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源氏物語の始原と現在――付 バリケードの中の源氏物語 (岩波現代文庫) (岩波現代文庫 文芸 160) 文庫 – 2010/2/17

3.9 5つ星のうち3.9 5個の評価

夜のしじまに語られた源氏物語生成に関わる深い闇、異界との緊張。若き日の著者はカオスの中で、魂を奪われかねないほどの磁力を受けとめながら、物語の生成と展開を渾身の力で解明。源氏研究の新たな地平を拓いた。著者の向き合った源氏物語とは何か。既存の国文学研究に反旗を翻した付論を初めて単行本に収録する。(解説=関根賢司)
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2010/2/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/2/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 400ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4006021607
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4006021603
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 1.8 x 15 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 5個の評価

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藤井 貞和
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カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2019年10月15日に日本でレビュー済み
「バリケードの中の源氏物語」を収録した著者の若き日の論文集が本書である。現代詩作家でもある著者は、現代詩が表現する魂の地獄を古代物語に求め、物語の起源を訪ねる。折口信夫が『古代研究』を著して民俗学の起源を求め、物語=霊語り、鬼語り、要するに神語りを発見したように、物語の起源を求める。辞書には①何事かを語る。②作者の想像力による文学作品。とある。ここから作者は①の語り手が夜な夜な硯に向かいて語るイメージを浮かべ、好きなことを語り、②からは作家の知的想像力による文学作品(散文)をイメージするが、①・②から問われるべきは、何を物語るのか?物語の対象・題材となる「物」の意味である。これが折口信夫によれば民俗学研究が題材とする「神」であり、物語作家によれば、作家の内面を作品から読み取ることが出来るような知的想像力によって創造されたフィクションということになるのだろうか?だとすれば、本書の探求はは、物語(古典文学)における「物」の探求ということになろう。
学園紛争時代に書かれた本書が現代詩からのアプローチとなったということである意味は、古典文学研究の解体・再構築という意味なのであろう。先の記述が楽しみだ。
お勧めの一冊だ。
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