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江戸売り声百景 (岩波アクティブ新書 74) 新書 – 2003/5/7
宮田 章司
(著)
- 本の長さ144ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2003/5/7
- ISBN-104007000743
- ISBN-13978-4007000744
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2003/5/7)
- 発売日 : 2003/5/7
- 言語 : 日本語
- 新書 : 144ページ
- ISBN-10 : 4007000743
- ISBN-13 : 978-4007000744
- Amazon 売れ筋ランキング: - 662,883位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 25位岩波アクティブ新書
- - 911位落語・寄席・演芸 (本)
- - 3,947位演劇 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本のタイトルは明らかに岩波書店のエラーと言ってよいと思います。著者には罪がないでしょうが、明らかにタイトルと内容が食い違っています。
内容は宮田さんという芸人の半生記的な部分も多く、それはそれで興味深いのですが、タイトルに釣られて買った人は思わず「なんだこれは」となってしまうでしょう。特にインターネットのように中身を見ることができない場合、だまされた!とすら思ってしまうかもしれません。江戸時代の売り声ではなく、江戸時代から続いているであろう売り声である点も注意が必要です。その分を割り引いてもCDは一聴の価値ありです。昭和初期世代と思われるしゃきしゃき
とした話術は東京弁のお手本のようでもあります。
内容は宮田さんという芸人の半生記的な部分も多く、それはそれで興味深いのですが、タイトルに釣られて買った人は思わず「なんだこれは」となってしまうでしょう。特にインターネットのように中身を見ることができない場合、だまされた!とすら思ってしまうかもしれません。江戸時代の売り声ではなく、江戸時代から続いているであろう売り声である点も注意が必要です。その分を割り引いてもCDは一聴の価値ありです。昭和初期世代と思われるしゃきしゃき
とした話術は東京弁のお手本のようでもあります。
2010年9月3日に日本でレビュー済み
著者は寄席の芸人として江戸〜明治の売り声を披露している人物。
売り声というのは、金魚売りとか朝顔の苗売りとか富山の薬売りとか、住宅街を流して仕事をしていたひとたちの、宣伝のための歌声/大声のこと。
いまでは竹竿とか焼き芋くらいしか残っていないが、戦前くらいまでは多様な物売りたちがさまざまな声を張り上げていたのである。
そうした売り声を、自身の記憶、江戸時代の記録、先代の芸人などから集め、演じているのが宮田さんということになる。
本書では、宮田さんの語り口調そのままに、各種の売り声が紹介されていく。シジミ売り、鋳掛け屋、孫太郎虫売り、青梅売り、桜草売り…。その売り声の面白さ、工夫、さらには京大阪と東京の違いまで盛り込まれており、非常に面白かった。
付録としてCDがついているのもいい。寄席での一回分の芸が収録されているのだが、文字だけではいささか分かりづらい、実際の売り声を楽しむことが出来る。
売り声というのは、金魚売りとか朝顔の苗売りとか富山の薬売りとか、住宅街を流して仕事をしていたひとたちの、宣伝のための歌声/大声のこと。
いまでは竹竿とか焼き芋くらいしか残っていないが、戦前くらいまでは多様な物売りたちがさまざまな声を張り上げていたのである。
そうした売り声を、自身の記憶、江戸時代の記録、先代の芸人などから集め、演じているのが宮田さんということになる。
本書では、宮田さんの語り口調そのままに、各種の売り声が紹介されていく。シジミ売り、鋳掛け屋、孫太郎虫売り、青梅売り、桜草売り…。その売り声の面白さ、工夫、さらには京大阪と東京の違いまで盛り込まれており、非常に面白かった。
付録としてCDがついているのもいい。寄席での一回分の芸が収録されているのだが、文字だけではいささか分かりづらい、実際の売り声を楽しむことが出来る。
2009年4月9日に日本でレビュー済み
他の方も書いていましたが、「売り声」の本ではなく宮田さんという人の芸歴紹介の本です。この方の演芸は見たことがありませんが、漫才をされていたり豊富な人生経験をお持ちの方のようですが残念ながらあまり興味の持てる面白い話しではありません。付録のCDを聞いてもちょっと声を張りすぎのような気がしました。
出版する意図のよく判らないヘンな本です。
出版する意図のよく判らないヘンな本です。
2003年7月7日に日本でレビュー済み
この新書の値打ちは、本文よりも、主として付録のシングルCDにあります。これは著者が舞台で口演した「昔の物売りの声」を収録したものです。
CDの面白さと反対に、本文の140ページ余りのうちで、売り声に関する記述はわずか90ページ分くらいしかなく、さびしい。その他のページは著者の芸歴などの話で、貴重なものではありますが、売り声について知りたい読者にとっては、直接関係がないともいえます。
売り声についての文章をもう少し詳しくしてほしかった。例えば、一つ一つの売り声がそれぞれいつごろのものなのかといった基本的なことが書かれていない。江戸時代の文献から拾ったのか、それとも著者が子どものころに実際に聞いたものかで、話がまったく変わってきます。もっとも、著者はあくまで「芸能」として売り声を演じているわけで、売り声の研究者であることを要求するのは筋違いかもしれません。
その一方で、「これは編集者が調べて書き加えたのではないか」と思われるような、不自然に詳しい部分もあったりして、どこまでが著者の肉声なのか、分かりにくい。著者の談話と、編集者が調べたことはきっちり分けて書いてくれたほうが、後世、この本を史料として生かすことにもなるでしょう。
売り声に興味のある読者は、室町京之介『香具師口上集』(創拓社)をあわせてお勧めします。これには、大道芸の大家、故・坂野比呂志の1982年の口演が75分のCDとして付けられています。新旧の芸を聴き比べてみるのもおもしろいでしょう。
CDの面白さと反対に、本文の140ページ余りのうちで、売り声に関する記述はわずか90ページ分くらいしかなく、さびしい。その他のページは著者の芸歴などの話で、貴重なものではありますが、売り声について知りたい読者にとっては、直接関係がないともいえます。
売り声についての文章をもう少し詳しくしてほしかった。例えば、一つ一つの売り声がそれぞれいつごろのものなのかといった基本的なことが書かれていない。江戸時代の文献から拾ったのか、それとも著者が子どものころに実際に聞いたものかで、話がまったく変わってきます。もっとも、著者はあくまで「芸能」として売り声を演じているわけで、売り声の研究者であることを要求するのは筋違いかもしれません。
その一方で、「これは編集者が調べて書き加えたのではないか」と思われるような、不自然に詳しい部分もあったりして、どこまでが著者の肉声なのか、分かりにくい。著者の談話と、編集者が調べたことはきっちり分けて書いてくれたほうが、後世、この本を史料として生かすことにもなるでしょう。
売り声に興味のある読者は、室町京之介『香具師口上集』(創拓社)をあわせてお勧めします。これには、大道芸の大家、故・坂野比呂志の1982年の口演が75分のCDとして付けられています。新旧の芸を聴き比べてみるのもおもしろいでしょう。