無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
毒草師 白蛇の洗礼 単行本 – 2008/4/4
高田 崇史
(著)
濃茶の席で、裏千家教授、大澤信郎の次男・祐二が毒殺された。調査を始めた編集者の西田は、容疑者とされる美女・神凪百合の疑いを晴らすため、事件解明に全力を注ぐ。しかし、その後も続発する毒殺事件を前に自力解決を諦め、隣室に住む、自称〈毒草師〉の御名形史紋に相談を持ちかけた。数日後、関係者一同の前に颯爽と現れた御名形は事件の謎を看破し、大澤家に脈々と息づく秘密を暴き出した!
- 本の長さ311ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2008/4/4
- ISBN-104022504277
- ISBN-13978-4022504272
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2008/4/4)
- 発売日 : 2008/4/4
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 311ページ
- ISBN-10 : 4022504277
- ISBN-13 : 978-4022504272
- Amazon 売れ筋ランキング: - 341,921位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 86,788位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒。『QED 百人一首の呪』(講談社ノベルス)で、第9回メフィスト賞を受賞しデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『鬼神伝』(ISBN-10:4061827359)が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
また、アイツかい・・・・。
最後のしゃんしゃん度合いにはあきれますが・・・。
最後のしゃんしゃん度合いにはあきれますが・・・。
2012年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
毒草師、御名形史紋を謎解き役に据えた第二弾。
したがって、殺人が毒がらみになるのは必然的な成り行きですが、今回は茶道が舞台、茶席で次々人が毒死してゆきます。
茶道の殺人事件としては、この著者の『麿の酩酊事件簿・花に舞』の中に見事にトリッキーな謎解きがあります。それを期待して、今度はどんな趣向が、と読み進めました。
しかし本作の殺人事件の謎解きは、後半のQEDシリーズと同じように、動機、トリックともにそれほど納得のゆくものではありませんでした。
多くの人物が無造作に死んでゆきますし、しかもとちゅうでちらと予想がついたのですが、非常に有名なアメリカの作家の古典的な怪奇短編(多くのアンソロジーに入っています)と同じオチになっています。裏千家という、茶道の中でも細かな作法の多い流派が舞台なので『麿』以上のアクロバティックな謎解きもありうるのでは、と思ったのですが、その点はちょっと残念です。
よってミステリの部分はあまりお勧めできませんが、歴史の謎の部分はやはりぐいぐいと読ませます。茶道とカトリックの典礼の類似は前から指摘されているとはいえ、千利休が宣教師の影響を受けただけではなく、実際にキリシタンであったかどうか。禅もふくめ茶道の精神史にかかわる大きな問題です。
それに関して、今回も無表情の御名形が堂に入った推理を展開してくれます。読み終えてもっとも心に残るのは、やはりこの高田節でしょうか。
QEDシリーズの後半では、桑原タタルの歴史の謎ときと、現代の殺人事件が分離してしまい、物語が二極化してきていました。続くこのシリーズではその二極化を解消するべく、狂言まわし的なジャーナリスト、素朴な西田青年を事件の解明役に投げこむことで、二つを接合し、全体を有機的なドラマにまとめあげようとしています。
前著に引き続き、西田青年は事件渦中の美女にほれこみ、そのうち毒に詳しい隣家の御名形を頼る、という形で三つの部分がつながります。
第三作が近々出るそうですが、毒草師を探偵にする以上、どうしても読者の挑戦できるような謎ではなく、御名形の天下り的な解説にならざるをえない部分はあるのでしょうね。次作もミステリ部分よりも、やっぱり、それと遠く連鎖するような歴史の謎を心待ちにしたいと思います。それと、登場すると、ほっと肩の力が抜ける好青年、西田君もいい味を出しているので、彼の次なる恋愛(?)にも期待します。
したがって、殺人が毒がらみになるのは必然的な成り行きですが、今回は茶道が舞台、茶席で次々人が毒死してゆきます。
茶道の殺人事件としては、この著者の『麿の酩酊事件簿・花に舞』の中に見事にトリッキーな謎解きがあります。それを期待して、今度はどんな趣向が、と読み進めました。
しかし本作の殺人事件の謎解きは、後半のQEDシリーズと同じように、動機、トリックともにそれほど納得のゆくものではありませんでした。
多くの人物が無造作に死んでゆきますし、しかもとちゅうでちらと予想がついたのですが、非常に有名なアメリカの作家の古典的な怪奇短編(多くのアンソロジーに入っています)と同じオチになっています。裏千家という、茶道の中でも細かな作法の多い流派が舞台なので『麿』以上のアクロバティックな謎解きもありうるのでは、と思ったのですが、その点はちょっと残念です。
よってミステリの部分はあまりお勧めできませんが、歴史の謎の部分はやはりぐいぐいと読ませます。茶道とカトリックの典礼の類似は前から指摘されているとはいえ、千利休が宣教師の影響を受けただけではなく、実際にキリシタンであったかどうか。禅もふくめ茶道の精神史にかかわる大きな問題です。
それに関して、今回も無表情の御名形が堂に入った推理を展開してくれます。読み終えてもっとも心に残るのは、やはりこの高田節でしょうか。
QEDシリーズの後半では、桑原タタルの歴史の謎ときと、現代の殺人事件が分離してしまい、物語が二極化してきていました。続くこのシリーズではその二極化を解消するべく、狂言まわし的なジャーナリスト、素朴な西田青年を事件の解明役に投げこむことで、二つを接合し、全体を有機的なドラマにまとめあげようとしています。
前著に引き続き、西田青年は事件渦中の美女にほれこみ、そのうち毒に詳しい隣家の御名形を頼る、という形で三つの部分がつながります。
第三作が近々出るそうですが、毒草師を探偵にする以上、どうしても読者の挑戦できるような謎ではなく、御名形の天下り的な解説にならざるをえない部分はあるのでしょうね。次作もミステリ部分よりも、やっぱり、それと遠く連鎖するような歴史の謎を心待ちにしたいと思います。それと、登場すると、ほっと肩の力が抜ける好青年、西田君もいい味を出しているので、彼の次なる恋愛(?)にも期待します。
2019年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
届いてすぐに読みました。凄く面白く一気読みでした。興味あるかたは絶対に読んだ方がいいですよ🎵
2008年4月17日に日本でレビュー済み
毒草師シリーズの第2弾。
本筋の展開は序盤で見えてしまいますが、それでも突拍子の無い展開はある意味、快感ですらあり、高田ワールドが大好きな人にはお薦めです。今回は「毒草師」という職業名に隠された謎(というほど大げさなものではありませんが)も明かされますので、興味のある方は是非。また、今後、QEDシリーズにも外伝などで絡んできそうな終わり方のように思います。
ちなみに、今回の蘊蓄ネタは千利休キリシタン説です。QEDほど蘊蓄は詰まっていませんが、それなりに楽しめます。
それにしても、このシリーズは、今後、高田さん版「男はつらいよ」=「マドンナと失恋」になるのでしょうか(笑)
本筋の展開は序盤で見えてしまいますが、それでも突拍子の無い展開はある意味、快感ですらあり、高田ワールドが大好きな人にはお薦めです。今回は「毒草師」という職業名に隠された謎(というほど大げさなものではありませんが)も明かされますので、興味のある方は是非。また、今後、QEDシリーズにも外伝などで絡んできそうな終わり方のように思います。
ちなみに、今回の蘊蓄ネタは千利休キリシタン説です。QEDほど蘊蓄は詰まっていませんが、それなりに楽しめます。
それにしても、このシリーズは、今後、高田さん版「男はつらいよ」=「マドンナと失恋」になるのでしょうか(笑)
2013年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公さんも好きなんですけども、神凪百合というキャラをつくりだしたことで、
いろいろと物語の幅を広げられそうで、とても楽しみです。
なんでもありの便利設定といえなくもないけれど、
とても面白いキャラで、それだけでもこの作品に可能性を見出したいです。
いろいろと物語の幅を広げられそうで、とても楽しみです。
なんでもありの便利設定といえなくもないけれど、
とても面白いキャラで、それだけでもこの作品に可能性を見出したいです。
2013年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「蛇」は大なり小なり日本に古来から浸透している紙の化身であろう。タイトルほど内容には「蛇」は絡んでこなかったけど、相変わらず毒に関する蘊蓄とか、日本の歴史蘊蓄には大満足でした。でも、この内容だったら、私だったら、もっと別のタイトルをつけるなあとか不適にもそんなことを考えてしまいました。