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ベトナム戦記 (朝日文庫) 文庫 – 1990/10/1
開高 健
(著)
この本は1964年末から65年初頭にかけて、
開高健がサイゴンから「週刊朝日」に毎週送稿したルポルタージュを、
帰国した開高自身が大急ぎでまとめて緊急出版したものである。
最前線はどこですか、どこですかと聞いて、そのたびにたしなめられた。全土が最前線だというのがこの国の戦争の特長である。ベン・キャットも最前線ならサイゴンのマジェスティック・ホテルだって最前線である。いつフッとばされるかわからないのである。
(本文より)
【目次】
●日の丸をいつもポケットに・・・
ベトナムの匂いはすべて“ニョク・マム”
どこへ行っても必ず従軍僧と“憂国筆談”
十七度線国境附近と、そこに住む人びと
●ベトナムのカギ握る?仏教徒
統一力を持つのは仏教徒とベトコンだけ
記者を東奔西走させつ怪情報
烈火の下、八日間のクーデター
●ベトナム人の“七つの顔”
ベトナム人はユーモアが好きである
ベトナム人は寛容であり、短期である
ベトナム人の十七歳には、すぐ火がつく
ベトナム人は命を粗末にする
ベトナム人には三つの性格がある
ベトナム人の心は複雑で、ベトナム人自身にもよくわからない
ベトナム人には、こんなことが起る
●“日本ベトナム人”と高原人
「アメリカも、ベトコンもベトナムから出て行け」
「・・・日本人は殺さない、・・・尊敬している」
●ベトコン少年、暁に死す
●“ベン・キャット砦”の苦悩
ジャングルの海に漂う砦と兵と人
砦の床下にまでおよぶ、ベトコンのトンネル
すべてがつかれきっている、すべてが・・・
●姿なき狙撃兵!ジャングル戦
●ベトナムは日本に期待する
爆撃、砲撃が農民をベトコンに走らせる?
戦争は階段を一つ上った、どこで行くかアメリカ
あとがき
解説 限りなく“事実”を求めて(日野啓三)
開高健がサイゴンから「週刊朝日」に毎週送稿したルポルタージュを、
帰国した開高自身が大急ぎでまとめて緊急出版したものである。
最前線はどこですか、どこですかと聞いて、そのたびにたしなめられた。全土が最前線だというのがこの国の戦争の特長である。ベン・キャットも最前線ならサイゴンのマジェスティック・ホテルだって最前線である。いつフッとばされるかわからないのである。
(本文より)
【目次】
●日の丸をいつもポケットに・・・
ベトナムの匂いはすべて“ニョク・マム”
どこへ行っても必ず従軍僧と“憂国筆談”
十七度線国境附近と、そこに住む人びと
●ベトナムのカギ握る?仏教徒
統一力を持つのは仏教徒とベトコンだけ
記者を東奔西走させつ怪情報
烈火の下、八日間のクーデター
●ベトナム人の“七つの顔”
ベトナム人はユーモアが好きである
ベトナム人は寛容であり、短期である
ベトナム人の十七歳には、すぐ火がつく
ベトナム人は命を粗末にする
ベトナム人には三つの性格がある
ベトナム人の心は複雑で、ベトナム人自身にもよくわからない
ベトナム人には、こんなことが起る
●“日本ベトナム人”と高原人
「アメリカも、ベトコンもベトナムから出て行け」
「・・・日本人は殺さない、・・・尊敬している」
●ベトコン少年、暁に死す
●“ベン・キャット砦”の苦悩
ジャングルの海に漂う砦と兵と人
砦の床下にまでおよぶ、ベトコンのトンネル
すべてがつかれきっている、すべてが・・・
●姿なき狙撃兵!ジャングル戦
●ベトナムは日本に期待する
爆撃、砲撃が農民をベトコンに走らせる?
戦争は階段を一つ上った、どこで行くかアメリカ
あとがき
解説 限りなく“事実”を求めて(日野啓三)
- 本の長さ300ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日1990/10/1
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-10402260607X
- ISBN-13978-4022606075
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (1990/10/1)
- 発売日 : 1990/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 300ページ
- ISBN-10 : 402260607X
- ISBN-13 : 978-4022606075
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 356,820位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9位ベトナム戦争 (本)
- - 1,078位朝日文庫
- - 1,527位アジア史
- カスタマーレビュー:
著者について
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1930年大阪に生まれる。大阪市立大を卒業後、洋酒会社宣伝部で時代の動向を的確にとらえた数々のコピーをつくる。かたわら創作を始め、「パニック」で注目を浴び、「裸の王様」で芥川賞受賞。ベトナムの戦場や、中国、東欧を精力的にルポ、行動する作家として知られた。1989年逝去。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 饒舌の思想 (ISBN-13: 978-4480426635 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年4月15日に日本でレビュー済み
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戦記にありがちな悲壮感が無く、ごく当たり前の日常としてベトナム戦争を描写し、開高独特の戦記になっています。
2022年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ読み始めですが、かなりよさそうです。(読み終わったらまたレビューします)
「なぜ貧乏なのに子どもを作るんですか。あとで困るのは子どもなんですよ」と聞いた著者に「暑いし、シエスタ(昼寝)の習慣があるから、勝手にできてしまう」と答える現地の人の台詞を聞いて、一気に本著に引き込まれました。週に一回しか読む時間は取れませんが、じっくりと読み進めていこうと思える一作です。
やはり、ノンフィクションはいいですね!
「なぜ貧乏なのに子どもを作るんですか。あとで困るのは子どもなんですよ」と聞いた著者に「暑いし、シエスタ(昼寝)の習慣があるから、勝手にできてしまう」と答える現地の人の台詞を聞いて、一気に本著に引き込まれました。週に一回しか読む時間は取れませんが、じっくりと読み進めていこうと思える一作です。
やはり、ノンフィクションはいいですね!
2021年6月25日に日本でレビュー済み
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もっと生々しい表現があってもよかった
2019年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は1964年~1965年にかけて週刊朝日にサイゴンでのルポを送稿したものをまとめたもの。
ちょうどベトナム戦争が激化するころの100日を綴ったものだ。
サイゴンの街、人の描写からはじまりあらゆるベトナムのことが、開口の見た、聞いた、嗅いだ、食ったことがらから鮮明にリアルに登場する。
なかでも鮮烈なのは、200名の内17名しか生き残らなかったゲリラ戦遭遇のところ。
生々しい銃撃戦描写とそこでの人間感情の動きを織り交ぜながらのところは正に疑似戦争体験をしているがのごとし。
ほんと凄いです。
開高健の超越した記憶力と文章力から生まれた歴史に残る傑作ルポルタージュだと思います。
ちょうどベトナム戦争が激化するころの100日を綴ったものだ。
サイゴンの街、人の描写からはじまりあらゆるベトナムのことが、開口の見た、聞いた、嗅いだ、食ったことがらから鮮明にリアルに登場する。
なかでも鮮烈なのは、200名の内17名しか生き残らなかったゲリラ戦遭遇のところ。
生々しい銃撃戦描写とそこでの人間感情の動きを織り交ぜながらのところは正に疑似戦争体験をしているがのごとし。
ほんと凄いです。
開高健の超越した記憶力と文章力から生まれた歴史に残る傑作ルポルタージュだと思います。
2021年1月9日に日本でレビュー済み
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客観的史実というより、本人の体験記そのままでした。
戦時中でありながらたくましく生きる現地の人々と生活、スパイ容疑で処刑されるベトナム少年、民衆のリーダーである僧侶の生きざま、最前線ジャングルで過ごした日々など、ベトナム戦争当時を物語る貴重な作品です。
戦時中でありながらたくましく生きる現地の人々と生活、スパイ容疑で処刑されるベトナム少年、民衆のリーダーである僧侶の生きざま、最前線ジャングルで過ごした日々など、ベトナム戦争当時を物語る貴重な作品です。
2019年6月30日に日本でレビュー済み
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まだ読み始めたばかりですが開口健らしい作品でこれから先が楽しみです。
2020年12月12日に日本でレビュー済み
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文句ありません。ベトナム戦争のニュースが、毎日流れていた世代、輝ける闇等開高作品を読み耽った世代にはお勧めです。そして、最後の一行が圧倒的に光り輝きます。