紙みの本も持っていますが、最近目が悪くなり乱視が入り眼鏡を作るも紙の本を読むのがつらい。
もう一度読みたいとキンドル版を購入し、快適にこの本を読めます。
Vファーと呼ばれる場所でヒガンを過ごす中、事態は思わぬ方向に・・・・・。意外なラストに感動です。
ラストは思わず涙腺が緩み、どうしだの?ときかれる始末。
実は何度となく読み返していますが未だに楽しめる作品で、ついにキンドル版を購入しました。
イチオヲシの作品です。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ネクロポリス 下 単行本 – 2005/10/13
恩田 陸
(著)
死者が現われる土地――V.ファーで起こる連続殺人、そして「ヒガン」という不可思議な儀式。東洋と西洋、過去と現在、生と死、あらゆる境界線が揺らぐ世界観を、いまだかつてないスケールで描き、ミステリーとファンタジーの融合を果たした恩田陸の最高傑作! 本屋大賞&吉川英治新人文学賞W受賞『夜のピクニック』、直木賞候補作『ユージニア』につづき、さらなる新境地に挑んだ渾身の1600枚!
- 本の長さ385ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞社
- 発売日2005/10/13
- ISBN-104022500611
- ISBN-13978-4022500618
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
出版社からのコメント
恩田さんが本書で挑んだのは、ミステリーとファンタジー、東洋と西洋の融合した架空の世界。しかも初の上下巻、1600枚の大著!
物語の舞台は、アナザー・ヒル。そこは英国による植民地支配後、日本の文化が移入した歴史をもつ極東の島国V.ファーの聖地で、死者たちが現世に実体ある存在として還ってくるというのだ。そして、死者たちがやって来る「ヒガン」という祝祭の期間、V.ファーの国民は、彼らを『お客さん』として温かく迎えることが風習となっている。
英国と日本の文化や風習が奇妙に混ざり合うV.ファーの国民は、みな「推理好き」で、「ゴシップ好き」。そこに今年は、「切り裂きジャック」ならぬ「血塗れジャック」という連続猟奇殺人事件が世間を賑わせ、誰もが犯人探しに躍起になっていた。
けれども「ヒガン」になれば、犯人が分かる。なぜなら、『お客さん』は嘘をつかない存在なのである。
物語の主人公ジュンイチロウは、東京大学で文化人類学を専攻する大学院生。フィールドワークのため親戚を頼ってアナザー・ヒルにやってきたのだが、そこで彼が出会うのは、不可思議な風習の数々、恐ろしい儀式や天変地異、さらには新たな殺人事件だった――。
魅力的なガジェットが目まぐるしく展開する新しいエンターテインメントの大作として、新しい恩田ワールドを存分に楽しんでいただきたい。
物語の舞台は、アナザー・ヒル。そこは英国による植民地支配後、日本の文化が移入した歴史をもつ極東の島国V.ファーの聖地で、死者たちが現世に実体ある存在として還ってくるというのだ。そして、死者たちがやって来る「ヒガン」という祝祭の期間、V.ファーの国民は、彼らを『お客さん』として温かく迎えることが風習となっている。
英国と日本の文化や風習が奇妙に混ざり合うV.ファーの国民は、みな「推理好き」で、「ゴシップ好き」。そこに今年は、「切り裂きジャック」ならぬ「血塗れジャック」という連続猟奇殺人事件が世間を賑わせ、誰もが犯人探しに躍起になっていた。
けれども「ヒガン」になれば、犯人が分かる。なぜなら、『お客さん』は嘘をつかない存在なのである。
物語の主人公ジュンイチロウは、東京大学で文化人類学を専攻する大学院生。フィールドワークのため親戚を頼ってアナザー・ヒルにやってきたのだが、そこで彼が出会うのは、不可思議な風習の数々、恐ろしい儀式や天変地異、さらには新たな殺人事件だった――。
魅力的なガジェットが目まぐるしく展開する新しいエンターテインメントの大作として、新しい恩田ワールドを存分に楽しんでいただきたい。
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞社 (2005/10/13)
- 発売日 : 2005/10/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 385ページ
- ISBN-10 : 4022500611
- ISBN-13 : 978-4022500618
- Amazon 売れ筋ランキング: - 468,273位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 40,934位文芸作品
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。
1992(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、2007年『中庭の出来事』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞した。
ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している。著書に、『三月は深き紅の淵を』『光の帝国 常野物語』『ネバーランド』『木曜組曲』『チョコレートコスモス』『きのうの世界』などがある。
カスタマーレビュー
星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
109グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前よんで、また読みたくなったので買いました。
ウイスキーとビールがむしょうに飲みたくなります。
ウイスキーとビールがむしょうに飲みたくなります。
2013年1月8日に日本でレビュー済み
死者と出会える聖地「アナザー・ヒル」を舞台にした壮大で幽玄なドラマ。 まさか本当に「ヒガン」を体感できるとは! 危険な目にも合ったけど「お客さん」にも会えたし…異世界からしばらく戻れないかもね。 素晴らしい体験でした。 舞台設定も良いし、登場人物も魅力的で、引き込まれながら徐々に感情移入できます。 入り込めれば抜群の臨場感、 ラストも恩田陸にしてはまずまずです。
2018年11月21日に日本でレビュー済み
上下巻に分かれていて長い物語。女性作家のせいか女性の登場人物が生き生きとして小気味いい。ちょっと毒舌気味だが。
日本とイギリスが折衷したような架空世界。ヒガンと呼ばれる期間には死者と出会える閉鎖的な町。そこで起こる殺人事件。世界観がユニークで引き込まれるものがある。
上巻はこの独特なアナザーヒルという町についての説明もなく進んでいくので、置いてけぼり感が強い。下巻で大きく物語も動き出し俄然と面白くなった。文庫の巻末解説は萩尾望都だった。
日本とイギリスが折衷したような架空世界。ヒガンと呼ばれる期間には死者と出会える閉鎖的な町。そこで起こる殺人事件。世界観がユニークで引き込まれるものがある。
上巻はこの独特なアナザーヒルという町についての説明もなく進んでいくので、置いてけぼり感が強い。下巻で大きく物語も動き出し俄然と面白くなった。文庫の巻末解説は萩尾望都だった。
2009年1月14日に日本でレビュー済み
(
上巻
のレビューも合わせてご覧ください)
下巻になると物語は加速し、「血塗れジャック」の被害者が表れたりと、前半では大きな動きが連続する。
ただ、それで一気に謎が解決をみるかというとそうはいかず、謎が謎を呼ぶ展開で読者を先へと引っ張っていく。
また、それと並行して、文化人類学を研究する主人公が、日本とV.ファーに関して比較文化論的を試みたりする。この作品の舞台設定に魅力を感じる読者にとっては、実に興味深いシーンとなるだろう。
後半、ミステリの体裁を持つこの作品の“謎解き”は二段階に分けて行なわれ、その間に主人公たちの冒険が組み入れられる。ミステリ的展開とファンタジー的展開が交互に挿入されて読者を楽しませる。
しかし、それまでの長大な物語を支えるにはこの謎解きは少々ボリューム不足である感は否めない。どうにもあっけなさを覚える。もともとこれは連載小説であるが、何らかの紙面的制約があったのかもしれない。兎にも角にも残念である。
解説は萩尾望都が書いており、読了者限定になるが、なかなか面白いエッセイに仕上がっている。
下巻になると物語は加速し、「血塗れジャック」の被害者が表れたりと、前半では大きな動きが連続する。
ただ、それで一気に謎が解決をみるかというとそうはいかず、謎が謎を呼ぶ展開で読者を先へと引っ張っていく。
また、それと並行して、文化人類学を研究する主人公が、日本とV.ファーに関して比較文化論的を試みたりする。この作品の舞台設定に魅力を感じる読者にとっては、実に興味深いシーンとなるだろう。
後半、ミステリの体裁を持つこの作品の“謎解き”は二段階に分けて行なわれ、その間に主人公たちの冒険が組み入れられる。ミステリ的展開とファンタジー的展開が交互に挿入されて読者を楽しませる。
しかし、それまでの長大な物語を支えるにはこの謎解きは少々ボリューム不足である感は否めない。どうにもあっけなさを覚える。もともとこれは連載小説であるが、何らかの紙面的制約があったのかもしれない。兎にも角にも残念である。
解説は萩尾望都が書いており、読了者限定になるが、なかなか面白いエッセイに仕上がっている。
2009年5月29日に日本でレビュー済み
夢中になって読みました。
舞台が架空の世界なだけに、入り込めるかどうかで大きく意見が別れそうですが、私はツボにはまりました。
ラストは余韻があり、なかなか物語から抜け出せなくなります。
しばらくは放心状態。
これだから読書はやめられない…と思わせてくれる作品でした。
舞台が架空の世界なだけに、入り込めるかどうかで大きく意見が別れそうですが、私はツボにはまりました。
ラストは余韻があり、なかなか物語から抜け出せなくなります。
しばらくは放心状態。
これだから読書はやめられない…と思わせてくれる作品でした。
2008年1月22日に日本でレビュー済み
非常にいいですね。
この洒落ていてどこか不気味な世界観を作り上げた作者は素晴らしいと思います。
この洒落ていてどこか不気味な世界観を作り上げた作者は素晴らしいと思います。
2010年8月14日に日本でレビュー済み
独特の雰囲気と、纏わりついてくるような気味の悪さ、
そして関係ないと思われていた複数の事象の関わり
緻密に絡みあってとんでもない事を解決する
かと思いきや、今までの盛り上がり、主人公たちの努力が丸投げされるラスト
結局大した陰謀でもないのに、手のひらで踊っていて、一喜一憂していた主人公達。
上下あわせて1000ページ近く、延々と勘違いする様を見せつけられた感じです、
そして関係ないと思われていた複数の事象の関わり
緻密に絡みあってとんでもない事を解決する
かと思いきや、今までの盛り上がり、主人公たちの努力が丸投げされるラスト
結局大した陰謀でもないのに、手のひらで踊っていて、一喜一憂していた主人公達。
上下あわせて1000ページ近く、延々と勘違いする様を見せつけられた感じです、