村上代表逮捕というタイミングのいい時に読んだのですが、ライブドアによるニッポン放送株所得の状況が事細かに取材されています。
ここまで書いていいのか?
と、思うほどの内容。
六本木ヒルズが単なる商業施設ではなく、日本資本主義経済へ影響を与える一大勢力であることがよくわかります。
村上氏逮捕に至った検察の捜索に対して、この本は何かしらの影響を与えたのは確か。
この著者である大鹿氏とは、逮捕直前の村上氏の会見で頻繁に村上氏から名指しされた記者。
村上氏への長年の取材により信頼を得て、この著作を世に出したのでしょう。
皮肉として、その結果として村上氏は逮捕。
なんだか、考えさせられます。
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ヒルズ黙示録: 検証・ライブドア 単行本 – 2006/4/1
大鹿 靖明
(著)
- 本の長さ346ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2006/4/1
- ISBN-104022501758
- ISBN-13978-4022501752
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2006/4/1)
- 発売日 : 2006/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 346ページ
- ISBN-10 : 4022501758
- ISBN-13 : 978-4022501752
- Amazon 売れ筋ランキング: - 290,408位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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ジャーナリスト・ノンフィクション作家 1965年、東京生まれ。早稲田大政治経済学部政治学科卒。88年、朝日新聞社入社。現在も同社勤務(経済部記者)。朝日新聞の再生をめざす「朝日新聞再生機構」メンバー。
代表作は、第28回講談社ノンフィクション賞と第5回新潮ドキュメント賞の候補作となった『ヒルズ黙示録 検証・ライブドア』(2006年)、第34回講談社ノンフィクション賞受賞作の『メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故』(12年)、『東芝の悲劇』(17年)。最新作は『金融庁戦記 企業監視官・佐々木清隆の事件簿』(21年)。
他の著書に『ヒルズ黙示録・最終章』(06年)、『堕ちた翼 ドキュメントJAL倒産』(10年)、編著書としてジャーナリスト、ノンフィクション作家10人との対談集『ジャーナリズムの現場から』(14年)がある。
このほか、取材班に加わったものとして『ゴーンショック 日産カルロス・ゴーン事件の真実』(20年)、『プロメテウスの罠 7』(17年)などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年8月23日に日本でレビュー済み
ここまでよく書いてくれたと思いますが、グッと踏み込んだところがないので迫力不足という指摘は否めないでしょう。焦点が絞り込めていないので読者としてはだらだらと読まされてしまう感があります。
こうしたルポは、内容が面白ければ、それが第一に重要なことですが、朝日新聞関係の出版物としては日本語の用法に間違いが数ヶ所ありますし、文(文章ではなく)としてバランスの悪いものが散見されます。
こうしたルポは、内容が面白ければ、それが第一に重要なことですが、朝日新聞関係の出版物としては日本語の用法に間違いが数ヶ所ありますし、文(文章ではなく)としてバランスの悪いものが散見されます。
2008年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
経済だけでなく、政治、地検まで。
庶民から、ハイソな人まで。
あらゆる人が動かされた一つの巨大な事件。
一つのビジネスの読み物としても、金融やベンチャー関係者には非常には、興味深い本である。「時代の記録」としても興味深い。一般人にとっても、ダイナミックなビジネスの動きの生々しさが伝わってくる。
事実は小説より奇なりですね。
秀逸な本だと思うが、内容を鵜呑みにすることなく、一人のライターの取材結果である事をしっかり認識し、他の事実も併せて公平に判断する必要があるかもしれません。
もちろんそれはなかなか難しい事であるが、詳細な事実が書かれている秀逸な本だけに、注意する必要があるのかもしれません。
庶民から、ハイソな人まで。
あらゆる人が動かされた一つの巨大な事件。
一つのビジネスの読み物としても、金融やベンチャー関係者には非常には、興味深い本である。「時代の記録」としても興味深い。一般人にとっても、ダイナミックなビジネスの動きの生々しさが伝わってくる。
事実は小説より奇なりですね。
秀逸な本だと思うが、内容を鵜呑みにすることなく、一人のライターの取材結果である事をしっかり認識し、他の事実も併せて公平に判断する必要があるかもしれません。
もちろんそれはなかなか難しい事であるが、詳細な事実が書かれている秀逸な本だけに、注意する必要があるのかもしれません。
2006年4月25日に日本でレビュー済み
この本では以下のような内容に触れている。
1. ライブドア強制捜査前後の記録
2. フジサンケイグループと鹿内一族との確執
3. 村上ファンド(M&Aコンサルティング)の誕生とその手法
4. ライブドアのニッポン放送株取得の経緯と、フジテレビとの攻防
5. ホリエモンが選挙に出た理由
6. 村上ファンド、阪神電鉄株買収の話
7. 楽天がTBS株買収に乗り出した経緯
8. ライブドアの錬金術の仕組み
サブタイトルで「検証・ライブドア」となっているが、決してライブドアだけを扱ったわけではない。六本木ヒルズにオフィスがあるITや金融企業、そしてマスメディアを交えたやり取りが記されている。内容からは現場取材を行ってきた人間ならではの視点がうかがえる。新聞などでは(同業のよしみか)好意的に報道される事の多かったフジテレビやTBSに関しても、内包する問題について詳しく書かれている。
しかしながら1冊の本として見ると統一性に欠ける。各論でポイントを明らかにし、それを結びつける配慮があってもよかったろう。題名に使われた黙示録(もくしろく)は、少し大げさか。取り上げた企業や人間の未来について、しっかりと論じられているわけではない。時間的な制約があったのだろうが、まとめの部分が短すぎる。著者はもっと言いたい事があったのではないか。
1. ライブドア強制捜査前後の記録
2. フジサンケイグループと鹿内一族との確執
3. 村上ファンド(M&Aコンサルティング)の誕生とその手法
4. ライブドアのニッポン放送株取得の経緯と、フジテレビとの攻防
5. ホリエモンが選挙に出た理由
6. 村上ファンド、阪神電鉄株買収の話
7. 楽天がTBS株買収に乗り出した経緯
8. ライブドアの錬金術の仕組み
サブタイトルで「検証・ライブドア」となっているが、決してライブドアだけを扱ったわけではない。六本木ヒルズにオフィスがあるITや金融企業、そしてマスメディアを交えたやり取りが記されている。内容からは現場取材を行ってきた人間ならではの視点がうかがえる。新聞などでは(同業のよしみか)好意的に報道される事の多かったフジテレビやTBSに関しても、内包する問題について詳しく書かれている。
しかしながら1冊の本として見ると統一性に欠ける。各論でポイントを明らかにし、それを結びつける配慮があってもよかったろう。題名に使われた黙示録(もくしろく)は、少し大げさか。取り上げた企業や人間の未来について、しっかりと論じられているわけではない。時間的な制約があったのだろうが、まとめの部分が短すぎる。著者はもっと言いたい事があったのではないか。
2012年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なんか、思ってたほど検証してない。
つまんない。ほとんどニュースで見た内容。
つまんない。ほとんどニュースで見た内容。
2006年11月7日に日本でレビュー済み
なかなか、ユニークなんですよ。サブタイトル、検証ライブドア、にしては。宮内さんの台詞や村上さんの少ない登場の場面が。劇場ライブドアみたいなよいノリ。ノリのいい会社でしたね。
2006年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今回の週刊誌騒動で読んでみた。
本当のことは分からないが、この本はどうやら本物らしい。
そうだろうと納得させられる。
ホリエモン、三木谷、北尾など紙面をにぎわせた連中がわんさか登場する。
朝日新聞というので読まなかったのが失敗だった。
これを読んでいれば、楽天株を売り逃げていたと後悔している。
食わず嫌いは損である事を実感した。
それにこれはほとんど朝日新聞臭がない。
本当のことは分からないが、この本はどうやら本物らしい。
そうだろうと納得させられる。
ホリエモン、三木谷、北尾など紙面をにぎわせた連中がわんさか登場する。
朝日新聞というので読まなかったのが失敗だった。
これを読んでいれば、楽天株を売り逃げていたと後悔している。
食わず嫌いは損である事を実感した。
それにこれはほとんど朝日新聞臭がない。
2009年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中川一徳氏の傑作「メディアの支配者」の続編として読むといいです。戦後のドタバタから身を起こした「梟雄」鹿内信隆のメディア帝国の顛末が一望に俯瞰できます。ニッポンの「戦後」と「現代」を読み解く最良の教科書になるでしょう。