19世紀のパリを活写した一冊である。パリの水事情、居酒屋、コレラの流行、石工の生活などを通じて 19世紀のパリの民衆達が生き生きと描かれている。
パリというと 花の都であるわけだが その底辺に住んでいる人の生活は誠に貧しく、厳しいものがあったということがよく分った。パリッ子というと響きが良いのだが その背中にはべったり 生活苦がこびりついている事も良く
分った。
それでも著者の筆致は 軽やかであり そうして そのような貧しき民衆への 優しい眼差しに満ちていることが 本書の「徳」である。厳しいながらも 生きる喜びに満ちた声が 19世紀から21世紀に聞こえてくる。
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パリの聖月曜日: 19世紀都市騒乱の舞台裏 (岩波現代文庫 学術 191) 文庫 – 2008/3/14
喜安 朗
(著)
- 本の長さ333ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2008/3/14
- ISBN-104006001916
- ISBN-13978-4006001919
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2008/3/14)
- 発売日 : 2008/3/14
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 333ページ
- ISBN-10 : 4006001916
- ISBN-13 : 978-4006001919
- Amazon 売れ筋ランキング: - 277,199位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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