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私は美人 単行本 – 2005/11/1
酒井 順子
(著)
- 本の長さ205ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2005/11/1
- ISBN-104022500700
- ISBN-13978-4022500700
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2005/11/1)
- 発売日 : 2005/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 205ページ
- ISBN-10 : 4022500700
- ISBN-13 : 978-4022500700
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,488,345位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 20,889位近現代日本のエッセー・随筆
- - 128,812位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年12月24日に日本でレビュー済み
この本の中で酒井氏は「ヤンキー美人」「元美人」など19種類の美人のタイプを挙げている。
彼女自身「メガネ美人」であり期間限定「喪服美人」を体験し「タイでは美人」である上
「よく見りゃ美人」なんだそうである。
「よく見りゃ美人」や「元美人」まで入れてしまえば、殆どの女性が何らかの「美人」にあてはまる。
そこからもれてしまっても「整形美人」への道は残っているわけだし・・・・
全ての女性が「美人」になって、一見こんなに結構なことはないように思える。しかしそれは
逆にいえばのうのうとブスをやっていてはいけないというプレッシャーのようなもの。女性に
とっては必ずしもうれしい状況ではないのである。
「美人」を待望する風潮が美人さを求める必要のない人にまで美人さを求め、「ヤワラちゃんの
グラビア」という鬼子を生んでしまったことを私たちは忘れてはならない。
彼女自身「メガネ美人」であり期間限定「喪服美人」を体験し「タイでは美人」である上
「よく見りゃ美人」なんだそうである。
「よく見りゃ美人」や「元美人」まで入れてしまえば、殆どの女性が何らかの「美人」にあてはまる。
そこからもれてしまっても「整形美人」への道は残っているわけだし・・・・
全ての女性が「美人」になって、一見こんなに結構なことはないように思える。しかしそれは
逆にいえばのうのうとブスをやっていてはいけないというプレッシャーのようなもの。女性に
とっては必ずしもうれしい状況ではないのである。
「美人」を待望する風潮が美人さを求める必要のない人にまで美人さを求め、「ヤワラちゃんの
グラビア」という鬼子を生んでしまったことを私たちは忘れてはならない。
2006年4月1日に日本でレビュー済み
私は、酒井順子という作家が嫌いだ。
しかし、アンチもファンのうちと言うように、何だかんだ言って読んしまう私のような者が人気に一役買っているのかも知れない。
さて、なぜ嫌いなのかのかというと、考え方が極めて日本人的で了見が狭いと感じるからである。
作者にとって重要なのは「私は美人」かどうかよりも「美人に見られているかどうか」である。
前作の「負け犬の遠吠え」では、自分が「幸せ」かどうかよりも、周りから「幸せに見えるか」が気になって仕方がないのである。
ああ、何と薄っぺらいエッセイなのだろうと思いつつもつい読んでしまう。
以前、「つぶやきシロー」という芸人がいた。
日常の些細なことを模写する、実に小市民的なギャグなのだが、ついほくそ笑んでしまう。
全く違うジャンルではあるが、両者には共通した何かを感じてしまう。
しかし、アンチもファンのうちと言うように、何だかんだ言って読んしまう私のような者が人気に一役買っているのかも知れない。
さて、なぜ嫌いなのかのかというと、考え方が極めて日本人的で了見が狭いと感じるからである。
作者にとって重要なのは「私は美人」かどうかよりも「美人に見られているかどうか」である。
前作の「負け犬の遠吠え」では、自分が「幸せ」かどうかよりも、周りから「幸せに見えるか」が気になって仕方がないのである。
ああ、何と薄っぺらいエッセイなのだろうと思いつつもつい読んでしまう。
以前、「つぶやきシロー」という芸人がいた。
日常の些細なことを模写する、実に小市民的なギャグなのだが、ついほくそ笑んでしまう。
全く違うジャンルではあるが、両者には共通した何かを感じてしまう。
2008年11月6日に日本でレビュー済み
一昔前まで、
「美人」とは別格の存在でした。
例えば、
「美人だから何やっても許される」
「美人だけど性格は悪い」
なーんてね。
でも最近では、
美人にもデザイン性や機能性、知性が
求められるようになってきた、
と著者は指摘します。
「美人で能力が高くて
のびのびしてて性格もいい」
なーんてね。
そこで
美人とは何なのか、
それは本当に存在するのか、などなど
複雑になっている
美人観について分析しています。
ヤンキー美人
冠婚葬祭美人
田舎じゃ美人
よくみりゃ美人
元美人
政界美人
老人美人 etc...
まー、いろんな美人が
存在するのね。
女性の社会進出とともに
発生した、知的美人がいる一方で、
ヘキサゴンに代表される
ぽかん美人。
美人とは、ときに
必要に応じて生み出されるものなのだ。
本書の後半では
“日本海側美人一県おき説”
を実証するため、
実際に県をめぐり
街ゆく美人を数えるという
くだらない(失礼)試みも
なされています。
そういう、くだらなさ、
実はさるきち、好きです。
ヒトは誰しも、
「自分は美人である」
「自分は美人ではない」
という相反する意識を持っているという。
それが折り合って
「自分も見ようによっては美人」
なーんて、結論に落ち着くのだ。
さるきちの中にもオセロがある。
必要なのは折衷案。
「美人」とは別格の存在でした。
例えば、
「美人だから何やっても許される」
「美人だけど性格は悪い」
なーんてね。
でも最近では、
美人にもデザイン性や機能性、知性が
求められるようになってきた、
と著者は指摘します。
「美人で能力が高くて
のびのびしてて性格もいい」
なーんてね。
そこで
美人とは何なのか、
それは本当に存在するのか、などなど
複雑になっている
美人観について分析しています。
ヤンキー美人
冠婚葬祭美人
田舎じゃ美人
よくみりゃ美人
元美人
政界美人
老人美人 etc...
まー、いろんな美人が
存在するのね。
女性の社会進出とともに
発生した、知的美人がいる一方で、
ヘキサゴンに代表される
ぽかん美人。
美人とは、ときに
必要に応じて生み出されるものなのだ。
本書の後半では
“日本海側美人一県おき説”
を実証するため、
実際に県をめぐり
街ゆく美人を数えるという
くだらない(失礼)試みも
なされています。
そういう、くだらなさ、
実はさるきち、好きです。
ヒトは誰しも、
「自分は美人である」
「自分は美人ではない」
という相反する意識を持っているという。
それが折り合って
「自分も見ようによっては美人」
なーんて、結論に落ち着くのだ。
さるきちの中にもオセロがある。
必要なのは折衷案。
2008年5月11日に日本でレビュー済み
女は、時と場合によって美人の範疇に入ることがある。
この本では、時と場合を19に分類し、それぞれをかなり真面目に考察している。
冠婚葬祭美人、所属美人、田舎じゃ美人、メガネ美人、人妻美人、全裸美人、政界美人、外人美人・・・
なんとなくわかりますよね。
林真理子風かと思ったらそうではなくて、さっぱりと切れのいいエッセイでした。 「女形美人」
玉三郎にはゆゆしさがある。
ゆゆしさは、不幸の記憶、もしくは不幸の予感によってもたらされる。
女形がかかえるゆゆしさ、不幸とはなにかといえば、それは「女ではない」というところだ。
(中略)
女形の美を超えるものがあるとしたら、それは「人間ではない」という不幸を背負った文楽人形の美ではないか。
文楽(人形浄瑠璃)の美についてのくだりで、ふむふむと感心した。
あの美しさは「人間ではない」からだったのか。
言われてみればその通りだけれど、思いつかなかったです。
この本では、時と場合を19に分類し、それぞれをかなり真面目に考察している。
冠婚葬祭美人、所属美人、田舎じゃ美人、メガネ美人、人妻美人、全裸美人、政界美人、外人美人・・・
なんとなくわかりますよね。
林真理子風かと思ったらそうではなくて、さっぱりと切れのいいエッセイでした。 「女形美人」
玉三郎にはゆゆしさがある。
ゆゆしさは、不幸の記憶、もしくは不幸の予感によってもたらされる。
女形がかかえるゆゆしさ、不幸とはなにかといえば、それは「女ではない」というところだ。
(中略)
女形の美を超えるものがあるとしたら、それは「人間ではない」という不幸を背負った文楽人形の美ではないか。
文楽(人形浄瑠璃)の美についてのくだりで、ふむふむと感心した。
あの美しさは「人間ではない」からだったのか。
言われてみればその通りだけれど、思いつかなかったです。
2006年5月13日に日本でレビュー済み
彼女の作品を硬く言うなら「都会に住む女性の日常を内面を映し出すもの」。
出世作『負けの遠吠え』の時もそうだったが、
まじめに取り合って、目くじら立てる評論家も居るようだが、
そんなことは、しゃらくさい。
「そうだよなーぁ」と笑納すればいいのである。
彼女が描く女達は、男の目からみても、「そういわれればいるよ。こういう女」と思ってしまう。
遠い未来の遺跡に彼女の本が発掘されたら、
庶民の生活を映し出す発見となり、未来版世界不思議発見のクエスチョンに採用されるだろう。
そういう作品である。
出世作『負けの遠吠え』の時もそうだったが、
まじめに取り合って、目くじら立てる評論家も居るようだが、
そんなことは、しゃらくさい。
「そうだよなーぁ」と笑納すればいいのである。
彼女が描く女達は、男の目からみても、「そういわれればいるよ。こういう女」と思ってしまう。
遠い未来の遺跡に彼女の本が発掘されたら、
庶民の生活を映し出す発見となり、未来版世界不思議発見のクエスチョンに採用されるだろう。
そういう作品である。
2007年3月1日に日本でレビュー済み
美人に対してあれだけクールに論じられるのは、彼女が常に極めて
ニュートラルな視点を持っているからに他ならない。
ちなみに、彼女自身の位置づけというと、美人にも不美人にも分類
されていない。だから美人を見る時、美人なるが故の気負いも焦り
もなく、また不美人であるが故美人への歪んだ僻みや嫉妬、恨みも
ない。そこにあるのは、ただクールな視線だけだ。そこがとてもいい
感じを出している。
最後の「日本海側美人一県おき説」の実施検証もとても面白かった。
でも、多少嫌味なとこもあって星5つは上げられない。
ニュートラルな視点を持っているからに他ならない。
ちなみに、彼女自身の位置づけというと、美人にも不美人にも分類
されていない。だから美人を見る時、美人なるが故の気負いも焦り
もなく、また不美人であるが故美人への歪んだ僻みや嫉妬、恨みも
ない。そこにあるのは、ただクールな視線だけだ。そこがとてもいい
感じを出している。
最後の「日本海側美人一県おき説」の実施検証もとても面白かった。
でも、多少嫌味なとこもあって星5つは上げられない。
2006年4月12日に日本でレビュー済み
テーマや強気な態度は面白いかもしれませんが
リサーチはあいまいですし、主観的で排他的な印象を受けたり
テーマの面白みのわりに、中身が薄い感じがしました。
悪口、批判だけですね。
美人ネタなら林真理子さんのエッセイのほうが楽しいです。
リサーチはあいまいですし、主観的で排他的な印象を受けたり
テーマの面白みのわりに、中身が薄い感じがしました。
悪口、批判だけですね。
美人ネタなら林真理子さんのエッセイのほうが楽しいです。