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終末と革命のロシア・ルネサンス (岩波現代文庫 文芸 150) 文庫 – 2009/5/15

3.0 5つ星のうち3.0 4個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2009/5/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/5/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 414ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 400602150X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4006021504
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 1.9 x 15 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.0 5つ星のうち3.0 4個の評価

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亀山 郁夫
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上位レビュー、対象国: 日本

2014年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
岩波新書版「ロシア・アヴァンギャルド」は素晴らしい本であり、すり切れるほど読んだ。素晴らしい理由は、難解なロシア・アヴァンギャルドをわかりやすく語ろうとしているからであり、事実に基づいているからであり、事実をダイナミックに語っているからであり、引用が適切だからであり、事実と引用に関する著者の考察もおおむね納得できるからである。しかし、本書には、わかりやすく語ろうとする姿勢は全く感じられず、事実よりも、著者の解釈(瞑想、妄想)が大きな範囲を占め、その解釈は多くが難解であり、独りよがりであり、自己陶酔的であり、一種宗教的であると思う。たとえば、著者はマヤコフスキーの自殺を「父と化した自分に対する父殺し」「仮面たりえない自己を発見した一瞬の驚き」「最高のナルシズムの形式」と書くが、深読みしすぎであろう。むしろ、このような文自体に強烈なナルシズムを感じる
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年9月11日に日本でレビュー済み
カラマーゾフの兄弟の新訳などで知られる亀山郁夫が、ロシア革命前後のロシアの芸術家たちについて、その生涯と作品の背景をコンパクトに記述している。
マヤコフスキー、ロトチェンコ、ショスタコーヴィッチなどのメジャーな人物もいれば、それほど知られていない人物も取り上げられている。
亀山郁夫によれば、ロシアには伝統的に、終末思想があるという。
ロシア革命への社会の変化の中で、芸術家たちの中でその終末思想が呼び起こされて、革命という新しい時代の始まりでありながら、終末を志向するという、相矛盾する要素が、当時のロシアの芸術には現れているという。
やや強引な解釈と思える部分も多々あるが、当時のロシアの置かれた状況を知るにはとてもいい本だと思う。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年6月9日に日本でレビュー済み
 19世紀末から20世紀の最初の三十年間、ロシアに次々と生まれた芸術潮流を、タイトルにある「終末」と「革命」という二つの側面から考察した一冊。序論の後、1890年から1910年、1910年から1920年、1920年から1930年の三つの部で文学・絵画・音楽・写真・映画のジャンルで計十二人の芸術家の試行錯誤を振り返っている。収録されているのは順にベールイ、ブローク、ヴルーベリ、スクリャービン、フレーブニコフ、マヤコフスキー、メイエルホリド、マレーヴィチ、プラトーノフ、ロトチェンコ、ショスタコーヴィチ、エイゼンシテインと、まさに代表的・圧倒的な作風で知られる人たちが目白押しだ。

 この著作に取り上げられている芸術家の作品と生涯に共通しているように思えるのは、なにか「未遂」に終わった、という印象だ。思い切り針の触れた瞬間風速が感じられ、しかし、定着しないまま、発展しないまま命脈を絶たれたある種の唐突さが、何度でも読み、見、聴きたくなる引力となって自分を捉える。それぞれ個人史の上で何かしらの問題を抱えながら、当時の社会に規定されながら、そして国家の鳴動にバランスを崩されたりエネルギーを与えられながら、今の目から見てもウルトラモダンな企みの所産を生み出している様子は、読む者に何らかのアイディアを絶えず想起させようとしている。実際、各ジャンルの容量を超えようとする思考と実践は、何か今生きる人にそんな類の思考と実践をそそのかしている。

 芸術についての感受性を刺激して拡大させようとする野心的な活動を記述し、その精神を生かそうとする野心的な著作。
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