医療現場に居る医師として、働いている同僚の医師が辞めるというのは、その病院なり、診療所なり、規模の大小はあっても、
どれだけ、大きな影響を廻りに及ぼすのかというのは、非常に身に染みています。
この本の著者は、非常に優れた分析をしており、医療崩壊の危機に警鐘を鳴らしています。
でも、どうやれば、良い方向へ向くのか、それは、別の問題です。
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医療崩壊: 「立ち去り型サボタージュ」とは何か 単行本 – 2006/5/1
小松 秀樹
(著)
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日本の医療は、今、崩壊の危機にさらされている。現職の虎の門病院泌尿器科部長がついに声を上げた。医療の最前線に立つ大病院の現場で起きる「医師の立ち去り」の実態と理由と、その対策について、具体的に報告し、提言する。医療現場で日々、診断、治療、手術などの日常業務を行いながらも、「発言する医者」として、日本医療を崩壊から守るために務める著者の熱い思いが伝わってくる。
- 本の長さ295ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2006/5/1
- ISBN-104022501839
- ISBN-13978-4022501837
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2006/5/1)
- 発売日 : 2006/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 295ページ
- ISBN-10 : 4022501839
- ISBN-13 : 978-4022501837
- Amazon 売れ筋ランキング: - 541,687位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2014年11月13日に日本でレビュー済み
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2019年7月9日に日本でレビュー済み
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患者はクレーマーではなく
医師が石器時代に取り残されているだけ、といったコメントがあったが
おおよそ的を得ている。
たしかに治せない病気を治せなかったと責められるのはつらい。
助けられない病状を、裁判で有罪にされたり、警察につかまるのはもっとつらい。
けれど、ほかの商売ではそういうことってよくある。
たぶん世界の変化についていけてない部分にも問題はある。
だから両方のいいぶんをしっかりきかないと、この本だけでは片手落ちになってしまう可能性はある。
医師が石器時代に取り残されているだけ、といったコメントがあったが
おおよそ的を得ている。
たしかに治せない病気を治せなかったと責められるのはつらい。
助けられない病状を、裁判で有罪にされたり、警察につかまるのはもっとつらい。
けれど、ほかの商売ではそういうことってよくある。
たぶん世界の変化についていけてない部分にも問題はある。
だから両方のいいぶんをしっかりきかないと、この本だけでは片手落ちになってしまう可能性はある。
2007年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
我々医療従事者にとって、医療現場、医療の内部では常識的なことと思われることも医療の外から見るとそうではなくなるという事はかねてから実感しており、著者の言う「医者と患者の齟齬」は年々深まるばかりである。
そこにはマスコミや司法(公権力)による意図が多分に作用しているが、これらの意図に対して医師、医療従事者は反駁の機会を得ず、また反論する努力もしてこなかった。
本書にもある通り「お坊ちゃま育ち」のドクターがひとたび、彼らの攻撃を受けると「立ち去って」しまうことでその軋轢を回避、昇華しているのが、現状である。
著書の内容そのものは、臨床医にとって目新しいことは無いが、これらを敢えて「活字」にし、世に問うた事は、画期的であり、多くの医療従事者の支持を得ている理由であろう。
どなたかがこのレビューで「引きこもり型」とも表現していたが、とかく医師は病気と闘う勇気を持っていても、人や社会との争いからはできるだけ遠ざかろうとする傾向がある。
観覧席から「いいぞ、いいぞ」と言っている自分が次はリングに上がる存在であることを覚悟しているかどうか、甚だ疑問である。
しかし、患者に害悪をもたらそうという医師はほぼ皆無である。ましてや日本の医療がもたらしている成果や実績も世界のトップレベルである。
にもかかわらず、医療に対する満足度は低く、医療を守ろうとする社会感覚よりも、医療を非難しようという勢力が幅を効かせている日本社会の病巣はまだ深いような気がしてならない。
著者には、この領域のさらなる追究と社会的提言の継続を期待しています。
そこにはマスコミや司法(公権力)による意図が多分に作用しているが、これらの意図に対して医師、医療従事者は反駁の機会を得ず、また反論する努力もしてこなかった。
本書にもある通り「お坊ちゃま育ち」のドクターがひとたび、彼らの攻撃を受けると「立ち去って」しまうことでその軋轢を回避、昇華しているのが、現状である。
著書の内容そのものは、臨床医にとって目新しいことは無いが、これらを敢えて「活字」にし、世に問うた事は、画期的であり、多くの医療従事者の支持を得ている理由であろう。
どなたかがこのレビューで「引きこもり型」とも表現していたが、とかく医師は病気と闘う勇気を持っていても、人や社会との争いからはできるだけ遠ざかろうとする傾向がある。
観覧席から「いいぞ、いいぞ」と言っている自分が次はリングに上がる存在であることを覚悟しているかどうか、甚だ疑問である。
しかし、患者に害悪をもたらそうという医師はほぼ皆無である。ましてや日本の医療がもたらしている成果や実績も世界のトップレベルである。
にもかかわらず、医療に対する満足度は低く、医療を守ろうとする社会感覚よりも、医療を非難しようという勢力が幅を効かせている日本社会の病巣はまだ深いような気がしてならない。
著者には、この領域のさらなる追究と社会的提言の継続を期待しています。
2006年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ただいま5年生です。
病棟を回り、患者さんを診、カンファを見、先輩研修医とその上の先生を観る毎日です。
私にとって、医者という生き物は、「人をたすけたい。」という気持ちを第一に、その他の事を次に考えていると思っています。
ですが、最近の訴訟やら、患者さんとの摩擦、その社会的事実に対して医者は「人をたすけたい」という気持ちだけでは「自分自身を守れない。」と、漠然と思い描いていました。
この本は、医学生にとって、残酷な本です。正直、息が詰まりそうになりました。
でも、間違っていないと思います。
目を背けてはいけない事実だと思います。
読んだ人には
「社会の中での医師はこんな感じだよ。で、あなたはどうするんだい?」
というテーマを投げかけてくれると思います。
病棟を回り、患者さんを診、カンファを見、先輩研修医とその上の先生を観る毎日です。
私にとって、医者という生き物は、「人をたすけたい。」という気持ちを第一に、その他の事を次に考えていると思っています。
ですが、最近の訴訟やら、患者さんとの摩擦、その社会的事実に対して医者は「人をたすけたい」という気持ちだけでは「自分自身を守れない。」と、漠然と思い描いていました。
この本は、医学生にとって、残酷な本です。正直、息が詰まりそうになりました。
でも、間違っていないと思います。
目を背けてはいけない事実だと思います。
読んだ人には
「社会の中での医師はこんな感じだよ。で、あなたはどうするんだい?」
というテーマを投げかけてくれると思います。
2015年3月20日に日本でレビュー済み
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広範囲にわたる医療現状を把握できて、いい本でした。高齢者福祉にも役立ちました。
2006年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
医療従事者の、現場からの痛切な声。
著者の主張は、主に医療に対する認識を世間の人に改めてもらいたいということです。
単に待遇改善をしろと言っているのではもちろんありません。
現在の医療制度と医療に対する認識が続けば、医師の志向は楽な診療科や開業に向かい医療の水準を保てないと言っています。
求められるのは、医療制度の改革と医療に対する認識を改めること。
本書には現状の分析、課題の提起、そして解決法まで書かれてありひとつの論文のようです。 それゆえに一般の読者には少しよみにくい部分もあると思います。 広く読まれてほしいから、そこが惜しい、、、
ぜひマスコミ関係者にこれを読んで著者の主張を一般の人に届けてほしい。
ぜひ医療行政関係者にこれを読んで医療の改革に活かしてほしい。
そう思いました。
著者の主張は、主に医療に対する認識を世間の人に改めてもらいたいということです。
単に待遇改善をしろと言っているのではもちろんありません。
現在の医療制度と医療に対する認識が続けば、医師の志向は楽な診療科や開業に向かい医療の水準を保てないと言っています。
求められるのは、医療制度の改革と医療に対する認識を改めること。
本書には現状の分析、課題の提起、そして解決法まで書かれてありひとつの論文のようです。 それゆえに一般の読者には少しよみにくい部分もあると思います。 広く読まれてほしいから、そこが惜しい、、、
ぜひマスコミ関係者にこれを読んで著者の主張を一般の人に届けてほしい。
ぜひ医療行政関係者にこれを読んで医療の改革に活かしてほしい。
そう思いました。
2007年10月1日に日本でレビュー済み
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一般に報道されている、医療事故や地域医療の崩壊について、一線で勤務する医師の目から見た見解を、マスコミと一線を画して述べた一冊。
慈恵会医大青戸病院での医療事故に対する警察側の姿勢やマスコミの対応について、現場に立つ医師として異議を訴えた『慈恵医大青戸病院事件』の続編に相当する書。前記事件をはじめとする医療事故について、報道がいかに事実とくい違っているかを糾弾し、それによって患者と医療従事者との間に発生した溝が医療崩壊の一因としている。また、国の主導で行われている医療政策についての問題点などを挙げ、事態の深刻さを述べている。
著者自身は医局を離れた身で、医局に対して批判的な立場をとっている。これに対して『大学病院のウラは墓場』の著者の久坂部羊氏は逆に、医局に戻った上で、地域医療を支えてきた医局を肯定的にとらえている。医療問題の中心的原因について似たような立場の論客が、医局に関して異なる見解を述べているてんで興味深く、併読を勧める。それぞれが属した医局の姿勢が、そのまま両者の意見の差につながっている可能性がある。医療現場の問題点については両者似たような意見である。
著者の意見全てに賛同できるわけではないが、問題に対する著者なりの解決策をきちんと述べており、議論のレベルや本としての完成度は高い。
全体的に読みやすく、医療従事社でなくても十分に理解できる点で、広い読者層を対象にできている。比較的お勧めの一冊で、読んでおいて損はない。
慈恵会医大青戸病院での医療事故に対する警察側の姿勢やマスコミの対応について、現場に立つ医師として異議を訴えた『慈恵医大青戸病院事件』の続編に相当する書。前記事件をはじめとする医療事故について、報道がいかに事実とくい違っているかを糾弾し、それによって患者と医療従事者との間に発生した溝が医療崩壊の一因としている。また、国の主導で行われている医療政策についての問題点などを挙げ、事態の深刻さを述べている。
著者自身は医局を離れた身で、医局に対して批判的な立場をとっている。これに対して『大学病院のウラは墓場』の著者の久坂部羊氏は逆に、医局に戻った上で、地域医療を支えてきた医局を肯定的にとらえている。医療問題の中心的原因について似たような立場の論客が、医局に関して異なる見解を述べているてんで興味深く、併読を勧める。それぞれが属した医局の姿勢が、そのまま両者の意見の差につながっている可能性がある。医療現場の問題点については両者似たような意見である。
著者の意見全てに賛同できるわけではないが、問題に対する著者なりの解決策をきちんと述べており、議論のレベルや本としての完成度は高い。
全体的に読みやすく、医療従事社でなくても十分に理解できる点で、広い読者層を対象にできている。比較的お勧めの一冊で、読んでおいて損はない。
2007年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
医療安全を考える上で、必要に迫られて読んだ本ですが・・・。
かなり衝撃的でした。
今、日本の医療現場に求められているのは、『安全希求』と『医療費抑制』
この相反する原理の矛盾に異を唱えないまま、進んで行かざるを得ないなら・・・。
日本の医療は、かなり危機的である。
この本は、医療の危機的な状況を正確に客観的に・・・時には鋭い主観で捉えています。
医療従事者は、この事実に着目すべき!
かなり衝撃的でした。
今、日本の医療現場に求められているのは、『安全希求』と『医療費抑制』
この相反する原理の矛盾に異を唱えないまま、進んで行かざるを得ないなら・・・。
日本の医療は、かなり危機的である。
この本は、医療の危機的な状況を正確に客観的に・・・時には鋭い主観で捉えています。
医療従事者は、この事実に着目すべき!