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風船爆弾: 純国産兵器ふ号の記録 単行本 – 2000/10/1

3.9 5つ星のうち3.9 5個の評価

商品の説明

著者からのコメント

真実の語る重み 日本上空で敵機とすれ違った東条英機がどういった気持ちで東京初空襲の知らせを聞いたのだろうか。この本を書き上げようとした動機、すべてのはじまりはここからでした。
直径十メートルという巨大な風船爆弾の開発、それも1万5千個というとほうもない量産体制の道は、世界から孤立した日本がなしえた最高水準の科学と人間たちの努力の結晶でした。

できるだけ客観的な史実に迫りたいと考え、私自身の注釈は可能な限り避けたつもりです。行間から、真実が語る重みを垣間見ていただければ幸いに思います。

内容(「MARC」データベースより)

名前からはユーモラスな印象さえ受ける「風船爆弾」。実際は、戦時日本が科学・経済・教育の総力を注いだ乾坤一擲のプロジェクトだった。300人に及ぶ聞き取り調査をもとに、いまだ謎多い「決戦兵器」の実像に迫る。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 朝日新聞出版 (2000/10/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/10/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 304ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4022575425
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4022575425
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 5個の評価

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吉野 興一
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2009年9月11日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    この本を購入したのは、アメリカ側の人的被害をそるためだけでした
    著者は現地に行ったのでしょうか? いろんな資料をあたって色々
    推論している部分もある 不備な箇所は指摘してくれという事を書いています
    学校の先生だそうですが、よくいる左翼教師が愚かな戦争を始めてアジアの
    民衆に敗れた アジアってどこの国? すべては戦前、戦中の教育が悪かった
    いつものパターンで終わる結末 、笑わせてくれます
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2007年9月25日に日本でレビュー済み
    ギャグかはたまたネタかと思われていた風船爆弾の恐ろしい実態
    実はジェット気流を世界で初めて正確に観測して戦術に活用した世界初の大陸間兵器
    B29もジェット気流を利用はしていたがここまで正確に把握はしていなかった
    ていうか人間乗ってるんだから追い風に乗る形で人力で調整すりゃええわな
    そして高層の低温でも稼働する電池に気圧を関知して砂袋を切り離す自動高度調整装置
    あと蒟蒻糊とコウゾ100%の高級和紙が水素すら逃がさぬ複合材料として活用できたこと
    とくに蒟蒻糊に関してはアメリカにも正体がばれず驚異の兵器となった
    自然と融和した日本文明の勝利にほかならないw
    まあ自給できるのが紙と蒟蒻ぐらいだってのもあるがな。(ゴムとかは南洋からなので貴重品)
    そして原料の生産調達と女学校の生徒を動員して徹底的な生産管理を実施できた
    なんと11%が北米に到達し、原爆工場を停電にさせたりアメリカ側に過剰な防御態勢を強いた
    さらに情報管制で危険が周知されずハイキングにきた家族がさわってしまい数名の母子が死亡した
    実は生物兵器に関しても研究が進んでおり、指定の緯度に合わせて散布する装置も開発していた
    牛をねらったり小麦を枯らす菌をばらまいたりと目的にあわせた菌を使うため
    でも実行に移さなかった(昭和天皇の生物学者としての良心と信じたい)
    まあ交渉のための威嚇の道具にするにしても生物兵器では相手も引っ込みがつかないってものあるだろうがw
    左がかったテイストは若干あるが風船爆弾が日本の総力を結集した世界最先端のプロジェクトであることを納得させてくれる良書
    15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート