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女性天皇論 象徴天皇制とニッポンの未来 (朝日選書) 単行本 – 2004/9/11
中野 正志
(著)
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「女性天皇を論じることは、パンドラの箱を開けることになる。天皇とは何か、天皇制とは何かという根源的な問題にぶつかる」。だから踏み入るらずにいた。ところが、第二次大戦後、男女同権の風潮が強まる中でも、皇室典範に皇位継承を男系男子に限定する規定は温存された。はたして、何が女性天皇を阻んでいるのか?
本書では、数多の文献を渉猟し、男系男子継承となる「万世一系説」や「女帝『中継ぎ』説」を徹底的に洗い直し、象徴天皇制そのものが抱える矛盾点をつぶさに検証、摘出する。
そして、「お世継ぎ」問題をきっかけに噴出した感情的賛否両論を排し、迫り来る「皇室の危機」に対する現実的な解決策を提言する。
本書では、数多の文献を渉猟し、男系男子継承となる「万世一系説」や「女帝『中継ぎ』説」を徹底的に洗い直し、象徴天皇制そのものが抱える矛盾点をつぶさに検証、摘出する。
そして、「お世継ぎ」問題をきっかけに噴出した感情的賛否両論を排し、迫り来る「皇室の危機」に対する現実的な解決策を提言する。
- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞社
- 発売日2004/9/11
- ISBN-104022598603
- ISBN-13978-4022598608
商品の説明
著者からのコメント
拙書につきましては、日本経済新聞の二〇〇四年十月十七日付の読書面で短信としてとり上げていただいたのを始めとして、東京(中日)新聞の十月二十四日付の書評欄で千葉大教授の三浦佑之さんが、また読売新聞の十一月七日付の読書面で同社編集委員の橋本五郎さんが書評して下さったうえ、毎日新聞でも、十一月二十九日の同社編集局次長の山田隆男さんが「発信箱」のコラムで紹介して下さいました。このほか、雑誌「出版ニュース」の十一月下旬号でも評論家の中川隆介さんが長文の書評を掲載して下さっています。
ちなみに、古事記研究家の三浦さんは「本書で論じられているのは、戦後天皇制の矛盾、女性天皇が排除された理由、古代天皇制のあり方と女帝による継承、近代に作られた万世一系の伝統、危機の克服など、多岐にわたる。それゆえに、本書を読めば、今、天皇制の何が問題かということを、ほぼ完全に理解できる」と紹介して下さっています。
国民主権のもとで、象徴天皇制はどうあるべきなのか、再考していくための「ガイドブック」としてお読みいただければ、著者としてこの上もなく幸いです。
ちなみに、古事記研究家の三浦さんは「本書で論じられているのは、戦後天皇制の矛盾、女性天皇が排除された理由、古代天皇制のあり方と女帝による継承、近代に作られた万世一系の伝統、危機の克服など、多岐にわたる。それゆえに、本書を読めば、今、天皇制の何が問題かということを、ほぼ完全に理解できる」と紹介して下さっています。
国民主権のもとで、象徴天皇制はどうあるべきなのか、再考していくための「ガイドブック」としてお読みいただければ、著者としてこの上もなく幸いです。
著者について
一九四六年生まれ。慶応大学大学院経済学研究科修士課程中途退学後、一九七〇年、朝日新聞社入社。学芸部(現文化部)で、記者として家庭、読書、文化面を担当。読書面編集長、西部本社・学芸部長、論説委員を務めた後、二〇〇二年から総合研究本部主任研究員。共著に『家族 何が病んでいるのか』『世界の中の関西』ほか。
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞社 (2004/9/11)
- 発売日 : 2004/9/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 312ページ
- ISBN-10 : 4022598603
- ISBN-13 : 978-4022598608
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,055,152位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
我が国における「天皇論」のダイジェスト版のようになっており、基本的知識をつけるためになかなか有用である。要は、渉猟した二次史料を概略紹介しつつ、著者自身の視点も交えるという体裁だ。所謂万世一系は古代史的に見て成り立たないというのが、学会の定説であり、また、女帝の治世が及ばした影響力、また男帝の中継ぎも存在するということを勘案すると、巷にある女帝中継ぎ論も、必ずしも正しくなく、何れも、井上毅らが主導した、明治期からの富国強兵政策が生み出した牽強付会であるということだ。しかし、生前退位が認められないなど、旧典範の要諦は、戦後新典範にも残存し、それが皇族を様々意味で圧迫しているとのことである。著者は、基本的には女系継承を認める形でないと、皇室が抱える制度的矛盾は解消されず、皇室の安定的存続が図れないという立場に立つ。先日、秋篠宮妃の懐妊が発表されたが、著者の論考はそのような可能性も念頭においてのことで、本書の論旨に大きな影響を与えるものではない。二次史料に立脚している以上、参考文献リストが巻末にあるべきである。それと、脚注の数が合わない章がある。
2005年5月11日に日本でレビュー済み
タイトルが中身に比べて印象がないなぁ。
もっとインパクトのあるものにすればいいのに。
もっとインパクトのあるものにすればいいのに。
2006年2月8日に日本でレビュー済み
紀子さまのご懐妊で、おそらく皇室典範の改正は先送りにされるだろう。
とはいえ、紀子さまが男子を産まれたとしても、将来の皇位継承問題は、先送りにされるだけだ。
この著書は、「女性天皇論」と唱っているが、こうした事態は想定済みで、むしろ「天皇制」とは何かに力点が置かれている。
天皇制の矛盾と日本社会の結節点として、この著書は価値中立的な視点から描かれている。
今後、大切なのは、何十年先の日本社会にとっての「象徴天皇制」とはどうあるべきかとの冷静な議論だ。
この本は一年半前に書かれていて、過去の天皇制の解読に費やされていて物足りない点はあるが、今後の「天皇制」のあり方を問い直す際、極めて大切な論点が整理されている。
今後の「象徴天皇制」のあり方を考える際、著者の論点はひからびずに、むしろ必読文献となっている気がした。
とはいえ、紀子さまが男子を産まれたとしても、将来の皇位継承問題は、先送りにされるだけだ。
この著書は、「女性天皇論」と唱っているが、こうした事態は想定済みで、むしろ「天皇制」とは何かに力点が置かれている。
天皇制の矛盾と日本社会の結節点として、この著書は価値中立的な視点から描かれている。
今後、大切なのは、何十年先の日本社会にとっての「象徴天皇制」とはどうあるべきかとの冷静な議論だ。
この本は一年半前に書かれていて、過去の天皇制の解読に費やされていて物足りない点はあるが、今後の「天皇制」のあり方を問い直す際、極めて大切な論点が整理されている。
今後の「象徴天皇制」のあり方を考える際、著者の論点はひからびずに、むしろ必読文献となっている気がした。
2004年9月30日に日本でレビュー済み
先日、皇太子・雅子ご夫妻が愛娘の映像・写真を公開された。ゲゲッ、愛子ちゃん、可愛いと思ってしまった。それまでのテレビ報道で見る愛子様は、可愛いと言うより「いたいけ」な存在であることのほうが多かった。「ああ、こんなふうに笑うのだ、うちの息子とおなじじゃないか」。皇室は特別な人間の集団ではなく、われわれと同じ人間であり、特別な職能を与えられた普通の人間なのだと思いを新たにした次第。それも、この本を読んだおかげかも。私たちは皇室の人々を敬して遠ざけるのではなく、一人ひとりの人間として接することを覚えた方がいい。天皇制への疑問と、その疑問に私たちがどう向き合うべきか、新聞記者の視点が生きている。
2006年2月12日に日本でレビュー済み
皇室典範改正論議が凍結された今こそ、政治家の方々はこの著書を読んでほしいと思った。
データが中心だから、決して読みやすくはない。
多少、進歩派的な匂いもするだろう。
しかし、著者が指摘しているのは、民族派の歴史学者の泰斗である田中卓氏が雑誌「諸君」の06年3月号に寄せた論文「女系天皇で問題ありません」とのロジックとほとんど一致している。
天皇制度というシステムを誠実に追及していけば、右左を問わず、自ずから結論は出るはずである。
著者は、かつての全共闘運動の担い手であったようだが、イデオロギーを克服し、目下の天皇制度を論じる姿勢は、実に誠実だと感じられた。ぜひ、田中論文と併読してほしい。
データが中心だから、決して読みやすくはない。
多少、進歩派的な匂いもするだろう。
しかし、著者が指摘しているのは、民族派の歴史学者の泰斗である田中卓氏が雑誌「諸君」の06年3月号に寄せた論文「女系天皇で問題ありません」とのロジックとほとんど一致している。
天皇制度というシステムを誠実に追及していけば、右左を問わず、自ずから結論は出るはずである。
著者は、かつての全共闘運動の担い手であったようだが、イデオロギーを克服し、目下の天皇制度を論じる姿勢は、実に誠実だと感じられた。ぜひ、田中論文と併読してほしい。
2005年11月26日に日本でレビュー済み
皇室典範のついての最近の有識者会議の結論が出た際の、朝日新聞の紙面を見て驚いた。
社説は、女性天皇・女系天皇を全面的に肯定しているのに、皇室担当と思われる編集委員は視野狭窄というしかいえない否定的な解説を欠いていたからだ。
この著書を一年ほど前に論理としては整合性は感じたが、最終章での結論は、まさか有識者会議とほぼ同じ内容になるとは思いもよらなかった。
こうした立派な内容からなる予感の書を朝日新聞は、出したまま宣伝もせず、放りぱなししたままである。義憤を感じた。
多様な議論の開放することは結構なことだが、朝日新聞は、右派の攻撃とは違って、内部的な議論すろく煮詰めることもなく、適当な意見を放り出す無責任のメディアというのが妥当なのではないか。言論機関として、組織の呈をなしているといわざるをえない。
社説は、女性天皇・女系天皇を全面的に肯定しているのに、皇室担当と思われる編集委員は視野狭窄というしかいえない否定的な解説を欠いていたからだ。
この著書を一年ほど前に論理としては整合性は感じたが、最終章での結論は、まさか有識者会議とほぼ同じ内容になるとは思いもよらなかった。
こうした立派な内容からなる予感の書を朝日新聞は、出したまま宣伝もせず、放りぱなししたままである。義憤を感じた。
多様な議論の開放することは結構なことだが、朝日新聞は、右派の攻撃とは違って、内部的な議論すろく煮詰めることもなく、適当な意見を放り出す無責任のメディアというのが妥当なのではないか。言論機関として、組織の呈をなしているといわざるをえない。
2005年5月1日に日本でレビュー済み
この本の長所
①イデオロギーの呪縛から解き放たれていること
②史実に忠実であること
③言葉遣いが下品でないこと
④読みやすいこと
⑤トータルに天皇制を論じていること
⑥天皇制のブックガイドとして最適であること
⑦所属する新聞社にも一定の距離をもっていること
この本の短所
①象徴天皇制と国民主権についての本格的な洞察にかけていること。
七マイナス一、故プラス五は超えていると判断する。
①イデオロギーの呪縛から解き放たれていること
②史実に忠実であること
③言葉遣いが下品でないこと
④読みやすいこと
⑤トータルに天皇制を論じていること
⑥天皇制のブックガイドとして最適であること
⑦所属する新聞社にも一定の距離をもっていること
この本の短所
①象徴天皇制と国民主権についての本格的な洞察にかけていること。
七マイナス一、故プラス五は超えていると判断する。
2005年3月26日に日本でレビュー済み
私は朝日新聞の記者を密かに軽蔑していた。
偏差値は高い優等生の集団かも知れぬが、個がない。処世術にたけているだけの疑似ジャーナリストの集団と見ていた。
そのイメージを筆者は変えた。論説委員の立場を自ら手放し、素手で天皇制と格闘した。その迫力につり込まれ、徹夜で読んだ。著者は、生活者の感覚を手放してはいない。論理からの肉薄ぶりだけではなかった。著書は様々な葛藤を繰り返してきたのだろう。版元の朝日をも批判しており、断固とした姿勢に党派に固まった学者とは違った矜持とした姿勢が感じられた。
天皇制の解釈についての疑問はいくつか残ったが、それはさておこう。朝日から、自らの内部の欺瞞性を突く姿勢に心から敬服した。
恐らくこの著書の内容は、十年、二十年は、ひからびることはないだろう。
天皇制はある種の権威の上に成り立っているが、著者はその権威性とは無縁だ。にもかかわらず、取りあえずは、天皇制を是認している。一口に言えば、この書は天皇抜きのナショナリズム批判の書である。これから本当に怖いのは、「天皇抜きにナショナリズム」なのである。なぜらな明仁天皇は、処世術もあるにしても、「護憲」に立ち、真の護憲の論理を見つめようとしている。憲法改正が唱えられるいま、明仁天皇夫妻は護憲の精神を守っているように思われる。戦後六十年。何という逆説なのだろう。
とはいえ、著者は朝日に所属しており、版元の朝日新聞にもになにがしら遠慮しているように思われた。朝日の枠組みを真に離れた著者の本格的な象徴天皇論をぜひ読みたい。
偏差値は高い優等生の集団かも知れぬが、個がない。処世術にたけているだけの疑似ジャーナリストの集団と見ていた。
そのイメージを筆者は変えた。論説委員の立場を自ら手放し、素手で天皇制と格闘した。その迫力につり込まれ、徹夜で読んだ。著者は、生活者の感覚を手放してはいない。論理からの肉薄ぶりだけではなかった。著書は様々な葛藤を繰り返してきたのだろう。版元の朝日をも批判しており、断固とした姿勢に党派に固まった学者とは違った矜持とした姿勢が感じられた。
天皇制の解釈についての疑問はいくつか残ったが、それはさておこう。朝日から、自らの内部の欺瞞性を突く姿勢に心から敬服した。
恐らくこの著書の内容は、十年、二十年は、ひからびることはないだろう。
天皇制はある種の権威の上に成り立っているが、著者はその権威性とは無縁だ。にもかかわらず、取りあえずは、天皇制を是認している。一口に言えば、この書は天皇抜きのナショナリズム批判の書である。これから本当に怖いのは、「天皇抜きにナショナリズム」なのである。なぜらな明仁天皇は、処世術もあるにしても、「護憲」に立ち、真の護憲の論理を見つめようとしている。憲法改正が唱えられるいま、明仁天皇夫妻は護憲の精神を守っているように思われる。戦後六十年。何という逆説なのだろう。
とはいえ、著者は朝日に所属しており、版元の朝日新聞にもになにがしら遠慮しているように思われた。朝日の枠組みを真に離れた著者の本格的な象徴天皇論をぜひ読みたい。