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少年に奪われた人生: 犯罪被害者遺族の闘い 単行本 – 2002/8/1

4.0 5つ星のうち4.0 4個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

少年に家族を奪われた人々は、絶望の中でいかに生き続けるか。山口県光市・母子殺害、茨城県牛久市・中学生傷害致死、兵庫県稲美町・高校生リンチ死事件…。遺族の悲痛な叫びを丹念に拾い集めたルポルタージュ。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 朝日新聞出版 (2002/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 246ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4022577592
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4022577597
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 4個の評価

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藤井 誠二
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上位レビュー、対象国: 日本

2012年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は藤井誠二の本は2006年の『少年犯罪被害者遺族』を皮切りに読み始めたので、それ以前の本書には着目していなくて、最近やっと古本で手に入れた。

折しも光市母子殺害事件の第二次最高裁判決が下った直後で、本村洋さんへの注目もまた高まったときだ。死刑の存在意義についての本村さんの見解として、ときどきネット上でも見かける定形化した「名言」として、次のものがある。

「死刑は廃止してはならない。死刑の意味は、殺人の罪を犯した人間が、罪と向き合い、犯行を悔い、心から反省をして、許されれば残りの人生を贖罪と社会貢献に捧げようと決心して、そこまで純粋で真面目な人間に生まれ変わったのに、その生まれ変わった人間の命を社会が残酷に奪い取る、その非業さと残酷さを思い知ることで、等価だという真実の裏返しで、初めて奪われた人の命の重さと尊さを知る、人の命の尊厳を社会が知る、そこに死刑の意義があるのだ」

これの「原典」はどこにあるのかと調べたら、書籍ではなく、ブログ『世に倦む日日』の2006年4月18日「本村洋の復讐論と安田好弘の怠業」にあり、それはテレビでの本村発言を筆者が記憶に頼りつつ要約したものだとわかった。もとの発言は、まだ地裁の第一審の判決前のころのものだという。

その後、この事件を論じるときの話題は、「ドラえもん」「復活の儀式」「償いのチョウチョ結び」などの新弁護団の主張と、それをなじる大衆の熱気のほうに移ってしまったので、門田隆将著『なぜ君は絶望と闘えたのか』なども、裁判初期の本村の発言をさほど詳しくは伝えていない。

この藤井の本は、光市母子殺害事件については、まだ第一次控訴審判決が出てまもないころに記述されているため、本村の初期の発言については門田本よりも詳しく記述している。156〜8ページ、161ページ、167〜8ページなどに、上記の要約と同じ趣旨の「本村発言」が詳しく書かれている。その意味で、本書の資料的価値は高い。

ただ、私自身は「仮に、あんたの妻子が本村さんの妻子と同じように残虐な殺され方をしても、死刑を望まないと言えるのか!」というタイプの攻め方に対しては「じゃあ、仮にあんた自身が免田栄さんの立場になっても、死刑は必要だと言えるのか!」としか答えようがない(そもそもこういう「仮定」の上に立脚して水戸黄門の印籠のようなものを互いに突きつけあうディベートそのものを好まないが)という意味で、藤井の煽り的姿勢にやや疑問を感じるので、☆は1個減らす。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年7月26日に日本でレビュー済み
少年犯罪について、数冊ではあるが本を読んできたが、
「被害者の視点」を大切にしている書はさほど多くない。

本書を読むと、被害者のいたたまれない心情を推察することができる。
「少年法」、少年を守るための法律が被害者を苦しめている。
というのも、被害者も加害者の情報をほとんど入手できないからだ。
怒りの矛先をどこに向けたらよいのか分からないし、
加害者の行方をニュースで知ることもあるだろう。
このようなシステムは、被害者の心をさらに引き裂くような気がする。
少年法で、社会から少年をかくまって保護するという理念も理解できないわけではないが、
少なくとも、被害者にはこのシステムがこのまま適用されることは心配される。

少年院での生活についてもふれられているが、もう少し踏みこみ、具体性を持たせると
さらによいと思う。
少年院での生活が、更生につながるには?と考える契機にもなる。
また、どのような生活を送ることが罪を償うことになるのか、考えさせられる。

昨今、少年犯罪が多いが、本書を読んで「被害者の立場」から物事を考えることは
有意義だと考える。
少年犯罪に少しでも目を向けることで何かが変われば、と願う。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年3月18日に日本でレビュー済み
 丹念に被害者のお話をお聞きになり、おそらく今まで誰も感心も持たなかったであろう犯罪被害者支援問題について、取り上げられたことは、すばらしいことと思う。
 ただ、この問題に弁護士として関わっているものから見ると、何とかこの問題を世間に知らしめようという意気込みがやや前面に出すぎて、センセーショナルになりすぎている嫌いがあると感じる。
 もちろん、それは、大げさに描いたとか、そういうことではなく、この本の価値を損なうものではないが。
 ともあれ、この種の本をなるべく多くの方々に読んでいただきたいと思う。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2002年11月22日に日本でレビュー済み
日本が犯罪被害者に対して十分な対応が出来ていないと、随分昔から思ってはいた。日本は加害者に対して優しすぎる。加害者が必ずしも更生しないという保証はない。だからそのチャンスも…という思いは分かるが、殺された被害者はその未来に待っているものを全て一方的に奪われる。その被害者の人権はどうなるのか?残された家族がずっと背負っていく十字架をこの国の司法はどう考えているのか。
非常に考えさせられる本です。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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