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井上ひさしの日本語相談 単行本 – 2002/7/1
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- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2002/7/1
- ISBN-104022577797
- ISBN-13978-4022577795
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商品の説明
商品説明
とはいえ、本書は「正しく、美しい」日本語を学ぶための本ではない。なにしろ回答者は、劇作家である井上ひさし。ひねりを利かせたエッセイには、言葉への鋭い感覚と、生きた言葉に対する敬意と、柔軟な姿勢が感じられる。
文章作法などで目の敵にされている紋切り型についてどう思うかという質問に対しては「私は紋切り型表現の支持者」と断言。また、「すみません」の乱発をどう思うかという質問には、どんなに貧弱で貧困であれ、あいさつ言葉はないよりましと応じ、「一番最初」、「いま現在」といった重複表現は間違いではないかという質問に対しては、話言葉で使われる重複表現は強調と印象づけの意味があるからおおいに使うべし、という具合。
耳障りな表現、誤用と思われる表現にもそれなりの理由があることを教えてくれる。日本語の意外な実力と魅力にも気づかされる。日本語の乱れにとまどいや怒り、嘆きを感じている人は、本書を読めば心が安まるだろう。(栗原紀子)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2002/7/1)
- 発売日 : 2002/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 264ページ
- ISBN-10 : 4022577797
- ISBN-13 : 978-4022577795
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,099,096位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,970位日本語研究
- カスタマーレビュー:
著者について
昭和9年(1934)、山形県生まれ。上智大学外国語学部フランス語科卒。浅草フランス座文芸部兼進行係などを経て、戯曲「日本人のへそ」、NHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」などを手がける。47年「手鎖心中」で直木賞受賞、54年「しみじみ日本・乃木大将」「小林一茶」で紀伊國屋演劇賞、翌年読売文学賞戯曲賞を受賞。56年「吉里吉里人」で日本SF大賞、翌年読売文学賞小説賞を受賞。平成11年、菊池寛賞受賞。平成16年、文化功労者。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 ボローニャ紀行 (文春文庫) (ISBN-13:978-4167111281 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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日本語に関するあらゆる相談事。例をあげれば、
(問)
通訳をしていて、「他人の褌で相撲をとる」という
発言を、とっさに「他人のパンツでレスリングをするな」と
訳しました。大丈夫ですか。
(回答)
・・。(中略)もっとも正確な訳だと思います。
この質問者は、おそらく井上ひさし夫人、井上ユリ氏のお姉さんに
あたられる米原万里だとおもうけれど、この手のウィットにとんだ日本語
相談(漫談)が満載で結構面白かった。それにしても、米原万里氏や
井上ひさし氏が亡くなられてもう10年以上たつのか。
読みやすい文章、
文量で書かれています。
よりとからの違いなど
なるほどな〜と
読みながら何度も独り言を
言いました。
肩に力を入れずに
読めるのでお薦めです。
文学では吉里吉里人を書いた人というだけの認識だった。
そういう文学者の人が、日本語について相談にのってもらえるのはありがたい。
日本語で文章を書くことを仕事にしている文学者にとっては、日本語は欠かせない道具なので、大切に磨いているはずだから。
国語学者の講演会で「日本語は不規則動詞が非常に少ない言語と言われているが、その理由は」と質問したところ見事に逃げられてしまった経験がある。それに較べると、遅筆の井上ひさしの熱意が伝わる良書である。
国語の文法では標準語の文法を教えられ、自分が使っている方言では違うがと疑問に思うことがいくらもあったが山形出身の著者の経験談を読むと自らの経験と併せて大変に興味深かった。
高校の教師も方言との差異を説明しながらの授業が出来たら文法も随分面白いものになるであろう。