とても、興味深く読ませていただきました。
その昔の、大奥の日常が手に取る様に
かいまみえて、面白かったです。
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徳川の夫人たち 上 朝日文庫 よ 1-1 文庫 – 1979/3/1
吉屋 信子
(著)
- 本の長さ274ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日1979/3/1
- ISBN-104022601914
- ISBN-13978-4022601919
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (1979/3/1)
- 発売日 : 1979/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 274ページ
- ISBN-10 : 4022601914
- ISBN-13 : 978-4022601919
- Amazon 売れ筋ランキング: - 656,798位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『大奥は女の牢獄』
何度読んでも、「いやいや、あまりに不条理過ぎて、いくらなんでもフィクションが過ぎるでしょう」と思っても、
吉屋信子の作り上げた、この香気高い情念の世界がなければ、
日本の時代劇には大奥ものというジャンルはなかったと、Kindle で再読して実感しました。
女性を愛した吉屋信子ならではの不朽の名作。
どんな大奥ものを見ても、必ず帰って来たくなる金字塔ですよね。
何度読んでも、「いやいや、あまりに不条理過ぎて、いくらなんでもフィクションが過ぎるでしょう」と思っても、
吉屋信子の作り上げた、この香気高い情念の世界がなければ、
日本の時代劇には大奥ものというジャンルはなかったと、Kindle で再読して実感しました。
女性を愛した吉屋信子ならではの不朽の名作。
どんな大奥ものを見ても、必ず帰って来たくなる金字塔ですよね。
2004年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はお万の方が大好きです。
仏に仕えるはずが将軍の妾に!
自分の生き方を強引に変えられたのです。
それなのに天命と前向きに生きることを決意する17歳の公家の子女。
美貌も利発な頭脳もセンスのよさも世渡り上手とは違う天性の愛らしさも持ち合わせている。
素直で天真爛漫大奥だけでなく、表でも話題になるほどの女人なのに身の程をきちんとわきまえて誠心誠意将軍に仕える。
そんな女性がいるのでしょうか?フジテレビの「大奥第一章」のお万の方は瀬戸朝香さんが演じますが、、私は仲間由紀江のイメージでずっと読んでいました。
この本に感銘を受けた人は「チャングム」(ハヤカワ文庫)も読むと楽しいと思います。
仏に仕えるはずが将軍の妾に!
自分の生き方を強引に変えられたのです。
それなのに天命と前向きに生きることを決意する17歳の公家の子女。
美貌も利発な頭脳もセンスのよさも世渡り上手とは違う天性の愛らしさも持ち合わせている。
素直で天真爛漫大奥だけでなく、表でも話題になるほどの女人なのに身の程をきちんとわきまえて誠心誠意将軍に仕える。
そんな女性がいるのでしょうか?フジテレビの「大奥第一章」のお万の方は瀬戸朝香さんが演じますが、、私は仲間由紀江のイメージでずっと読んでいました。
この本に感銘を受けた人は「チャングム」(ハヤカワ文庫)も読むと楽しいと思います。
2017年5月9日に日本でレビュー済み
久しぶりに読むことが出来て嬉しく思いましたが、やはり以前の装丁が好きです。
2010年6月25日に日本でレビュー済み
TVドラマで「大奥」を見たのは数年前の事。で、もってこの作品の初刷が1979年。古い作品である。
古い作品ではあるが、時代もののせいか、特に表現や言い回しなどで古さは感じません。
TV「大奥」には、実在しなかったと思われる側室の方も登場していましたが、この「お万の方」
は実在の人物である。
尼から、無理矢理だったかどうかは解りませんが、側室になった人。
この上巻は、側室にプラスして大奥のトップの地位に付くまでが著されている。
私は、その後のお話が知りたくて、この本を購入したのですが、下巻に続くって事で・・・。
古い作品ではあるが、時代もののせいか、特に表現や言い回しなどで古さは感じません。
TV「大奥」には、実在しなかったと思われる側室の方も登場していましたが、この「お万の方」
は実在の人物である。
尼から、無理矢理だったかどうかは解りませんが、側室になった人。
この上巻は、側室にプラスして大奥のトップの地位に付くまでが著されている。
私は、その後のお話が知りたくて、この本を購入したのですが、下巻に続くって事で・・・。
2005年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大奥というのは、その成り立ちからとかくドロドロとした世界に描かれがちである(昨今のドラマを観れば一目瞭然)。また女性が観るのもはばかれるようなシーンが少なからずあるのは致し方ないといえばその通りである。
しかし、この「徳川の夫人」はまるで品の良い老女が語りかけるように、大奥絵巻を繰り広げる。少女小説の巧みな書き手であった著者が、猛勉強の末、技と知識を存分に注ぎ込んだ結果ではないだろうか?
永光院が理想の女性に描かれすぎているという批判はあるだろうが、そこはあくまで物語として読むべきである。そして、もし、この物語で、歴史への興味が広がるのであれば、それはまた楽しいことである。春日局や永光院の逸話からから家光がどんな治世をおこなった将軍だったのかとか、当時の衣装風俗など、糸はいくらでも伸びる。
また続編である「続・徳川の夫人たち」は、こちらと比べると後ろに行けば行くほど時代を駆け抜けていく。もし、永光院の知識が若干あるのなら、こちらを先に読むのも一興かもしれない。
しかし、この「徳川の夫人」はまるで品の良い老女が語りかけるように、大奥絵巻を繰り広げる。少女小説の巧みな書き手であった著者が、猛勉強の末、技と知識を存分に注ぎ込んだ結果ではないだろうか?
永光院が理想の女性に描かれすぎているという批判はあるだろうが、そこはあくまで物語として読むべきである。そして、もし、この物語で、歴史への興味が広がるのであれば、それはまた楽しいことである。春日局や永光院の逸話からから家光がどんな治世をおこなった将軍だったのかとか、当時の衣装風俗など、糸はいくらでも伸びる。
また続編である「続・徳川の夫人たち」は、こちらと比べると後ろに行けば行くほど時代を駆け抜けていく。もし、永光院の知識が若干あるのなら、こちらを先に読むのも一興かもしれない。
2004年10月3日に日本でレビュー済み
三代将軍の愛妾・お万の方を中心に、春日局や徳川家光・大奥を取り仕切る才女達を描いた傑作。
伽羅の香りや衣装の美しさが目に見えるような美しい文に陶然としながら
あたかも自分が徳川将軍家後宮にいるような気分になる。
春日局が形作った江戸大奥を、美しく才気ある京の姫が
洗練された優雅さをもって統べていく様は華麗である。
比丘尼から還俗させられて召し出されたお万の方は
苦しみ悩みながら、ただ側妾としてかしずくのではなく
女として、将軍の支えとして成長していく。
本を開いた時の印象に反して難しい表現もなく、
読み始めると世界に没頭してしまう。
2004年「大奥」でもお万の方が登場・クローズアップされるみたいですね。
興味を持たれた方は是非両方を!
歴史小説は男が中心に描かれているものが多いがこの本では
女たちの姿が描かれている。
食事や生活習慣、御台所の爪の切り方、身分の違いによるトイレの使い方など
微に入り細を穿つ調査に基づいた描写に驚かされる。
続巻も併せたこの4冊自体が貴重な資料でもある。
伽羅の香りや衣装の美しさが目に見えるような美しい文に陶然としながら
あたかも自分が徳川将軍家後宮にいるような気分になる。
春日局が形作った江戸大奥を、美しく才気ある京の姫が
洗練された優雅さをもって統べていく様は華麗である。
比丘尼から還俗させられて召し出されたお万の方は
苦しみ悩みながら、ただ側妾としてかしずくのではなく
女として、将軍の支えとして成長していく。
本を開いた時の印象に反して難しい表現もなく、
読み始めると世界に没頭してしまう。
2004年「大奥」でもお万の方が登場・クローズアップされるみたいですね。
興味を持たれた方は是非両方を!
歴史小説は男が中心に描かれているものが多いがこの本では
女たちの姿が描かれている。
食事や生活習慣、御台所の爪の切り方、身分の違いによるトイレの使い方など
微に入り細を穿つ調査に基づいた描写に驚かされる。
続巻も併せたこの4冊自体が貴重な資料でもある。