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第9回（1987年）サントリー学芸賞・思想・歴史部門受賞

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本の長さ

467ページ
言語

日本語
出版社

岩波書店
発売日

2009/1/16
ISBN-10

4006002017
ISBN-13

978-4006002015
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山内昌之
2
単行本
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山内昌之
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登録情報

出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2009/1/16)
発売日 ‏ : ‎ 2009/1/16
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 467ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4006002017
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4006002015

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山内昌之

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深谷　昌志

本の状態は良好でした。

2022年5月6日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

内容はむつかしかった。

2015年2月16日に日本でレビュー済み

ムスリムが目指した共産主義と民族主義とナショナリズムの融合。それだけでも心躍るような主題である。冷静な洞察力と論理力に支えられた内容は、今のISISが引き起こす事態を理解するにも役立つ。それにしても、著者がこの著書を脱稿した８０年代以降、官よりの道を歩んでいるいるようで、そのことが残念でならない。大きく曲がろうとする政府に物申すにはあまりにも寄り添いすぎているのでは。

11人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

donkobune

イスラームとロシア、そして共産主義

2009年4月1日に日本でレビュー済み

　怒れるロシア民衆の蜂起だったのか、それともレーニンやトロツキーら陰謀家集団による権力奪取だったのか、今も評価が分かれるロシア革命を、イスラーム教から、タタール人から、そしてイスラーム教とマルクス主義の統合を夢見た革命家スルタンガリエフから見た記念碑的著作です。ロシアとイスラームとの関係を知る好著です。
　ボルガ川とウラル山脈の間に住むトルコ系民族のタタール人は、１５世紀、イスラーム教に改宗してカザン・ハーン国を建国し繁栄しました。しかし、１６世紀、東方への領土拡張を狙うロシア帝国に破れ支配下に入りました。以後、タタール人は土地収奪とロシア正教への強制改宗に苦しみます。
　そしてロシア革命。ロシア帝国の崩壊と社会主義国家ソビエトの建国。そこへ登場したのが、マルクス主義とイスラーム教の統合を夢見た革命家スルタンガリエフでした。レーニンやトロツキーたちのタタール人蔑視、イスラーム教軽視のにおいをかぎ取ったスルタンガリエフは、タタール人、そしてイスラーム教徒の現実に合った社会主義を主張し、華々しく活躍します。しかし、彼はスターリン粛正の闇に消えてしまいます・・・。
　もう一つの「世界を揺るがした十日間」（ジョン・リード）です。

12人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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Shigenobu Fujioka

ロシア革命におけるタタール人革命家スルタンガリエフの生涯

2013年8月31日に日本でレビュー済み

ロシア革命におけるタタール人革命家スルタンガリエフの生涯を通して、ロシア革命の西洋主義的で植民地主義的な側面を描いている。
革命当初の同床異夢は、次第に革命が安定するに連れ表面化、スルタンガリエフは、反革命的とされ、投獄、処刑された。
第1章のタタールとロシアは、ロシア革命時における、タタールスタンにおける、複雑な歴史的な状況が、わかりやすく語られる。
スルタンガリエフが置かれた、難しい歴史的な状況が、その章から読み取れて興味ふかかった。
プライベートなことのは一切触れず、彼の政治活動のみが描かれ、それが、彼の生涯の過酷さを、よく表している。

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