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今夜は心だけ抱いて 単行本 – 2006/3/1
唯川 恵
(著)
いまもっともヴィヴィッドに恋愛をえがく人気作家の長編小説。週刊朝日連載の単行本化。17歳の女子高校生の娘と47歳のバツイチの母親がある日、汐留高層ビルのエレベータが急直下、ふたりは入れ替わって……若いカラダと熟れたココロ、熟れたカラダと若いココロ、さて女はどっちで恋を始めるのでしょう? 年齢という厄介なこだわりを捨ててこそ見える、心と体の気持ちのいい関係をえがく待望の物語。
- 本の長さ335ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2006/3/1
- ISBN-104022501707
- ISBN-13978-4022501707
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2006/3/1)
- 発売日 : 2006/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 335ページ
- ISBN-10 : 4022501707
- ISBN-13 : 978-4022501707
- Amazon 売れ筋ランキング: - 695,500位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 16,051位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1955年石川県金沢市生まれ。1984年「海色の午後」にて第3回コバルト・ノベル大賞を受賞。2002年『肩ごしの恋人』にて第126回直木賞を受 賞。2008年『愛に似たもの』にて第21回柴田錬三郎賞を受賞。恋愛小説、エッセイなど多数。多くの読者の圧倒的支持を集めている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 夢美と愛美の謎がいっぱい? 怪人Xを追え! (ISBN-13: 978-4046310774 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語の中盤頃から、気になってバーっと読んでしまいました。母娘の絆を感じ、終盤頃は涙なしには読めませんでした。ほんとに良い話でした。
2017年9月30日に日本でレビュー済み
若い時の過ちを悔やみ、今の知識、経験を持ったままで若い頃に戻れるものなら戻って、人生をやり直したい? ○○をやると失敗するという知識が邪魔をして、チャレンジしないのでは、人生やり直しても、また後悔するだけ。
無難に、無難に、置きに行く人生って楽しい? 学んで経験して、知恵が人生を豊かにしてくれるんだぜ。 大人だって間違えるし、失敗もするし、子供が思うほどには完璧なんかじゃないんだぜ。
あの時はバカなことをしたなぁ~、○○すれば良かったな~って、年齢を重ねたから解ることがある。 若い頃は、その時で、最高の選択をしたわけで、今さら後悔することに何ら意味はない。 悔やむ暇があるなら、今やりたいことをやらないと、また、後悔する、きっと。
無難に、無難に、置きに行く人生って楽しい? 学んで経験して、知恵が人生を豊かにしてくれるんだぜ。 大人だって間違えるし、失敗もするし、子供が思うほどには完璧なんかじゃないんだぜ。
あの時はバカなことをしたなぁ~、○○すれば良かったな~って、年齢を重ねたから解ることがある。 若い頃は、その時で、最高の選択をしたわけで、今さら後悔することに何ら意味はない。 悔やむ暇があるなら、今やりたいことをやらないと、また、後悔する、きっと。
2006年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はこの作品をよんで,二人の主人公のどちらにも感情移入が出来ずに苦しんだ.考えてみれば当り前で,この二人のどちらにも identity がない.そして identity のない存在に人は感情も愛情も持てないのだ.作者は恋愛小説の名手ときくが,一番手前の所でそこへの道を閉ざす誤算を冒したのだろう.それに,最後で一つの心を所在不明(恐らく二重人格者一名と,残骸一名が出来たか)にすると言う怖ろしい状況を作った.これで気持ちよくさよならしろ,とは言う方が無理だと思うのだが.失敗作.
2006年3月7日に日本でレビュー済み
東野圭吾の「秘密」といい、女性はたくましいとつくづく思う1冊。反発しあう母と子。しかも離婚で別れ別れ。それを理解しあうことができるのかというけっこう重いテーマでもあったのに、「なーんだ恋さえあればあっという間に共感しちゃうの?この〜」と思ってしまって星3つ。そして、いくつになっても女性は変わらないんだな〜って、日々鏡を見つつため息をつく私はちょっと嬉しくなったりして。
でも、誰か・・・男と女の心と体が入れ替わるっていうテーマで、しかもコメディじゃない設定で書いてくれませんか〜。
でも、誰か・・・男と女の心と体が入れ替わるっていうテーマで、しかもコメディじゃない設定で書いてくれませんか〜。
2013年2月1日に日本でレビュー済み
最初は洋物?と思いました。
主人公の仕事で翻訳している文章が出ているという設定。
作家ならではの、本を作る登場人物は現実味がある。
出版社を畳む話など。
長年、別離していた親娘が、人格が入れ替わるという話。
もっと直線的に、相手を理解できるようになると思いきや、
唯川恵らしい、へそ曲がりの一歩手前的な何かが面白い。
解説の温水ゆかりが書いていたが、
結末は、唯川恵らしく、余韻を残し、文学作品らしい、途切れ方だったと思います。
単純なお芝居を読みたい人には納得感がないかも。
主人公の仕事で翻訳している文章が出ているという設定。
作家ならではの、本を作る登場人物は現実味がある。
出版社を畳む話など。
長年、別離していた親娘が、人格が入れ替わるという話。
もっと直線的に、相手を理解できるようになると思いきや、
唯川恵らしい、へそ曲がりの一歩手前的な何かが面白い。
解説の温水ゆかりが書いていたが、
結末は、唯川恵らしく、余韻を残し、文学作品らしい、途切れ方だったと思います。
単純なお芝居を読みたい人には納得感がないかも。
2015年8月16日に日本でレビュー済み
ひとことで言っておもしろいです!二人の心が入れ替わってしまうというのは
古今東西を問わずとてもよくある話ですが、肝はそういうひな形を使って何を
語るかということでしょう。
単行本の帯にあったように、「若い身体さえあれば熟れた心など要らないと
思っていた」・「熟れた心さえあれば若い身体など要らないと思っていた」(詳細は自信なし‥)という、各自がそれまで持ち得なかったものを手に入れて初めて反対の立場の人間の心がよくわかるということが、実にリアルに共感を誘う描き方がされています。
たまに「あれ、これどっちだっけ?」と混乱しながらも最期まで楽しく読めました。
氏の作品にし基本の設定だけでなく、全体にコミカルな味わいがあり、ああこんな
お話も書けるのねと親しみが増しました。
ただ、同じ設定であまりにも有名な名作、東野圭吾氏の「秘密」に似ている部分が
少なからずあり(一番気になったのは、ラストで「”娘”のほうが記憶を失ったふりを
していたこと」を匂わせる部分)。口の悪い人には、パクリじゃんか!と言われて
しまうかもしれませんね(笑)。
古今東西を問わずとてもよくある話ですが、肝はそういうひな形を使って何を
語るかということでしょう。
単行本の帯にあったように、「若い身体さえあれば熟れた心など要らないと
思っていた」・「熟れた心さえあれば若い身体など要らないと思っていた」(詳細は自信なし‥)という、各自がそれまで持ち得なかったものを手に入れて初めて反対の立場の人間の心がよくわかるということが、実にリアルに共感を誘う描き方がされています。
たまに「あれ、これどっちだっけ?」と混乱しながらも最期まで楽しく読めました。
氏の作品にし基本の設定だけでなく、全体にコミカルな味わいがあり、ああこんな
お話も書けるのねと親しみが増しました。
ただ、同じ設定であまりにも有名な名作、東野圭吾氏の「秘密」に似ている部分が
少なからずあり(一番気になったのは、ラストで「”娘”のほうが記憶を失ったふりを
していたこと」を匂わせる部分)。口の悪い人には、パクリじゃんか!と言われて
しまうかもしれませんね(笑)。
2017年12月28日に日本でレビュー済み
人の人間の心が入れ替ってしまうというお話はこれまで数多く発表されてきたけど、
今作は入れ替った10代と40代の母娘のそれぞれの恋愛と性に重きを置いた作品。
2人の親子関係や歩み寄りを丁寧に綴るのがテーマではありません。
女性心理を描くのが得意な唯川さんらしい「入れ替りもの」と言えるでしょうね。
しかし、この母親、気持ち悪かったな。
経験があるから我慢できないのかもしれないけど、娘の肉体を大切にしてないように感じられるのがどうも不快でなりません。
性体験があるかどうかもわからない娘の体を預かっておいて、吉岡さんや須加さんとああいうことをする母親がいますか?
これには思いっきり引きました。この不快感が、私のこの作品への全体的な評価を思いっきり下げました。
一方で娘の方は、深尾さんと大人の恋を育んでいく。両者の対象的な恋模様が面白かったです。
「大人たちは愛の言葉の代わりに、胸の奥にある引き出しを開け、
その中にしまい込んでいたものを少しずつ見せてゆくものらしい」 という一文は素敵だったなぁ。
この場面で深尾さんが話した子供時代のやんちゃなエピソードにも大人の女でもキュンとする。
恋のはじまりの淡い時間・・・この場面は何度も読み返してしまいました。
今作は入れ替った10代と40代の母娘のそれぞれの恋愛と性に重きを置いた作品。
2人の親子関係や歩み寄りを丁寧に綴るのがテーマではありません。
女性心理を描くのが得意な唯川さんらしい「入れ替りもの」と言えるでしょうね。
しかし、この母親、気持ち悪かったな。
経験があるから我慢できないのかもしれないけど、娘の肉体を大切にしてないように感じられるのがどうも不快でなりません。
性体験があるかどうかもわからない娘の体を預かっておいて、吉岡さんや須加さんとああいうことをする母親がいますか?
これには思いっきり引きました。この不快感が、私のこの作品への全体的な評価を思いっきり下げました。
一方で娘の方は、深尾さんと大人の恋を育んでいく。両者の対象的な恋模様が面白かったです。
「大人たちは愛の言葉の代わりに、胸の奥にある引き出しを開け、
その中にしまい込んでいたものを少しずつ見せてゆくものらしい」 という一文は素敵だったなぁ。
この場面で深尾さんが話した子供時代のやんちゃなエピソードにも大人の女でもキュンとする。
恋のはじまりの淡い時間・・・この場面は何度も読み返してしまいました。
2014年11月13日に日本でレビュー済み
NHKのドラマが田中美佐子、土屋太鳳の素晴らしい演技もあり見応えのあったものでしたので、ドラマと比較する意味で読みました。
この本を読むと、原作の持っているある意味毒、欠点をうまくドラマが回避していることがわかります。SEXシーンを含め柊子の行動を制限し、ヒロとの仲違いを新たに入れました。
確かに唯川恵作品に中では突飛であるし、柊子の行動で理解できないところはあります。でも、そんなに悪くないなと思うのです。姑を見舞いにいくくだりは、ほろっとしてしまいました。恐らくNHKのドラマも、放映回数がもっとあればこのシーンを入れたと思います。
私にとってNHKのドラマがあったからこそ、唯川恵という作家を知ったわけで、その意味でも大切にしたい作品です。
この本を読むと、原作の持っているある意味毒、欠点をうまくドラマが回避していることがわかります。SEXシーンを含め柊子の行動を制限し、ヒロとの仲違いを新たに入れました。
確かに唯川恵作品に中では突飛であるし、柊子の行動で理解できないところはあります。でも、そんなに悪くないなと思うのです。姑を見舞いにいくくだりは、ほろっとしてしまいました。恐らくNHKのドラマも、放映回数がもっとあればこのシーンを入れたと思います。
私にとってNHKのドラマがあったからこそ、唯川恵という作家を知ったわけで、その意味でも大切にしたい作品です。