ホリスティック医学とは、身体・心・生命の三者が一体となった人間まるごとをそのままとらえる医学である。その医学協会に著者も参加している。部分を見る西洋医学に対して、繋がりを見る中国医学寄りである。患者の心に思いを遣る医者であること。その基本は「望診」と言って、患者の顔を観ること、そうすると、少しずつ患者の心の中が見えてくる。
各人がそれぞれの死生観をもつこと。死をしぼみゆく終点にしないで、死ぬ日を最高にもつていく、死後の世界にパノラマを広げると思える心も一つ。
「生きとし生ける者、なべて虚空に向かう」という悟りが得られるのもその一つ。どうあがいても逃れることのできない宿命的な場に縛られている私たちの小さな生命。そして、最後に遣ってくる死後の世界。まことになぞに満ち、魅力あるものと思われはしないか?
〜心をこめて明るく虚空への旅へ〜
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死を生きる。 単行本 – 2009/2/20
帯津 良一
(著)
西洋医学に漢方や気功を取り入れ、人間を、臓器だけではなく心を含めた全体としてとらえるべきだという「ホリスティック医学」の第一人者である帯津良一氏の死生観を集大成。多くのがん患者や身内の死を看取ってきた経験から、人間のエネルギーを死に際して最高の状態にもっていき、死に向かってどう旅立つかを説く。
- 本の長さ310ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2009/2/20
- ISBN-104022505370
- ISBN-13978-4022505378
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2009/2/20)
- 発売日 : 2009/2/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 310ページ
- ISBN-10 : 4022505370
- ISBN-13 : 978-4022505378
- Amazon 売れ筋ランキング: - 669,995位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 569位死生観
- - 32,752位医学・薬学・看護学・歯科学
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上位レビュー、対象国: 日本
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2016年1月20日に日本でレビュー済み
●人は死と隣り合わせに居る
この数年、親しい人の死にあうことが多くなった。高齢になって寝たきりになってゆっくり亡くなった人もいるが、急死した人もいる。いつも元気だったのに入院して2カ月で亡くなった人。前日まで普通で突然死した二十歳の青年もいる。油断ならん。死とはいったい何なんだろうと改めて思う。
●著者(帯津三敬病院・院長)
著者は西洋医学、中国医学、代替医療などを駆使して、人間をまるごととらえるホリスティック医学の先駆者。著作も多い。身体、心、生命の三者が一体となった人間まるごとをそのままとらえる医学である。病というものは、からだ、こころ、いのちの三つのすべてに関わりを持っている。からだだけの病というものはない。
●信じる者は…
職業柄、著者は人の死の最前線に居る。死後の世界を確信することができれば、死の恐怖は薄らぎ、おだやかな気持ちで死を迎えることができるのではないか、というのが医療現場での実感である。死後の世界があるかないかは誰にもわからない。科学が進歩しようと当分は明らかにすることはできないだろう。わからないなら、あると信じたほうが心やすらぐ。
●虚空
死んで身体が潰えて、魂は母なる「虚空」のいのちのもとに帰っていく、と著者は考える。虚空は宇宙を生み出し、これを抱いているエネルギーに満ちた空間である。
ガンのため46歳で急死した、哲学者の池田晶子さんは、「池田は死ぬが、私は死なない」と言った。肉体が死んでも、ここに在り続ける。永遠の存在がある。この存在が魂、すなわち虚空のいのち。虚空のいのちに始まりも終わりもない。
●感想
著者が言うように、死後の世界を経験した者はいない。何を言っても仮説の域を出ない。ということなので、著者の考えを実証することはできない。信じる・信じないのレベルであり確信できるものではないが、経験的な到達点であることはまちがいない。
この数年、親しい人の死にあうことが多くなった。高齢になって寝たきりになってゆっくり亡くなった人もいるが、急死した人もいる。いつも元気だったのに入院して2カ月で亡くなった人。前日まで普通で突然死した二十歳の青年もいる。油断ならん。死とはいったい何なんだろうと改めて思う。
●著者(帯津三敬病院・院長)
著者は西洋医学、中国医学、代替医療などを駆使して、人間をまるごととらえるホリスティック医学の先駆者。著作も多い。身体、心、生命の三者が一体となった人間まるごとをそのままとらえる医学である。病というものは、からだ、こころ、いのちの三つのすべてに関わりを持っている。からだだけの病というものはない。
●信じる者は…
職業柄、著者は人の死の最前線に居る。死後の世界を確信することができれば、死の恐怖は薄らぎ、おだやかな気持ちで死を迎えることができるのではないか、というのが医療現場での実感である。死後の世界があるかないかは誰にもわからない。科学が進歩しようと当分は明らかにすることはできないだろう。わからないなら、あると信じたほうが心やすらぐ。
●虚空
死んで身体が潰えて、魂は母なる「虚空」のいのちのもとに帰っていく、と著者は考える。虚空は宇宙を生み出し、これを抱いているエネルギーに満ちた空間である。
ガンのため46歳で急死した、哲学者の池田晶子さんは、「池田は死ぬが、私は死なない」と言った。肉体が死んでも、ここに在り続ける。永遠の存在がある。この存在が魂、すなわち虚空のいのち。虚空のいのちに始まりも終わりもない。
●感想
著者が言うように、死後の世界を経験した者はいない。何を言っても仮説の域を出ない。ということなので、著者の考えを実証することはできない。信じる・信じないのレベルであり確信できるものではないが、経験的な到達点であることはまちがいない。