作者は手塚治虫のプロダクションで、長年メインアシスタントを経験していた伴俊男さん。
自身の経験と綿密な取材と資料により、手塚治虫の子供時代から丁寧に当時の様子が描かれています。
手塚治虫が自身を語るときは、漫画や演劇や昆虫採集に熱中したこと、運動が苦手で強い癖毛で背の低いコンプレックスの塊と言う風な描かれ方が多いですが、
この本では当時の同級生らの証言を元に手塚治虫の学生時代の優秀さが取り上げられてて、
学校も裕福な子供たちが通うような所に入っており、創造力の豊かさで周りを楽しませ、勉強も出来、
一言で言えば、エリートであり秀才だったみたいです。そこが数多くの手塚治虫エピソードでは目にしない内容で新鮮でした。
そして医学生として授業や研修に出ながらも、新鋭の漫画家として進出する様子も、
今まで目にした他の「手塚治虫伝」より丁寧で興味深いものでした。
大百科のような本の大きさに戸惑いましたが、絵も語りも丁寧で、読み応え抜群。
電子書籍で出てないので、わざわざ中古で購入した甲斐はありました・・!
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手塚治虫物語 1928-1959 (朝日文庫 は 1-1) 文庫 – 1994/10/1
オサムシ登場
- 本の長さ494ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日1994/10/1
- ISBN-104022610549
- ISBN-13978-4022610546
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (1994/10/1)
- 発売日 : 1994/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 494ページ
- ISBN-10 : 4022610549
- ISBN-13 : 978-4022610546
- Amazon 売れ筋ランキング: - 313,721位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 888位朝日文庫
- - 2,407位アート・建築・デザイン作品集
- - 2,853位アート・建築・デザインの絵画 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年3月27日に日本でレビュー済み
作者はサブチーフアシスタントを務めただけあって、画は思い切り上手く細密に描かれた背景なども見事な出来栄えですが、
『ブラック・ジャック創作秘話』を読んだ時に感じた熱気や狂気(?)は少しも伝わってこない、味気ない作品でした。
そもそもの執筆の”目的”が違うのかもしれませんが、やはりどんなジャンルでも漫画は(もちろん小説他も)心をゆさぶって
ほしいものです。
『ブラック・ジャック創作秘話』を読んだ時に感じた熱気や狂気(?)は少しも伝わってこない、味気ない作品でした。
そもそもの執筆の”目的”が違うのかもしれませんが、やはりどんなジャンルでも漫画は(もちろん小説他も)心をゆさぶって
ほしいものです。
2014年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
急逝してしまった天才、手塚治虫氏の歩いた道がよく分かりました。天才、手塚治虫の伝記と言っていいでしょう。感動しました。
2019年2月21日に日本でレビュー済み
大変よく出来てゐる伝記漫画でありました。参考作品を参照し、ヒアリング取材も相当行なった上で作り上げたのでせうが、その緻密な労は感嘆するしかありません。虫に魅せられては、観察し、蒐集し、学んで行かうとするその集中力は凄いものがあります。氣に入ったアニメ映画も繰り返し繰り返し見てゐて「白雪姫」を五十回、「バンビ」を八十回も見る拘泥りがあって、好きな映画は年間三百六十五本も見るといふ意志も凄いの一言です。兎に角、濃厚、多彩なエピソードのオンパレード。東京から離れた九州にわざわざ人に会ひに行き、急遽作画のお手伝ひを頼み、そこで締切の迫った原稿を何本も仕上げてしまふ破天荒振りは想像を絶する驚異の表現者であります。
次の巻での更なる発展、展開のドラマを引き続き追って行きたく存じます。
次の巻での更なる発展、展開のドラマを引き続き追って行きたく存じます。
2015年8月8日に日本でレビュー済み
この漫画は「ドラマ」や「エンターテイメント」として読むならば、全然面白くない。
実際、私の場合は、最初から読み始めて僅か数ページで読むのを中断してしまったほどつまらなかったです。
しかし、手塚治虫の「事典」として読むならば、事実関係が年代ごとにわかりやすく詳細にまとめられていて、とても便利です。
あの事件の前後に何の漫画を描いてたのか?、あの漫画を執筆してたとき他に何の仕事をしてたのか?、等々、気になったことを調べるのに最適です。
また、手塚治虫の作家人生に影響を与えた出来事や言葉などが随所にちりばめられていて、非常に興味深かった。
手塚治虫をより深く理解したい人には、ぜひ『手塚治虫物語 漫画の夢、アニメの夢 1960〜1989』と二冊一緒にオススメです。
実際、私の場合は、最初から読み始めて僅か数ページで読むのを中断してしまったほどつまらなかったです。
しかし、手塚治虫の「事典」として読むならば、事実関係が年代ごとにわかりやすく詳細にまとめられていて、とても便利です。
あの事件の前後に何の漫画を描いてたのか?、あの漫画を執筆してたとき他に何の仕事をしてたのか?、等々、気になったことを調べるのに最適です。
また、手塚治虫の作家人生に影響を与えた出来事や言葉などが随所にちりばめられていて、非常に興味深かった。
手塚治虫をより深く理解したい人には、ぜひ『手塚治虫物語 漫画の夢、アニメの夢 1960〜1989』と二冊一緒にオススメです。
2005年9月26日に日本でレビュー済み
雑誌漫画の制作現場のサブ・チーフとして手塚治虫の創作活動を最後までサポートした伴俊男+手塚プロによる、手塚治虫の人生を描いた作品。
画は丁寧に描かれていて変なクセも無く、違和感無く楽しめます。
ただ、もともと文庫の向けに作られた作品ではないため、文庫化に当たってはコマゴマとしてしまい、読んでいると目が疲れます。
しかしながら"コマゴマ"というのは、その分情報量が多いということでもあります。
物語はストーリーテラーとして"ヒゲオヤジ"を向かえ進行します。
時代描写を交えながら、手塚治虫の圧倒的な天才性や伝説、数々の名作が誕生するキッカケ、そして時折見せる作家としての苦悩が描かれています。
また、トキワ壮の面々を始め、数々の著名人が出てくるので漫画家同士の関連性も面白いです。
丁寧に描かれた画やできるだけ情報を詰めようとしたコマ割りに、作者の手塚先生に対する尊敬と愛情が見えていて、まさに「手塚治虫物語」というタイトルに相応しい作品に仕上がっています。
自伝ではありませんが、天才漫画家の60年間の生涯を描いた手塚版「まんが道」といっても良いのではないでしょうか。
手塚ファンなら読んで絶対に損は無いです。
他の漫画ファンには、漫画がどのような道のりを経て発展したのかを手塚先生を通して知るうえで、大変興味深い作品であると思います。
2冊に分かれて出版されてますが、大まかに分けて下記のような感じです。
●手塚治虫物語<1928-1959>
誕生から漫画界のスターになるまで(494ページ)
●手塚治虫物語<1960-1989>
アニメーションの制作から最晩年まで(377ページ)・漫画作品リスト収録
画は丁寧に描かれていて変なクセも無く、違和感無く楽しめます。
ただ、もともと文庫の向けに作られた作品ではないため、文庫化に当たってはコマゴマとしてしまい、読んでいると目が疲れます。
しかしながら"コマゴマ"というのは、その分情報量が多いということでもあります。
物語はストーリーテラーとして"ヒゲオヤジ"を向かえ進行します。
時代描写を交えながら、手塚治虫の圧倒的な天才性や伝説、数々の名作が誕生するキッカケ、そして時折見せる作家としての苦悩が描かれています。
また、トキワ壮の面々を始め、数々の著名人が出てくるので漫画家同士の関連性も面白いです。
丁寧に描かれた画やできるだけ情報を詰めようとしたコマ割りに、作者の手塚先生に対する尊敬と愛情が見えていて、まさに「手塚治虫物語」というタイトルに相応しい作品に仕上がっています。
自伝ではありませんが、天才漫画家の60年間の生涯を描いた手塚版「まんが道」といっても良いのではないでしょうか。
手塚ファンなら読んで絶対に損は無いです。
他の漫画ファンには、漫画がどのような道のりを経て発展したのかを手塚先生を通して知るうえで、大変興味深い作品であると思います。
2冊に分かれて出版されてますが、大まかに分けて下記のような感じです。
●手塚治虫物語<1928-1959>
誕生から漫画界のスターになるまで(494ページ)
●手塚治虫物語<1960-1989>
アニメーションの制作から最晩年まで(377ページ)・漫画作品リスト収録