大変面白い本です。型にはまって書こうとすると身構えてしまいます。
結局書けずに終わってしまいます。
この本はもっと気楽に、という内容です。ありがとうございました。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
縦横無尽の文章レッスン 単行本 – 2011/3/4
村田喜代子
(著)
文章を書くことが苦手な人のために、芥川賞作家が教室を開きました。小学生の作文、魂ふるえる童話『ねずみ女房』、世界の学者たちの愉快で皮肉な文章など、名文のどこが面白いのかをあじわったうえで、生徒たちは実作し、著者がコメントする実践的な文章教室。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2011/3/4
- ISBN-104022508426
- ISBN-13978-4022508423
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2011/3/4)
- 発売日 : 2011/3/4
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4022508426
- ISBN-13 : 978-4022508423
- Amazon 売れ筋ランキング: - 553,191位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良い状態の品が届けられ満足しております。
たまたま台風下の強い雨の日にポストに入ってましたが
ビニールシートで保護されており問題ありませんでした。
ありがとうございました。
たまたま台風下の強い雨の日にポストに入ってましたが
ビニールシートで保護されており問題ありませんでした。
ありがとうございました。
2012年6月17日に日本でレビュー済み
『縦横無尽の文章レッスン』(村田喜代子著、朝日新聞出版)は、よりよい文章を書きたいと願っている人には役に立つ実践的な書であるが、文章を書くことに思い入れを持たない人にとっては宝の持ち腐れになるだろう。
著者が実際に大学で担当しているユニークな文章講座が、そのまま本になっているので、講義を受けている学生の気分になってしまう。
「小学生の作文にひれ伏そう」と、先ず小学生の作文がテクストとして取り上げられるのだから、度肝を抜かれる。
そして、「面白がって、自由に、大胆に、冗談まじりに、好きなようにやってみよう 間違っても、しかつめらしくならないで」、「真っ直ぐな、素直な文章ばかり書いていないか?」、「さあ、大胆に、冗談まじりに、一所懸命に、理屈を捏ねてみよう」と講義が続く。
「筋の通る文章と筋の通らない文章」について、著者は、「文章講座の眼目は良い文章を書けるようになることだ。そこにはいろいろ関門がある。正しい文法、言葉の選び方、テーマの見つけ方、構成の仕方、という具合。しかしそんなに小難しく仕分けして考えなくても、文章で一番大事なことはまず筋がきちんと通っているかどうかということだ。ここでいう筋とはミステリー小説や恋愛映画のストーリィとは違うのだ。文章の筋を通すというのは、論理的であるということ。きちんと理屈が通って論理的であるということだ」と断言している。
最後の授業「書く前に考えること 書き終えて読み直すこと」で、「1.テーマをどう掴むか、2.文体をどう作るか、3.書く前は徹底的に調べる、4.まず自分の目と耳で推敲する、5.文章の中に空白はないか、6.自分の癖を知る」ことを勧めている。
上記1について、「テーマを考えるより、自分が書こうと思う話のイメージを大掴みした後で、プロットというものを作ればいいのだ」、2について、「書くときは自分がどんな語調でしゃべるか、自分の口で試してみよう。文体などとしかつめらしく考えると、内容と外れた宙に浮いたような言葉が出て来るのだ」、3について、「私は何か書くときにはとにかく本、インターネット、知人などとあらゆるところから題材に関連するものを収集する」、「知識欲と好奇心を手放さないこと」、4の「耳で推敲」について、「昔から多くの人々がおこなった音読だ。はっきりと他人に聞かせるように声に出して読み上げる」、5について、「文章は書かれているけれど、内容は無いに等しいからだ。そんな所を思い切って削除する」、6について、「この癖は簡単に発見できる。好んで観念用語を使うので、自分以外の人間が読めば一目瞭然にわかるのだ。良い、と思っているのは自分だけで、誰が読んでも違和感を覚える」、「うまく出来なかったときは、指摘を受けた箇所を正し、出来る限りの書き直しをする。それでいい」――との著者のアドヴァイスが身に染みる。
著者が実際に大学で担当しているユニークな文章講座が、そのまま本になっているので、講義を受けている学生の気分になってしまう。
「小学生の作文にひれ伏そう」と、先ず小学生の作文がテクストとして取り上げられるのだから、度肝を抜かれる。
そして、「面白がって、自由に、大胆に、冗談まじりに、好きなようにやってみよう 間違っても、しかつめらしくならないで」、「真っ直ぐな、素直な文章ばかり書いていないか?」、「さあ、大胆に、冗談まじりに、一所懸命に、理屈を捏ねてみよう」と講義が続く。
「筋の通る文章と筋の通らない文章」について、著者は、「文章講座の眼目は良い文章を書けるようになることだ。そこにはいろいろ関門がある。正しい文法、言葉の選び方、テーマの見つけ方、構成の仕方、という具合。しかしそんなに小難しく仕分けして考えなくても、文章で一番大事なことはまず筋がきちんと通っているかどうかということだ。ここでいう筋とはミステリー小説や恋愛映画のストーリィとは違うのだ。文章の筋を通すというのは、論理的であるということ。きちんと理屈が通って論理的であるということだ」と断言している。
最後の授業「書く前に考えること 書き終えて読み直すこと」で、「1.テーマをどう掴むか、2.文体をどう作るか、3.書く前は徹底的に調べる、4.まず自分の目と耳で推敲する、5.文章の中に空白はないか、6.自分の癖を知る」ことを勧めている。
上記1について、「テーマを考えるより、自分が書こうと思う話のイメージを大掴みした後で、プロットというものを作ればいいのだ」、2について、「書くときは自分がどんな語調でしゃべるか、自分の口で試してみよう。文体などとしかつめらしく考えると、内容と外れた宙に浮いたような言葉が出て来るのだ」、3について、「私は何か書くときにはとにかく本、インターネット、知人などとあらゆるところから題材に関連するものを収集する」、「知識欲と好奇心を手放さないこと」、4の「耳で推敲」について、「昔から多くの人々がおこなった音読だ。はっきりと他人に聞かせるように声に出して読み上げる」、5について、「文章は書かれているけれど、内容は無いに等しいからだ。そんな所を思い切って削除する」、6について、「この癖は簡単に発見できる。好んで観念用語を使うので、自分以外の人間が読めば一目瞭然にわかるのだ。良い、と思っているのは自分だけで、誰が読んでも違和感を覚える」、「うまく出来なかったときは、指摘を受けた箇所を正し、出来る限りの書き直しをする。それでいい」――との著者のアドヴァイスが身に染みる。
2014年12月20日に日本でレビュー済み
現役作家の視点で、説かれる文章レッスンは、その題材も面白い。
メジャーとは言えない書籍から、作家の選択により選ばれて俎上に挙げられるテキストは、やはり、面白い。
楽しく読める文章読本である。
メジャーとは言えない書籍から、作家の選択により選ばれて俎上に挙げられるテキストは、やはり、面白い。
楽しく読める文章読本である。
2011年6月3日に日本でレビュー済み
表紙には馬が「前へなら進んでやる」といい、豚が「また真珠をぶっつけやがる」とつぶやいている。
タイトルの「なに平気だ」はロバの言葉だ。そうかと思うと電球のそばに「私たちは宇宙空間を飼っている」。
もうこれだけで魅力的ではないか。そしてこれらの言葉の秘密は本を読んでのお楽しみなのである。
村田先生が下関の静かな大学で週に一度うけもつ「文章作法」の講座を、わたしたちも本を読んで受けることができる。
テキストはまさに「縦横無尽」。小学生の作文あり、考察文あり、石井桃子の名訳が光る童話あり。
それぞれの文章のうまさ、おもしろみを教えてくれる。
毎回、北九州から関門海峡を渡って小旅行をする先生の小さな旅日記も加わる。その文章が、実はそれぞれの
テーマに沿った見事な例文となっているのだ!読み終わるのが惜しい、いいものがたくさんつまった、いい本だ。
タイトルの「なに平気だ」はロバの言葉だ。そうかと思うと電球のそばに「私たちは宇宙空間を飼っている」。
もうこれだけで魅力的ではないか。そしてこれらの言葉の秘密は本を読んでのお楽しみなのである。
村田先生が下関の静かな大学で週に一度うけもつ「文章作法」の講座を、わたしたちも本を読んで受けることができる。
テキストはまさに「縦横無尽」。小学生の作文あり、考察文あり、石井桃子の名訳が光る童話あり。
それぞれの文章のうまさ、おもしろみを教えてくれる。
毎回、北九州から関門海峡を渡って小旅行をする先生の小さな旅日記も加わる。その文章が、実はそれぞれの
テーマに沿った見事な例文となっているのだ!読み終わるのが惜しい、いいものがたくさんつまった、いい本だ。