「歴史的に読もう」とする。
戦後の日本には、論語を「忠孝」を説く封建的道徳として排斥する風潮があった。しかし、孔子の時代の中国は都市国家の時代で、君主に対する「忠」の観念は稀薄だった。だから、「忠」は一般人同士の道義について使われることが多く、論語の中に18回登場するこの言葉が、君主との関係で語られているのは、3回にすぎない、と言う。また、論語に頻繁に出てくる「君子は何々をせず」という言葉は、君子を定義したものではなく、「何々はしたくないものだ」という願望の表現と解釈する。これが著者の言う「歴史的な読み方」である。
東西の古典に通じた東洋史学の権威が、「伝統的な注釈に縛られずに、生きた言葉や文体を吟味した」(本書解説)大胆かつ明快な新解釈によって、孔子が生き生きと現代によみがえった。(伊藤延司)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2000/7/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/7/14
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 309ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4006000227
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4006000226
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 23個の評価

著者について

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宮崎 市定
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
I like this book comparatively.
I want to recommend this book to other people.
2023年11月15日に日本でレビュー済み
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古本としては可のレベルです
2017年10月21日に日本でレビュー済み
テレビで聞いた話なのでイイカゲンな知識で申しわけありません。

日本人の行動原理は〈金〉と〈女〉だと考えて間違いがなかった時期がありました。
あるとき見たテレビのコメンテーターは,中国人の行動原理は〈金〉だというのですね。

それではいけないと,孔子は論語のなかで,高潔な人になるにはこうでなければならないとずっと言い続けている。
残念ながら,なんの効果もなかったとそのコメンテーターは言っていました。

こういう読み解き方は許されるのでしょうか?

余談ながらChinaは支那と同じ語源で,あまりにもあのあたりを支配する国(民族)が変わるので,あのあたりにいる人たちといような意味でシナとなったそうですね。中国は「世界の中心である国」という傲岸不遜の国名とか。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年7月2日に日本でレビュー済み
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著者によれば漢代に固定した儒教解釈と孔子存命中の教えは区別すべきものであり、雑駁な論語のテクストから生成途上の儒学を再構築することが中国思想史の前提となる。巻頭に一般向けの講演を置き、興味ある読者はこれをと参照を求めるのが II に収録された後続の二論文であり、なかでも「中国古代における天と命と天命の思想」は本書の中核をなす。著者が何度となく強調するのは天命は人知を超えるとの不可知論である。孔子の天命論を否定したのが墨子で、天命の推移によって革命説を唱導したのが孟子であるーーこの整理で天命論議の見通しが良くなった(この論文にはご丁寧に成立事情が付記してあり、1945年の中国思想史特殊講義と1961年10月からのハーバード大学客員教授としての思索の賜物という。著者が無造作に使うシャーマニズムもギリシアとの類比を説く都市国家もヨリ精緻な規定が必要だろう。著者の後学に期待するところ大なることが付記に現れているように思う)なお第三論文はテクストの校勘で素人には手に負えないが、宮崎教授に言われるとそんなもかと思ってしまう。個人的には五十沢二郎口語訳『論語』なる移植の書物を取り上げ丁寧に紹介する著者の姿に共感した。教授の「論語はどう読んでも良い」が口先の口上でないことを実感した。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年9月17日に日本でレビュー済み
「論語」を経書扱いでなく、歴史的資料として読むと、こーなる、という宮崎先生のテキストクリティク振りが面白い。
推理小説を読むような痛快感があり、筆力は並みの学者の水準を遥かに超えています。さすがシムノンの愛読者ですね。
「そんなら」伯父さんと宮崎先生を勝手に呼んでいます。最初は誤植か?と思った「そんなら(それならば)」という接続間投詞(?)は
私にとっては、効果抜群の宮崎用語です。真面目な論文中で「そんなら」と出てくると思わずニヤツ、としてしまいます。
吉川幸次郎博士や貝塚茂樹博士の渋面を想像しながら読むと一層愉快。深い学識に基づいた自由な研究とは、かくも楽しいものか、と思います。
多くの学者が狭い学術分野の閉じこもり、互いの専門分野を犯さず侵されず、という学者の世渡りの切ない小知恵を笑い飛ばしてくれます。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年1月6日に日本でレビュー済み
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良いの商品を買ったが、僅かだが書き込み(赤ペン)があった、商品の検品は慎重に。
2015年5月31日に日本でレビュー済み
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宮崎市定氏の大胆な推理に基づく論語の読み方指南です。二千年にわたる訓詁学に基づいていますから深い。
孔子は市井の教育者であり、かなり個性的な人物と言う前提です。
注釈者の通弊は、人に尻尾を掴まれることを恐れて、ひたすら無難で安易な解釈をするため、結局一番つまらない内容に落ち着かす
と筆者はみていることのすがすがしさが魅力である。
読み返すほどにその真意に近づくような気がしてくる。
歴史学の泰斗でありながらとても読みやすい。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年1月4日に日本でレビュー済み
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面白いと思うところもあるけど、難解なところも多くあり、私みたいな凡人にはちょっとハードルが高いようです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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