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忍びの者 1 序の巻 (岩波現代文庫 文芸 61) 文庫 – 2003/1/16
村山 知義
(著)
群雄割拠する戦国乱世,天下を狙う織田,朝倉,上杉,武田等から諜報暗殺を請け負う一群の集団,忍者.幼少からの苛烈な訓練に鍛えられた肉体,冷徹にして非情な精神をもつ彼らの本拠地伊賀に対立拮抗する異様な2人の領主,百地三太夫と藤林長門守とは何者か.闇に生きる者たちの中に若き石川五右衛門の姿が….
- 本の長さ494ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2003/1/16
- ISBN-104006020619
- ISBN-13978-4006020613
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2003/1/16)
- 発売日 : 2003/1/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 494ページ
- ISBN-10 : 4006020619
- ISBN-13 : 978-4006020613
- Amazon 売れ筋ランキング: - 828,919位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年10月11日に日本でレビュー済み
原作は1960年から赤旗の日曜版に連載されました。そのことからプロレタリア文学と思う人もいるかもしれませんが、映画と並ぶ庶民の代表的な娯楽であった頃の大衆文学です。所々作者が登場して読者に忍術の解説をするなど当時の時代劇や時代小説の文法を外していません。仕事で疲れた労働者に肩の凝らない娯楽を提供するという意味でプロレタリア文学なのかもしれません。少なくとも、この「序の巻」を読む限り階級闘争などという重いテーマは感じられません。日曜版とは言え赤旗の読者を意識しているため、労働運動的なたとえ話が登場することもありますが、あくまでも登場人物の心理や性格の理解の助けとしてのたとえ話です。
2016年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若いころに読んだ様な速度で、読み進めることが出来なく、些か歯痒くもあり、のんびり楽しみながら読んでいる。
淡々と物語が進行して、歴史上の人物や地理がよく説明できているのは、一部で言われている、現代語使いや政治的な背景も気にならないくらい、物語として面白く流石である。
場面々々が、文章から容易に映像として、イメージできる描写力も、飽きさせない要因である。
淡々と物語が進行して、歴史上の人物や地理がよく説明できているのは、一部で言われている、現代語使いや政治的な背景も気にならないくらい、物語として面白く流石である。
場面々々が、文章から容易に映像として、イメージできる描写力も、飽きさせない要因である。
2012年2月20日に日本でレビュー済み
いわゆる「リアルっぽい忍者」を描いた作品です。
市川雷蔵が主役で映画にもなりました。
映画も原作も面白いですが、原作のほうが情報量も多い分、登場人物の心情や時代背景が丁寧に描かれています。
ただ、この作者は共産主義者のようで(それ自体は全くどうでもいいのですが)、話の途中で共産主義の素晴らしさなどをところどころに挟んでおり、それが肝心の話の流れを中断しているのが残念です。
しかし、全体としては使い捨ての忍者として扱き使われる下忍の悲哀を描いた優れた作品ではないでしょうか。読むならば第二巻の五右衛門釜煎りも是非ご一緒に。
個人的には小林多喜二の蟹工船などを読むより、こっちの方が面白いと思います。
市川雷蔵が主役で映画にもなりました。
映画も原作も面白いですが、原作のほうが情報量も多い分、登場人物の心情や時代背景が丁寧に描かれています。
ただ、この作者は共産主義者のようで(それ自体は全くどうでもいいのですが)、話の途中で共産主義の素晴らしさなどをところどころに挟んでおり、それが肝心の話の流れを中断しているのが残念です。
しかし、全体としては使い捨ての忍者として扱き使われる下忍の悲哀を描いた優れた作品ではないでしょうか。読むならば第二巻の五右衛門釜煎りも是非ご一緒に。
個人的には小林多喜二の蟹工船などを読むより、こっちの方が面白いと思います。
2005年6月30日に日本でレビュー済み
一見リアルな忍者小説だが、虚実を取り混ぜたところが面白い。主人公はあの石川五右衛門。伊賀・甲賀を束ねる二人の棟梁と権力者達、五右衛門が絡んでわくわくする。最後のどんでん返し(?)は、読み終わってみれば胸に落ちる。そういうこともありかなと。