もう、レビューの必要も無いかと思われるが、「立花隆」節は健在である。
最先端技術のトピックを世界屈指専門家の取材から、テーマの意味合い。
過去の経緯、将来の可能性まで興味を薄れることなくかかれている。
特に今回は、図解や写真が多く掲載されており専門家以外が理解するのに役立っているのではないか。
とりわけ、宇宙物理学のテーマについては
クェーサーや中性子星からブラックホールと観測技術の先端については一気に読むことが出来る。
おすすめの本です。
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宇宙・地球・生命・脳: その原理を求めて 100億年の旅2 (朝日文庫 た 2-14) 文庫 – 2003/6/1
立花 隆
(著)
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2003/6/1
- ISBN-10402261417X
- ISBN-13978-4022614179
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2003/6/1)
- 発売日 : 2003/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 336ページ
- ISBN-10 : 402261417X
- ISBN-13 : 978-4022614179
- Amazon 売れ筋ランキング: - 200,652位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 319位宇宙学・天文学(一般)関連書籍
- - 573位朝日文庫
- - 713位科学読み物 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1940年長崎県生まれ。64年東京大学仏文科卒業。(株)文藝春秋を経て東大哲学科に学士入学。74年「田中角栄研究」を「文藝春秋」誌上に発表。著書多数(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 ぼくらの頭脳の鍛え方 (ISBN-13: 978-4166607198 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年11月24日に日本でレビュー済み
本書で取り上げられている個々のトピックについては他レビュアーの的確なまとめの通り。
ほかにお勧めできるのが、本書の序文だ(立花氏の著書には序文がいいものが多い)。
サイエンスの細分化が進み、当該領域の研究者以外には窺い知ることの難しい時代となっている。
一方、自然そのものを研究対象としている限り、人間の設定とは無関係に領域を超えた研究が必要になる。
また、社会的な合意(予算面や倫理面など)が必要になることもあり、市井の人々への説明も必要である。
このような相反する要請に、少しでも応えたいというのが、立花氏の啓蒙書著述の目標のようであり、
序文からその思いが見て取れる。
ほかにお勧めできるのが、本書の序文だ(立花氏の著書には序文がいいものが多い)。
サイエンスの細分化が進み、当該領域の研究者以外には窺い知ることの難しい時代となっている。
一方、自然そのものを研究対象としている限り、人間の設定とは無関係に領域を超えた研究が必要になる。
また、社会的な合意(予算面や倫理面など)が必要になることもあり、市井の人々への説明も必要である。
このような相反する要請に、少しでも応えたいというのが、立花氏の啓蒙書著述の目標のようであり、
序文からその思いが見て取れる。
2011年4月18日に日本でレビュー済み
つい宇宙に目先が行ってしまいますが、足元の地球のことにもっと興味を持ちたい。足が地に着いた研究とは、地震や火山噴火の予測を真っ先に考えることではないでしょうか。10年以上前の本ですが、今読んでも超おもしろい。七章の地球内部のプルーム研究は世界に先駆けた日本の研究成果で、プレート運動しか知らなかったのが、ずっと地球の奥深いプルームテクトニクスという大規模運動の存在を教えて頂けました。
将来の地球の大陸は、「プルームテクトニクスでいえば、アジア大陸の下のコールドプルームがプレートをどんどん吸いこんでいるところだから、あと2億5000万年もすれば、アジア中心の次の超大陸が生まれます。オーストラリア大陸が日本列島に衝突し、北米と南米もアジア大陸につながります。日本列島は押しつぶされて盛り上がり、未来のヒマラヤ山脈みたいな存在になるでしょう。」
生きている地球ガイアは将来マグマオーシャンがずっと冷えると火星のように表面が一枚のプレートになり、さらにもっと冷却すると月のように死んだ星になる。死ぬ少し前に、コアの液体の部分に残留していたガスがマントルの割れ目を伝って表面に噴出し、地球は死ぬ前に一瞬光り輝くと思われるそうです。
「物理というのは、あらゆるサイエンスの基礎をなしているから、物理をやらない者は、結局、あらゆるサイエンスがよくわからないままに終わってしまうのである。9割以上の人が高校で地学をやらないし、8割くらいの人が物理をやっていない。大学でこのような知識の欠落が補(おぎな)えるようになっているかといえば、なっていない。」
将来の地球の大陸は、「プルームテクトニクスでいえば、アジア大陸の下のコールドプルームがプレートをどんどん吸いこんでいるところだから、あと2億5000万年もすれば、アジア中心の次の超大陸が生まれます。オーストラリア大陸が日本列島に衝突し、北米と南米もアジア大陸につながります。日本列島は押しつぶされて盛り上がり、未来のヒマラヤ山脈みたいな存在になるでしょう。」
生きている地球ガイアは将来マグマオーシャンがずっと冷えると火星のように表面が一枚のプレートになり、さらにもっと冷却すると月のように死んだ星になる。死ぬ少し前に、コアの液体の部分に残留していたガスがマントルの割れ目を伝って表面に噴出し、地球は死ぬ前に一瞬光り輝くと思われるそうです。
「物理というのは、あらゆるサイエンスの基礎をなしているから、物理をやらない者は、結局、あらゆるサイエンスがよくわからないままに終わってしまうのである。9割以上の人が高校で地学をやらないし、8割くらいの人が物理をやっていない。大学でこのような知識の欠落が補(おぎな)えるようになっているかといえば、なっていない。」