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ひとがた流し 単行本 – 2006/7/1
北村 薫
(著)
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購入オプションとあわせ買い
アナウンサーの千波、作家の牧子、元編集者で写真家の妻となった美々は、高校からの幼なじみ。牧子と美々は離婚を経験、それぞれ一人娘を持つ身だ。一方、千波は朝のニュース番組のメインキャスターに抜擢された矢先、不治の病を宣告される。それを契機に、三人それぞれの思いや願い、そして、ささやかな記憶の断片が想い起こされてゆく。「涙」なしには読み終えることのできない北村薫の代表作。
- 本の長さ315ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2006/7/1
- ISBN-104022501995
- ISBN-13978-4022501998
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2006/7/1)
- 発売日 : 2006/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 315ページ
- ISBN-10 : 4022501995
- ISBN-13 : 978-4022501998
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,117,238位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 25,684位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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北村 薫
1949(昭和24)年、埼玉県生れ。早稲田大学ではミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、’89(平成元)年「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。’91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。作品に『ニッポン硬貨の謎』(2006年本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(’09年直木賞受賞)など:本データは『1950年のバックトス (ISBN-13:978-4101373324 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2006年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ミステリー作家としての実力や面白さは衆目が認めるところ。その北村薫が書いた女性を主人公にした小説。
もともとストーリーテラーとしての実力があるところに、泣かせる物語を当てはめてみると、もうとまりません。すごいです。
あつい友情物語というわけではない。一人一人がしっかりとしていながら、どこかに脆さなどが出てくる。そして依存するわけではなく、ただ3人は寄り添って時を重ね続けてきた。お互いがお互いを支えあいながら。
人間が生きるとき。こういう人が身の回りにどれだけいるか。それが重要なのかもしれない。
もともとストーリーテラーとしての実力があるところに、泣かせる物語を当てはめてみると、もうとまりません。すごいです。
あつい友情物語というわけではない。一人一人がしっかりとしていながら、どこかに脆さなどが出てくる。そして依存するわけではなく、ただ3人は寄り添って時を重ね続けてきた。お互いがお互いを支えあいながら。
人間が生きるとき。こういう人が身の回りにどれだけいるか。それが重要なのかもしれない。
2006年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一気に読んでしまいました。そのあと千波さんの出ていたところに戻って読み返さずにはいられませんでした。とくにプロポーズを受けるところは頭のなかで「ラストシーン」(西城秀樹)という曲がBGMにかかっていました。
3人の女友達の友情と台詞はさすが北村薫さんだなと思いました。
おすすめです。
3人の女友達の友情と台詞はさすが北村薫さんだなと思いました。
おすすめです。
2013年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
感動しました。納品や支払い手続きにストレスはなく満足しています。
2006年8月2日に日本でレビュー済み
第三章「道路標識」以降、《一所懸命》という言葉が繰り返し出てきます。
尊敬する父、類の言葉を受け止めようとする玲の姿の表現として。
美々と類の夫婦が、父を慕う娘=玲の心を語る言葉として。
牧子が類に語った、彼の写真に見入る親友・千波の姿を示す表現として。
千波が類に、自らの病を宣告された時の思いを語る言葉として。
鴨足屋良秋が千波との思い出を書いた手紙の中に。
* * *
若き日の屈辱を胸に、二十年以上、病も寄せ付けずに誇りを持って仕事を続けてきた千波。
その心に秘めた目標が遂に現実のものになろうとした時、その未来は唐突に奪われます。
これまで《一所懸命》に生きてきて、これからもそう生きていこうとしていた人。その生が明日を失った時、その美しい人の《一所懸命》はどこに残るのか。
この叫びは、『秋の花』での《私》の疑問、
「明日輝くような何かをしようと思った、その明日が消えてしまったら、どうなのですか。その人の《生きた》ということはどこに残るのです」
と重なります。
その答えもまた、『秋の花』のそれと響きあう。思い出が残る。同じく《一所懸命》に生き、彼女と触れ合い、彼女が《生きていて欲しい》と心から願い、支えた人の中に。
真理子が明日へと向けた《きっと》という清冽な思い。
千波がその胸に棘が刺さった時から抱き続けた思いと、重ねていった《時》の重み。
北村薫はそうして宝石のような輝ける意志を描いた上で、そうした美しいものが、花開かないまま終わることもあることを示します。
そして、彼らに餞(はなむけ)を贈り、《それでも》その意志には意味があると謳うのです。
* * *
《子、川の上に在りて曰く、逝く者は斯くのごときか。晝夜を舍かず。》
ひとがたは思いを乗せ、消えない記憶を残し、《時》という川を流れていく。
尊敬する父、類の言葉を受け止めようとする玲の姿の表現として。
美々と類の夫婦が、父を慕う娘=玲の心を語る言葉として。
牧子が類に語った、彼の写真に見入る親友・千波の姿を示す表現として。
千波が類に、自らの病を宣告された時の思いを語る言葉として。
鴨足屋良秋が千波との思い出を書いた手紙の中に。
* * *
若き日の屈辱を胸に、二十年以上、病も寄せ付けずに誇りを持って仕事を続けてきた千波。
その心に秘めた目標が遂に現実のものになろうとした時、その未来は唐突に奪われます。
これまで《一所懸命》に生きてきて、これからもそう生きていこうとしていた人。その生が明日を失った時、その美しい人の《一所懸命》はどこに残るのか。
この叫びは、『秋の花』での《私》の疑問、
「明日輝くような何かをしようと思った、その明日が消えてしまったら、どうなのですか。その人の《生きた》ということはどこに残るのです」
と重なります。
その答えもまた、『秋の花』のそれと響きあう。思い出が残る。同じく《一所懸命》に生き、彼女と触れ合い、彼女が《生きていて欲しい》と心から願い、支えた人の中に。
真理子が明日へと向けた《きっと》という清冽な思い。
千波がその胸に棘が刺さった時から抱き続けた思いと、重ねていった《時》の重み。
北村薫はそうして宝石のような輝ける意志を描いた上で、そうした美しいものが、花開かないまま終わることもあることを示します。
そして、彼らに餞(はなむけ)を贈り、《それでも》その意志には意味があると謳うのです。
* * *
《子、川の上に在りて曰く、逝く者は斯くのごときか。晝夜を舍かず。》
ひとがたは思いを乗せ、消えない記憶を残し、《時》という川を流れていく。
2009年10月8日に日本でレビュー済み
前にも読んだ事のある北村薫さんの本ということで、それ以外の一切の先入観なしに読みました。
とにかくよかった・・・。読み出したら、とまらなくなって一気に読んでしまいました。
心があったかくなるような人の温かさに満ちながら、それでいてせつせつとして哀しく、しんしんと冷えた澄んだ冬の空気のような感じのする小説です。
とにかくよかった・・・。読み出したら、とまらなくなって一気に読んでしまいました。
心があったかくなるような人の温かさに満ちながら、それでいてせつせつとして哀しく、しんしんと冷えた澄んだ冬の空気のような感じのする小説です。
2006年9月21日に日本でレビュー済み
ストーリーテラーにとって「死に至る病」をモチーフにすることは、禁断の果実だ。手にとってかじりつけば甘い。読者を「涙」というカタルシスに導くことが容易なのだから。同時に、作家本人の生死感が問われることになる。だからこそ志のある作家は、軽々にはモチーフにできないのではないか。だって出来上がった作品が単なる「お涙頂戴」なら、底の浅さを露呈することになるから。
さて、この作品はといえば、私にとってはただの「お涙頂戴」に過ぎなかった。人物造形や設定にリアリティがない、などということは言わない。それが北村センセの持ち味だから。だけど、死に至る病を得た中年女性が、病を得た途端に降って湧いた年下の求愛者を、何の躊躇もなく即座に受け入れ、その「愛」に救われて死に向かう、というストーリーは、ベテランの域に達した作家としていかがなもんでしょう。
死に至る病を得た多くの人々が、たとえ愛する人がいても「一人で死ぬ」ということに我を忘れて怯え、苦しみ、孤独の泥沼の中でのた打ち回っています。その真っ暗な心の中に、一筋の光をさしかけることができる。そういう力量がなければ、「死に至る病」なんて書くもんじゃない。
主人公が人生の土壇場で愛を得て救われたのは、美しくて才能があったからって設定じゃ、美も才もない我々一中年女性は、そりゃないヨ、って感じ。そして、そんな美も才もない(失礼)ふつーの中年女性である友が一人、同じ病気で死の孤独と戦っている。彼女には家族もいない。
そんな厳しい状況の読者に、一条の光を投げかけることのできる。そういう力量がないのであれば、こんなテーマを扱うことは、人として不遜だ。私はそう思う。
「泣ける」というだけで、小説をホメるのはいい加減ヤメようよ。
さて、この作品はといえば、私にとってはただの「お涙頂戴」に過ぎなかった。人物造形や設定にリアリティがない、などということは言わない。それが北村センセの持ち味だから。だけど、死に至る病を得た中年女性が、病を得た途端に降って湧いた年下の求愛者を、何の躊躇もなく即座に受け入れ、その「愛」に救われて死に向かう、というストーリーは、ベテランの域に達した作家としていかがなもんでしょう。
死に至る病を得た多くの人々が、たとえ愛する人がいても「一人で死ぬ」ということに我を忘れて怯え、苦しみ、孤独の泥沼の中でのた打ち回っています。その真っ暗な心の中に、一筋の光をさしかけることができる。そういう力量がなければ、「死に至る病」なんて書くもんじゃない。
主人公が人生の土壇場で愛を得て救われたのは、美しくて才能があったからって設定じゃ、美も才もない我々一中年女性は、そりゃないヨ、って感じ。そして、そんな美も才もない(失礼)ふつーの中年女性である友が一人、同じ病気で死の孤独と戦っている。彼女には家族もいない。
そんな厳しい状況の読者に、一条の光を投げかけることのできる。そういう力量がないのであれば、こんなテーマを扱うことは、人として不遜だ。私はそう思う。
「泣ける」というだけで、小説をホメるのはいい加減ヤメようよ。
2009年8月2日に日本でレビュー済み
『月の砂漠をさばさばと』に出てくるさきちゃん親子の友達、トムさんのお話です。
主人公は病気になってしまい、彼女をとりまく人たちや彼女自身のいろんな想いとともに話はすすんでいきます。
読んでいて・・・
人と人の繋がりが持つ力に感動していました。友達っていう定義はどこにあるのか。
ごはんを食べるだけでも「友達」、重要なことを相談できるのが「友達」・・・。尺度は人それぞれあると思います。
大人になると面と向かってあなたは私の友達です!と言うのはくすぐったい。
くすぐったいけど、親や恋人とは違う、やっぱり大事な存在なんです。
学校が一緒だったから仲良くなった、から始まって友情を育んできた主人公たち。トムさんが玲に「生きていてと願ってくれる人」の話をするところにはぐっときました。
今いる自分を想ってくれる人、それは縁だけではない、育まれたものなのです。
自分の生きてきた意味はそういうところにあるんだろう。そう思います。
久々の友達に電話をしたくなるような作品でした。
朝日新聞の夕刊に掲載され、そちらには毎回おーなり由子さんの挿絵が入っていて素敵でした。
本の方に入っていなかったのが残念でした。
主人公は病気になってしまい、彼女をとりまく人たちや彼女自身のいろんな想いとともに話はすすんでいきます。
読んでいて・・・
人と人の繋がりが持つ力に感動していました。友達っていう定義はどこにあるのか。
ごはんを食べるだけでも「友達」、重要なことを相談できるのが「友達」・・・。尺度は人それぞれあると思います。
大人になると面と向かってあなたは私の友達です!と言うのはくすぐったい。
くすぐったいけど、親や恋人とは違う、やっぱり大事な存在なんです。
学校が一緒だったから仲良くなった、から始まって友情を育んできた主人公たち。トムさんが玲に「生きていてと願ってくれる人」の話をするところにはぐっときました。
今いる自分を想ってくれる人、それは縁だけではない、育まれたものなのです。
自分の生きてきた意味はそういうところにあるんだろう。そう思います。
久々の友達に電話をしたくなるような作品でした。
朝日新聞の夕刊に掲載され、そちらには毎回おーなり由子さんの挿絵が入っていて素敵でした。
本の方に入っていなかったのが残念でした。
2008年2月5日に日本でレビュー済み
あとがきに、あえて「涙」という言葉を使わなかった、と作者が書いていますが、深い悲しみもしみじみと流れていく、そんな話に思えました。友情を軸に、親子、夫婦、といった人間関係を問う内容がさりげなく込められている、という印象を持ちました。物語の軸となるのは、子供のときからの友情が続いている3人の女性とその家族や周りの人たちの話です。
中心人物から脇役までさりげないところで納得させる人物描写で、しみじみと読みました。
蛇足ですが、NHKドラマ(私はドラマを先に見ました)は重要な部分のいくつかを原作と変えています。私は原作の方が好きですし、納得ができます。
中心人物から脇役までさりげないところで納得させる人物描写で、しみじみと読みました。
蛇足ですが、NHKドラマ(私はドラマを先に見ました)は重要な部分のいくつかを原作と変えています。私は原作の方が好きですし、納得ができます。