現代文庫として,生き残っていたのですね。
こうした,「絶版」になった本が
岩波によって「復活」し,しかも廉価で
流通することは,文化に対する貢献だと
思います。
ありがたく思います。
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道化の民俗学 (岩波現代文庫 学術 175) 文庫 – 2007/4/17
山口 昌男
(著)
- 本の長さ400ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2007/4/17
- ISBN-104006001754
- ISBN-13978-4006001759
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2007/4/17)
- 発売日 : 2007/4/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 400ページ
- ISBN-10 : 4006001754
- ISBN-13 : 978-4006001759
- Amazon 売れ筋ランキング: - 129,293位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 190位岩波現代文庫
- - 283位文化人類学一般関連書籍
- - 5,259位哲学・思想 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年7月に僕はフェルチョ・ソレーリが演ずるアルレッキーノを東京で見た。
著者の山口さんは1968年4月にパリで同じくフェルチョ・ソレーリが演ずるアルレッキーノを見ている。
これは偶然なのだろうか?
クラウン、トリックスター、ピエロ、ジョーカー、ザ・フール、太郎冠者、道化・・・
現代社会に「道化」が必要なのではないかと感じている時に出会った本です。
いわゆる学者先生が書いた小難しい表現はないので、とても読みやすく、興味がさらに湧きながら、気がつくとぐいぐいと引き込まれていきます。
日本にこれほど道化について造詣が深い人がいたことに感激しました。
世界の道化について知りたい人におススメです。
現代の道化とはなんであろうか?
そんなことを読書後考えています。
著者の山口さんは1968年4月にパリで同じくフェルチョ・ソレーリが演ずるアルレッキーノを見ている。
これは偶然なのだろうか?
クラウン、トリックスター、ピエロ、ジョーカー、ザ・フール、太郎冠者、道化・・・
現代社会に「道化」が必要なのではないかと感じている時に出会った本です。
いわゆる学者先生が書いた小難しい表現はないので、とても読みやすく、興味がさらに湧きながら、気がつくとぐいぐいと引き込まれていきます。
日本にこれほど道化について造詣が深い人がいたことに感激しました。
世界の道化について知りたい人におススメです。
現代の道化とはなんであろうか?
そんなことを読書後考えています。
2015年2月22日に日本でレビュー済み
道化、喜劇つながりで高橋康也先生や柳瀬尚紀様などとともに大学時代に熱心に読みました。北海道の人ですしね。周辺と中心、とか、後年は敗者の研究とか。札幌の大学の学長をされていたので、会う気になれば会えたかも、と思います。人間関係の古い層を掘って行くと道化に必ずぶち当たります。機知と笑い。そしてアクロバティックな身体。まあつまり、反抗的なガキということだと思います。
2015年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
様々な国々の芝居や神話などに出てくる、「道化」について考察する本です。ロシアの哲学者ミハイル・バフチンの引用がよく出てきますし、バフチンの用いる「カーニバル的」という術語が非常に重要なキーワードになっています。
著者の山口氏は文化人類学者で、膨大な知識をお持ちの方です。あまりにも情報量が多すぎて要点をつかむのが難しいところもありましたが、「道化」の役割を考察する際に有益な本だと思います。
第一章ではイタリアのアルレッキーノ、第二章ではアルレッキーノとギリシアのヘルメス、第三章ではアフリカ民族における道化、第四章ではインドのクリシュナ、第五章ではアメリカ・インディアンにおける道化が中心に考察されています。
道化はありふれた日常の周縁からやってきて日常を揺るがすトリックスターとしての役割を担っているそうです。権威を笑いのめし、祭りの場を沸かす道化のエネルギーに満ちた本でした。厳格な学術の世界にこっけいな道化の概念を導入して新風を吹かせた山口氏も、論壇のトリックスターのような方だと思いました。
著者の山口氏は文化人類学者で、膨大な知識をお持ちの方です。あまりにも情報量が多すぎて要点をつかむのが難しいところもありましたが、「道化」の役割を考察する際に有益な本だと思います。
第一章ではイタリアのアルレッキーノ、第二章ではアルレッキーノとギリシアのヘルメス、第三章ではアフリカ民族における道化、第四章ではインドのクリシュナ、第五章ではアメリカ・インディアンにおける道化が中心に考察されています。
道化はありふれた日常の周縁からやってきて日常を揺るがすトリックスターとしての役割を担っているそうです。権威を笑いのめし、祭りの場を沸かす道化のエネルギーに満ちた本でした。厳格な学術の世界にこっけいな道化の概念を導入して新風を吹かせた山口氏も、論壇のトリックスターのような方だと思いました。
2013年3月14日に日本でレビュー済み
本書に収められた大半の文章の初出は1969年。山口先生は1931年生まれですので,37〜38歳頃書かれた文章です。随分力の入った記述があります。私は若手の方の「婆娑羅ぶり」とか,「歌舞く」(かぶく/字合ってますかね?)って感じの文章は大好きです。しかし,昔から山口先生はど〜っと入れ込んじゃう方なんですね。ホントによく勉強されている方で,エライ物知りな人だなあ〜と感心してしまいます。
先生はいつも段ボール箱を持ち歩いておられ,その中は資料で一杯という伝説を聞いたことがありますが,ホントだろうと思います。先生は論文の構成がお上手で,中心と周縁というか,いろいろ回り道してどおおっと「どこまで行っちゃうんだあ〜」という感じで文章が大展開するのですが,きちんと最後は中心に着地してくれます。個別の文章は言い回しがむずかしいので,残念ながら読みやすくはないのですが,「ほう〜」とか「ふ〜ん」という感じで読んでいるとさほど苦になりません。先生の書かれたものを読んで,知的水準の高い方はきっと大きなショックを受けるのでしょうが,私はただ先生が連れていってくれるところの景色を見ては感心するという,ご隠居と熊さん八さん関係のようでした。(^_^;)
本文中にいろいろな図版があり,これを眺めるだけでもかなり楽しかったです。キーワード:道化,アルレッキーノ,ヘルメス,悪魔,祝祭空間,豊饒霊,シャーマン,ジョーク,王権と道化,文化英雄,エシュ,エロス,トリックスター,クリシュナ,ヘーラクレース,地母神,両性具有。何となくこれで内容は想像していただけるでしょうか?
先生はいつも段ボール箱を持ち歩いておられ,その中は資料で一杯という伝説を聞いたことがありますが,ホントだろうと思います。先生は論文の構成がお上手で,中心と周縁というか,いろいろ回り道してどおおっと「どこまで行っちゃうんだあ〜」という感じで文章が大展開するのですが,きちんと最後は中心に着地してくれます。個別の文章は言い回しがむずかしいので,残念ながら読みやすくはないのですが,「ほう〜」とか「ふ〜ん」という感じで読んでいるとさほど苦になりません。先生の書かれたものを読んで,知的水準の高い方はきっと大きなショックを受けるのでしょうが,私はただ先生が連れていってくれるところの景色を見ては感心するという,ご隠居と熊さん八さん関係のようでした。(^_^;)
本文中にいろいろな図版があり,これを眺めるだけでもかなり楽しかったです。キーワード:道化,アルレッキーノ,ヘルメス,悪魔,祝祭空間,豊饒霊,シャーマン,ジョーク,王権と道化,文化英雄,エシュ,エロス,トリックスター,クリシュナ,ヘーラクレース,地母神,両性具有。何となくこれで内容は想像していただけるでしょうか?