今回は何だか前巻よりも読後感がすごくスッキリして良かった。
若き蝸牛が出てきたのと、青嵐が契約上の用心棒ではなくても家族の一員のように振る舞う。
ずる賢くセコいながらも、蝸牛や律と過ごしいるからか。
蝸牛の血を引く者達が多かれ少なかれ、人助けをしている、
もしくは悪しきものを祓う役目を意識せずとも担っている、
その一見不安定に見えて実は安定した雰囲気が心地よかった。
今の世では見えぬものへの畏敬と信頼が混在としていて、
それでいて後味が悪くない作品、
松の内読書に宜し。本当に蝸牛の存在感は大。
そしてそれにもまして、女性陣のあっけらかんとした強さ、良し。
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百鬼夜行抄(17) (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) 単行本 – 2008/10/7
今 市子
(著)
幼い頃から不思議な力を持っていた、大学生の飯嶋 律。
律が持つ不思議な力……それは普通の人には見えない妖魔を見る力。
他の子どもたちと一緒に、とある家に連れてこられた燈子。
その家には、奇妙な生き物がいた。
そこで燈子は不思議なテストを受ける。
それは、何も書いていない白い紙に書かれた文字を
読み取るというもの。
燈子はそのテストをうまくできなかったのだが、
その家の当主に選ばれ、養女として育てられることになった。
ある日、燈子は家の前を通りかかった母子の会話を聞いてしまう。
「あっ、女の子だ。お母さん、女の子がいるよ」。
「のぞくんじゃないの! ここは狐憑きの家よ」。
狐憑きの意味がわからない燈子は、
やがて少しずつ当主として成長しいくのだが……。
「狐使いの跡継ぎ」他、
「見返りの桜」
「付け馬」
「黄金の山」
「鼠の糸巻き」5編を収録。
シリーズ累計500万部突破の超大人気作品!!
律が持つ不思議な力……それは普通の人には見えない妖魔を見る力。
他の子どもたちと一緒に、とある家に連れてこられた燈子。
その家には、奇妙な生き物がいた。
そこで燈子は不思議なテストを受ける。
それは、何も書いていない白い紙に書かれた文字を
読み取るというもの。
燈子はそのテストをうまくできなかったのだが、
その家の当主に選ばれ、養女として育てられることになった。
ある日、燈子は家の前を通りかかった母子の会話を聞いてしまう。
「あっ、女の子だ。お母さん、女の子がいるよ」。
「のぞくんじゃないの! ここは狐憑きの家よ」。
狐憑きの意味がわからない燈子は、
やがて少しずつ当主として成長しいくのだが……。
「狐使いの跡継ぎ」他、
「見返りの桜」
「付け馬」
「黄金の山」
「鼠の糸巻き」5編を収録。
シリーズ累計500万部突破の超大人気作品!!
- 本の長さ226ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2008/10/7
- 寸法21 x 14.8 x 2.5 cm
- ISBN-104022131268
- ISBN-13978-4022131263
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2008/10/7)
- 発売日 : 2008/10/7
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 226ページ
- ISBN-10 : 4022131268
- ISBN-13 : 978-4022131263
- 寸法 : 21 x 14.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 907,196位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 365,771位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中々新刊出ないので待ち遠しかったです。
2008年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
およそ一年ぶりのシリーズ最新刊。今回も、表紙カバーのカラー・イラストが素敵ですねぇ。裏表紙と広げて見ると、改めてその美しい彩りにうっとりしてしまいます。
といったところで、第17巻は次の五つの話を収録。
★不思議な力を持つ少女、燈子(とうこ)の物語・・・・・・「狐使いの跡継ぎ」
★晶(あきら)のお見合いに、なぜか、司(つかさ)と律(りつ)が絡む・・・・・・「見返りの桜」
★幻想小説家・飯嶋蝸牛(かぎゅう)こと飯嶋 伶(りょう)、若き日の武勇伝・・・・・・「付け馬」
★律が受講する大学のゼミの先生のトラブルに、律が巻き込まれる・・・・・・「黄金(おうごん)の山」
★アッシャー家ならぬ浅山家(あさやまけ)の崩壊を描く・・・・・・「鼠(ねずみ)の糸巻き」
個人的に気に入った話は、ラスト一頁の後味がほのぼのとしてよかった「狐使いの跡継ぎ」、律がとんだ目に遭うシーンにくすりとさせられた「鼠の糸巻き」、この二篇かな。
なかでも、律の式神、尾白(おじろ)と尾黒(おぐろ)の変身した姿が可愛かった巻頭の一篇「狐使いの跡継ぎ」の話が、私は好き。
あと、巻末のあとがき代わりの四頁、「夜行するローカル線」の話がおかしかった。「あるある、そういうことって」と思わず共感、著者の肩を叩きたくなったのでした(笑)
といったところで、第17巻は次の五つの話を収録。
★不思議な力を持つ少女、燈子(とうこ)の物語・・・・・・「狐使いの跡継ぎ」
★晶(あきら)のお見合いに、なぜか、司(つかさ)と律(りつ)が絡む・・・・・・「見返りの桜」
★幻想小説家・飯嶋蝸牛(かぎゅう)こと飯嶋 伶(りょう)、若き日の武勇伝・・・・・・「付け馬」
★律が受講する大学のゼミの先生のトラブルに、律が巻き込まれる・・・・・・「黄金(おうごん)の山」
★アッシャー家ならぬ浅山家(あさやまけ)の崩壊を描く・・・・・・「鼠(ねずみ)の糸巻き」
個人的に気に入った話は、ラスト一頁の後味がほのぼのとしてよかった「狐使いの跡継ぎ」、律がとんだ目に遭うシーンにくすりとさせられた「鼠の糸巻き」、この二篇かな。
なかでも、律の式神、尾白(おじろ)と尾黒(おぐろ)の変身した姿が可愛かった巻頭の一篇「狐使いの跡継ぎ」の話が、私は好き。
あと、巻末のあとがき代わりの四頁、「夜行するローカル線」の話がおかしかった。「あるある、そういうことって」と思わず共感、著者の肩を叩きたくなったのでした(笑)
2017年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
毎年、続きを楽しみにしてます!
文庫本しか購入してません
ふさわしい道具
我が家の神様
アルマイトの箱
鬼の相続人
最後の一人
満願成就の月
6話の不思議なお話です(^-^)v
文庫本しか購入してません
ふさわしい道具
我が家の神様
アルマイトの箱
鬼の相続人
最後の一人
満願成就の月
6話の不思議なお話です(^-^)v
2017年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絵がとても綺麗で時々少し怖くて、でも久しぶりにハマってる漫画です。今回はお盆も近くて、フッと内容を思い出したりドキドキしました。
文庫の大きさが場所を取らずに良いです。次回も楽しみにしています。
文庫の大きさが場所を取らずに良いです。次回も楽しみにしています。
2017年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
気付けば家族で読んでいます。毎回続きが出るのを楽しみにしています。
2010年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
★ 『狐使いの跡継ぎ』 (ネムキ2007年3月号)
燈子は幼い頃に一族の子供たちの中から選ばれて、おばの銀子の元で修行をすることになった。その家には得体の知れない者が出入りしており、燈子は文字を書いた紙を彼らに渡す役割を持っていた。銀子がいなくなり燈子は跡を継いだが、心細い日々を送っていた。そんなある日転機が訪れる。
★ 『見返りの桜』 (ネムキ2007年5月号)
晶の縁談の身代わりで、司と律と青嵐はとある屋敷の花見の会に出かけたが、そこには「見返りの桜」という曰くつきの桜の大木があった。晶はたまたま再会した八代の仕事を手伝ううちに、同じ場所にやってくる。律と晶は異界に飲み込まれてしまうが・・・
★ 『付け馬』 (ネムキ2007年9月号) 飯嶋伶(蝸牛)の話
お盆には死者の霊が帰ってくる。妖魔に食われてしまった人間は帰ってくることができない。蝸牛は大王と取り引きをして大切な人達を呼び戻す。付き添いの馬の乗り手と蝸牛の駆け引きと贖罪の話。
★ 『黄金の山』 (ネムキ2007年11月号)
律の所属するゼミの佐久間先生は故郷に埋蔵金伝説のある山を持っている。彼女の父も夫も山に入って行方不明になった。二十年に一度月の輝く夜に山は黄金色に染まって、山の主が現れる。
★ 『鼠の糸巻き』 (ネムキ2008年1月号)
幼い頃、律は親戚の家で着物を着たお姉さんにネズミにかじられた話を聞いた。ネズミの宴に呼ばれた彼女は道しるべに糸巻きを持って行ったという。彼女が死んだと聞いて、通夜に出かけた律は家の中にネズミがいるのを見る。そしてその家の因縁に巻き込まれる。
☆ あとがきマンガ 『夜行するローカル線』
作者が帰省の際に、ローカル線で「あけてくれ」のような体験をした話。
(感想) 一話完結のシリーズだが、メインストーリーとは別にいくつかの話が進行している。三郎が姿を見せなくなったあとの晶と八代の話、司と星野を見守る律の穏やかならざる気持ち。伯父の開と律の式神をめぐるバトル。律の祖父の話も不定期に描かれて、八重子との縁が近くなったり離れたり。そういったあれこれをゆっくりと楽しむのもこのシリーズの醍醐味のひとつだろう。
燈子は幼い頃に一族の子供たちの中から選ばれて、おばの銀子の元で修行をすることになった。その家には得体の知れない者が出入りしており、燈子は文字を書いた紙を彼らに渡す役割を持っていた。銀子がいなくなり燈子は跡を継いだが、心細い日々を送っていた。そんなある日転機が訪れる。
★ 『見返りの桜』 (ネムキ2007年5月号)
晶の縁談の身代わりで、司と律と青嵐はとある屋敷の花見の会に出かけたが、そこには「見返りの桜」という曰くつきの桜の大木があった。晶はたまたま再会した八代の仕事を手伝ううちに、同じ場所にやってくる。律と晶は異界に飲み込まれてしまうが・・・
★ 『付け馬』 (ネムキ2007年9月号) 飯嶋伶(蝸牛)の話
お盆には死者の霊が帰ってくる。妖魔に食われてしまった人間は帰ってくることができない。蝸牛は大王と取り引きをして大切な人達を呼び戻す。付き添いの馬の乗り手と蝸牛の駆け引きと贖罪の話。
★ 『黄金の山』 (ネムキ2007年11月号)
律の所属するゼミの佐久間先生は故郷に埋蔵金伝説のある山を持っている。彼女の父も夫も山に入って行方不明になった。二十年に一度月の輝く夜に山は黄金色に染まって、山の主が現れる。
★ 『鼠の糸巻き』 (ネムキ2008年1月号)
幼い頃、律は親戚の家で着物を着たお姉さんにネズミにかじられた話を聞いた。ネズミの宴に呼ばれた彼女は道しるべに糸巻きを持って行ったという。彼女が死んだと聞いて、通夜に出かけた律は家の中にネズミがいるのを見る。そしてその家の因縁に巻き込まれる。
☆ あとがきマンガ 『夜行するローカル線』
作者が帰省の際に、ローカル線で「あけてくれ」のような体験をした話。
(感想) 一話完結のシリーズだが、メインストーリーとは別にいくつかの話が進行している。三郎が姿を見せなくなったあとの晶と八代の話、司と星野を見守る律の穏やかならざる気持ち。伯父の開と律の式神をめぐるバトル。律の祖父の話も不定期に描かれて、八重子との縁が近くなったり離れたり。そういったあれこれをゆっくりと楽しむのもこのシリーズの醍醐味のひとつだろう。