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中国怪奇小説集 (旺文社文庫 41-10) 文庫 – 1978/1/1
岡本 綺堂
(著)
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社旺文社
- 発売日1978/1/1
- ISBN-104010612452
- ISBN-13978-4010612453
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登録情報
- 出版社 : 旺文社 (1978/1/1)
- 発売日 : 1978/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 336ページ
- ISBN-10 : 4010612452
- ISBN-13 : 978-4010612453
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,123,780位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前、中国の伝統的な怪異譚を読みたいと思い、とある著作を手にしたのだが、残念ながら期待に沿うものではなかったので、改めて探し求めて出会ったのが本書。
私が探していたのは極めてオーソドックスな怪談だったので、岡本綺堂なら間違いないだろうと思ったら、本当に間違いなかった。
古い著作ではあるが、もそもそ扱っているのが古典なので今読んでも遜色は無いし、然も本書は現代語表記なので読み易い。
また、全て短編(中には1頁にも満たない作品も)で非常に多くの作品を収録しているので、中国の怪談に関心のある方には一番にお薦めである。
さて、本書は架空の15名が順番に怪異譚を披露して行くという構成である。
普通だったら各作品の解説を事務的に掲載し、その後に本文を紹介するのであろうが、これを敢て座談会のような雰囲気にしている所が中々上手い演出でもある。
そして、六朝、唐、五代、宋、金/元、明、清…各時代から選りすぐりの怪談を紹介しているので、中国の代表的な古典的怪談を効率よく網羅していると言っても過言ではなかろう。
本書を読んで何よりも印象深かったのは、地名や人名を考えなければ、私達が慣れ親しんでいる怪異譚と全く変わらない…という事である。
「鬼」や「狐」が頻繁に登場したり、異界に連れ去られたり、輪廻転生の発想があったり、悪霊退治があったり…と、まるで日本の古典説話集を読んでいるが如くなのである。
因みに、解説に依ると中国には神仙に纏わる謎も多いそうだが、我が国では馴染みが無い為に多くは採用しなかったとの事…成程、敢て日本人が親しみ易い怪異譚を集めたという事もあるのであろうが、それを差し引いても尚、すんなりと心に入って来る親近感が心地良い。
尚、日本四大怪談の一つ『牡丹灯籠』の原作や児雷也の原点“我来也”も登場するので、改めて中国文化の影響が怪談・奇談分野にも及んでいる事を確認する事が出来るであろう。
勿論「怪談集」とは言え全く怖くはない。
依って、本当に怖い物語をお求めならば現代の実録集や欧州の怪談集等をお読みになった方が良いと思うが、伝統的な怪談に興味のある方は大いに楽しんで頂ける一冊だと思う。
私が探していたのは極めてオーソドックスな怪談だったので、岡本綺堂なら間違いないだろうと思ったら、本当に間違いなかった。
古い著作ではあるが、もそもそ扱っているのが古典なので今読んでも遜色は無いし、然も本書は現代語表記なので読み易い。
また、全て短編(中には1頁にも満たない作品も)で非常に多くの作品を収録しているので、中国の怪談に関心のある方には一番にお薦めである。
さて、本書は架空の15名が順番に怪異譚を披露して行くという構成である。
普通だったら各作品の解説を事務的に掲載し、その後に本文を紹介するのであろうが、これを敢て座談会のような雰囲気にしている所が中々上手い演出でもある。
そして、六朝、唐、五代、宋、金/元、明、清…各時代から選りすぐりの怪談を紹介しているので、中国の代表的な古典的怪談を効率よく網羅していると言っても過言ではなかろう。
本書を読んで何よりも印象深かったのは、地名や人名を考えなければ、私達が慣れ親しんでいる怪異譚と全く変わらない…という事である。
「鬼」や「狐」が頻繁に登場したり、異界に連れ去られたり、輪廻転生の発想があったり、悪霊退治があったり…と、まるで日本の古典説話集を読んでいるが如くなのである。
因みに、解説に依ると中国には神仙に纏わる謎も多いそうだが、我が国では馴染みが無い為に多くは採用しなかったとの事…成程、敢て日本人が親しみ易い怪異譚を集めたという事もあるのであろうが、それを差し引いても尚、すんなりと心に入って来る親近感が心地良い。
尚、日本四大怪談の一つ『牡丹灯籠』の原作や児雷也の原点“我来也”も登場するので、改めて中国文化の影響が怪談・奇談分野にも及んでいる事を確認する事が出来るであろう。
勿論「怪談集」とは言え全く怖くはない。
依って、本当に怖い物語をお求めならば現代の実録集や欧州の怪談集等をお読みになった方が良いと思うが、伝統的な怪談に興味のある方は大いに楽しんで頂ける一冊だと思う。
2019年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かなり前に購入したので、届いた時の感想は思い出せませんが、不快な思いをしなかったことだけは確かです。
2012年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小説集といっても、ほんの2〜3頁の短文集なのに、実に玄妙複雑な味わいを楽しめる。どこを開いても楽しめる。中国数千年の文化の中で育まれた、怪異、珍奇、頓珍漢な話を、ダイジェストで、一気に、お浚いできるとは、なんとも美味しい限り。
しかも、漢詩、唐詩を読んでいるような、軽妙酒脱にして、猶、格調高い語り口は、編者(訳者)の面目躍如。嘗ての単行本を、書棚に並べてみたいという欲望に駆られる、良著と思う。
しかも、漢詩、唐詩を読んでいるような、軽妙酒脱にして、猶、格調高い語り口は、編者(訳者)の面目躍如。嘗ての単行本を、書棚に並べてみたいという欲望に駆られる、良著と思う。
2016年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
六朝時代から清朝時代に至るまで、各時代から1冊づつ抽出して
その中から面白い話を気ままに選んで紹介してくれています。
いろんな話が次から次へと出てきて、各々が非常に短い文章で
語られているので、読み進むうちに前の物語を忘れてしまうのが
玉に傷といったところか。柳田国男の「遠野物語」を連想した。
これだけ多くの話を選び出したエネルギーにも感服する。
その中から面白い話を気ままに選んで紹介してくれています。
いろんな話が次から次へと出てきて、各々が非常に短い文章で
語られているので、読み進むうちに前の物語を忘れてしまうのが
玉に傷といったところか。柳田国男の「遠野物語」を連想した。
これだけ多くの話を選び出したエネルギーにも感服する。
2020年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
狐とか幽霊とかの話が多くて、同じような話が続くので飽きてしまいますが、短編なのでスラスラ読めます。子供の頃に読んだらワクワクしたかもしれません。
2013年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当初は青空文庫で読もうと思ったが、あまりにも話の数が多いので煩わしくなり、この光文社文庫版を購入。結果的には大満足だった。
岡本綺堂の代表作「半七捕物帳」も怪談仕立ての作品が多いが、この『中国怪奇小説集』は中国の六朝から清代までの怪談・怪奇譚をダイジェストしている。初版(『支那怪奇小説集』)は昭和10年(1935年)刊行なので、言葉が古風で読みにくいのではないかと思っていたが、まったく現代語そのもので、ストレスなく楽しめた。
1ページか2ページの小編がほとんどなので、仕事の行き帰りの電車の中で思い出したように読み続け、半年かけて読了。
綺堂の怪談や伝奇小説集は、これからもゆっくり読んでみたい。
岡本綺堂の代表作「半七捕物帳」も怪談仕立ての作品が多いが、この『中国怪奇小説集』は中国の六朝から清代までの怪談・怪奇譚をダイジェストしている。初版(『支那怪奇小説集』)は昭和10年(1935年)刊行なので、言葉が古風で読みにくいのではないかと思っていたが、まったく現代語そのもので、ストレスなく楽しめた。
1ページか2ページの小編がほとんどなので、仕事の行き帰りの電車の中で思い出したように読み続け、半年かけて読了。
綺堂の怪談や伝奇小説集は、これからもゆっくり読んでみたい。
2011年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本別に出典を紹介された怪奇譚。
日本の文学に影響を与えたものを選んでいることもあって、いろいろなことに興味が持てる。
日本の文学に影響を与えたものを選んでいることもあって、いろいろなことに興味が持てる。