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小沢昭一がめぐる寄席の世界 単行本 – 2004/11/1
小沢 昭一
(著)
「寄席は私の古里」と語る小沢昭一が、桂米朝、笑福亭鶴瓶、立川談志ら人気落語家や、講談師、浪曲師、漫才師など寄席の世界の住人たちと対談し、その楽しさ、面白さ、奥深さを心ゆくまで紹介する。雑誌「論座」好評連載を単行本化。
- 本の長さ278ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2004/11/1
- ISBN-104022579609
- ISBN-13978-4022579607
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2004/11/1)
- 発売日 : 2004/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 278ページ
- ISBN-10 : 4022579609
- ISBN-13 : 978-4022579607
- Amazon 売れ筋ランキング: - 972,786位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,482位落語・寄席・演芸 (本)
- - 6,316位演劇 (本)
- - 132,388位趣味・実用
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年12月20日に日本でレビュー済み
意外と清い心の小沢さんなので下衆な質問がないのが物足りないところでしょうか。老いるとふるさとに帰りたくなりますよね。でも故郷がない人もいるので、帰る所があるだけでも幸せだな〜と思いました。「論座」連載、単行本2004年、朝日新聞社。
2013年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近はTVもラジオ深夜便からも遠ざかってしまいました。
小さい頃はラジオがおいてある箪笥のまわりに兄弟3人が坐って、確かNHK第一と第二しかなかったと思うのですが、浪曲や落語なども割りに聞いていました。娯楽はラジオしかなかった頃ですが、あまり良く分からなかいままに聞いていました。それでも姉は比較的分かっていて、妹はさっぱりだったようです。家がTVを買ったのは僕が小学校4年生の時ですからね。
そういえばラジオドラマとか漫才も聞いてましたね。アチャコとかエンタツとか。こちらは大分わかったような。。。
一頃笑点の影響か落語ブームとか、やすきよの影響か漫才ブームがあって、その頃はTVで見ていたように思います。しかし落語は寄席には行ったことが無いですが、じっくり聞けるのはラジオですね。
東京や大阪の下町で育った人には、身近に寄席があったので、小沢昭一みたいに小さい頃から通い詰めた人もいたわけですな。随分ませているようにも思うのですが。
この本を読んで落語や浪曲、講談などをじっくり聞いてみたいきがしますが、まあ80過ぎて数学も出来なくなって隠居してからのお楽しみにします。
なにせ、一頃息子と見ていた吉本新喜劇も全く見なくなりました。何回か実演を見にいったくらい熱心でしたが。
小さい頃はラジオがおいてある箪笥のまわりに兄弟3人が坐って、確かNHK第一と第二しかなかったと思うのですが、浪曲や落語なども割りに聞いていました。娯楽はラジオしかなかった頃ですが、あまり良く分からなかいままに聞いていました。それでも姉は比較的分かっていて、妹はさっぱりだったようです。家がTVを買ったのは僕が小学校4年生の時ですからね。
そういえばラジオドラマとか漫才も聞いてましたね。アチャコとかエンタツとか。こちらは大分わかったような。。。
一頃笑点の影響か落語ブームとか、やすきよの影響か漫才ブームがあって、その頃はTVで見ていたように思います。しかし落語は寄席には行ったことが無いですが、じっくり聞けるのはラジオですね。
東京や大阪の下町で育った人には、身近に寄席があったので、小沢昭一みたいに小さい頃から通い詰めた人もいたわけですな。随分ませているようにも思うのですが。
この本を読んで落語や浪曲、講談などをじっくり聞いてみたいきがしますが、まあ80過ぎて数学も出来なくなって隠居してからのお楽しみにします。
なにせ、一頃息子と見ていた吉本新喜劇も全く見なくなりました。何回か実演を見にいったくらい熱心でしたが。
2011年3月28日に日本でレビュー済み
著者が自身の「ふるさと」と位置づける落語について、改めて
「見たり考えたり」するために選んだ12人との対談を収録した
本の文庫化。
新劇の俳優、もしくはラジオやテレビで活躍する話芸に秀でた
タレントと認識していた小沢昭一氏だったが、戦前の学生時代
から寄席へ出入りするほどの落語好きという前置きが、まず本
書の存在理由の根底をなしている。
すなわち、聞き上手のタレントさんが、仕事として対談をして、
相手に話をさせたというようなありきたりのノンフィクション
もどきな本ではないのだ。
したがって、著者の視点はより深く、その質問は表面的な落語
像のカラを破り捨て、えぐるように核心へ迫っていく。
その姿勢は、対談相手の選び方にもっともよく現われていると
言えるだろう。
落語家を呼んで懐かしい話をしてもらい、それをありがたがる
というような安直な企画が1つもないのはそれ故である。
そして、落語家を含めて学者から席亭といった異色のゲストか
ら引き出すエピソードは、戦後の落語をたどるうえで欠かせな
い資料であり、さらに貴重な人生訓ともなっている。
寄席が自分を育ててくれたという著者の想いが、そのまま形と
なったような内容であるとともに、優れた聞き書きのテキスト
として、ルポルタージュの参考書に推したい。
「見たり考えたり」するために選んだ12人との対談を収録した
本の文庫化。
新劇の俳優、もしくはラジオやテレビで活躍する話芸に秀でた
タレントと認識していた小沢昭一氏だったが、戦前の学生時代
から寄席へ出入りするほどの落語好きという前置きが、まず本
書の存在理由の根底をなしている。
すなわち、聞き上手のタレントさんが、仕事として対談をして、
相手に話をさせたというようなありきたりのノンフィクション
もどきな本ではないのだ。
したがって、著者の視点はより深く、その質問は表面的な落語
像のカラを破り捨て、えぐるように核心へ迫っていく。
その姿勢は、対談相手の選び方にもっともよく現われていると
言えるだろう。
落語家を呼んで懐かしい話をしてもらい、それをありがたがる
というような安直な企画が1つもないのはそれ故である。
そして、落語家を含めて学者から席亭といった異色のゲストか
ら引き出すエピソードは、戦後の落語をたどるうえで欠かせな
い資料であり、さらに貴重な人生訓ともなっている。
寄席が自分を育ててくれたという著者の想いが、そのまま形と
なったような内容であるとともに、優れた聞き書きのテキスト
として、ルポルタージュの参考書に推したい。
2008年9月22日に日本でレビュー済み
2004年に朝日新聞社から単行本で発行されたばかりなのに、うれしい文庫での発行。
対談集なのだが、相手の選び方が“小沢昭一的こころ”で素晴らしい。
落語家は桂米朝師匠と立川談志家元という大御所、泣きの桂小金治に笑福亭鶴瓶、
そして41歳で入門という柳家り助(現麟太郎)の5名。相手に応じて聞き上手な
小沢昭一さんが、語らせたい部分を無理なく引き出してくれている。
名人の幇間は聞き上手だというが、聞き手の小沢さんにそんな名人芸を見る思いだ。
研究者の立場から延広真治、講談から神田伯龍師匠(ご冥福をお祈りします)、浪曲
界からは元気な国本武春。あした順子・ひろしの両師匠の話には、お二人の芸歴に
関する多くの発見があり、基本が出来ているから何度も楽しめる芸なのだなぁ、と
納得。これからも活躍していただきたいし、一席でも多くお二人の芸に接したい。
出囃子の小松美枝子さんの話には、寄席の裏舞台を少し覗かせてもらう楽しさが
あった。末広亭席亭北村幾夫さんには祖父銀太郎大御所からの伝統をぜひ守って
欲しい。トリを俳句仲間の矢野誠一できっちり締めるというのも、よく出来たある
日の寄席のようでなかなか考えられた構成だ。
とにかく寄席の灯を消さないで欲しいし、そのためには、また寄席に行かなくては、
と思わせてくれる。小沢昭一さんの若々しいポジティブな姿勢にも刺激を受けた。
寄席ファン、落語や演芸ファン必読の好著である。
対談集なのだが、相手の選び方が“小沢昭一的こころ”で素晴らしい。
落語家は桂米朝師匠と立川談志家元という大御所、泣きの桂小金治に笑福亭鶴瓶、
そして41歳で入門という柳家り助(現麟太郎)の5名。相手に応じて聞き上手な
小沢昭一さんが、語らせたい部分を無理なく引き出してくれている。
名人の幇間は聞き上手だというが、聞き手の小沢さんにそんな名人芸を見る思いだ。
研究者の立場から延広真治、講談から神田伯龍師匠(ご冥福をお祈りします)、浪曲
界からは元気な国本武春。あした順子・ひろしの両師匠の話には、お二人の芸歴に
関する多くの発見があり、基本が出来ているから何度も楽しめる芸なのだなぁ、と
納得。これからも活躍していただきたいし、一席でも多くお二人の芸に接したい。
出囃子の小松美枝子さんの話には、寄席の裏舞台を少し覗かせてもらう楽しさが
あった。末広亭席亭北村幾夫さんには祖父銀太郎大御所からの伝統をぜひ守って
欲しい。トリを俳句仲間の矢野誠一できっちり締めるというのも、よく出来たある
日の寄席のようでなかなか考えられた構成だ。
とにかく寄席の灯を消さないで欲しいし、そのためには、また寄席に行かなくては、
と思わせてくれる。小沢昭一さんの若々しいポジティブな姿勢にも刺激を受けた。
寄席ファン、落語や演芸ファン必読の好著である。
2004年11月24日に日本でレビュー済み
朝日新聞社の「論座」時としていい企画を立てる。福田和也と磯崎新の建築談義。そして本書の基になった連載。寄席の「世界」という名に恥じ無い、語り部山脈の威容。
若い時は話の数をこなし年をとったら芸を磨く、という会話を米朝と交わし、小金治とは川島雄三の思い出や『芝浜』の解釈をめぐる応酬、鶴瓶は「しのぐ」ことのプロ意識を語り、談志には小さんのもとにいたら、との反実仮想を漏らす。最後、矢野誠一との会話では志ん朝の語り口を惜しむことで内容を引き締める。
2004年の棹尾を飾る一冊である。
若い時は話の数をこなし年をとったら芸を磨く、という会話を米朝と交わし、小金治とは川島雄三の思い出や『芝浜』の解釈をめぐる応酬、鶴瓶は「しのぐ」ことのプロ意識を語り、談志には小さんのもとにいたら、との反実仮想を漏らす。最後、矢野誠一との会話では志ん朝の語り口を惜しむことで内容を引き締める。
2004年の棹尾を飾る一冊である。