鹿島センセの本ということで読んでみたのだが
おじさん達の酒場におけるソフト猥談に同席させられた感じ。
対談形式なのでなおさらその感を強めた。
文化的セックス薀蓄はともかく
裏に流れる「おじさんたちもモテたい」という意識に辟易させられた。
まえがきに「女性と堂々と性談できることがモテの条件」と
述べておられるが、女性は眼中にない男性の猥談は
セクハラととるので注意されたほうがよかろう。
また途中、「女性のインテリ階級は婚期が遅れて
適当な独身男がいなくなるから、当然、中年男と不倫かなんかで
セックスの経験を積んで32歳くらいで結婚」
というくだりがあって噴飯ものだった。
「どうして僕たちのところにはそういう不倫の話がこないのか」と
続くのだが、少なくともその中年男はセンセー達のことじゃありませんや。
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ぼくたち、Hを勉強しています (朝日文庫 か 37-1) 文庫 – 2006/8/1
- 本の長さ214ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2006/8/1
- ISBN-104022643730
- ISBN-13978-4022643735
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2006/8/1)
- 発売日 : 2006/8/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 214ページ
- ISBN-10 : 4022643730
- ISBN-13 : 978-4022643735
- Amazon 売れ筋ランキング: - 313,088位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鹿島茂さんは、決して
下品ではありません!
誰でも性欲はあり、鹿島茂先生は
無邪気に仰って楽しくてたまりません!
井上さんが、変態的な発言に走って
いきたがるトコ
気分悪いです〜!!ずばり変態でしょ?
鹿島茂先生が、楽しいからゼロに
しないだけです!
下品ではありません!
誰でも性欲はあり、鹿島茂先生は
無邪気に仰って楽しくてたまりません!
井上さんが、変態的な発言に走って
いきたがるトコ
気分悪いです〜!!ずばり変態でしょ?
鹿島茂先生が、楽しいからゼロに
しないだけです!
2011年4月13日に日本でレビュー済み
ジェンダー論にかこつけた、小難しい猥談とも言える本文もそれなりに面白いのですが、そのまま室井佑月の解説まで読み進めることをお勧めします。
とんでもない落とし穴が待っています。
「インテリのおじさんたちって、なんておぼこいのだろう。」
小難しくセックスを語っていたおじさんたちが、単に悶々とした高校生と同じに見えてきます。
「おんなのわれわれのほうがおっさん臭いではないか。」
そう言えば、むかしオフィスで隣にいた女性のエロ自慢話が妙に直接的だったのを思い出します。
男の方が、実は、ロマンチストなのかもしれない。
とんでもない落とし穴が待っています。
「インテリのおじさんたちって、なんておぼこいのだろう。」
小難しくセックスを語っていたおじさんたちが、単に悶々とした高校生と同じに見えてきます。
「おんなのわれわれのほうがおっさん臭いではないか。」
そう言えば、むかしオフィスで隣にいた女性のエロ自慢話が妙に直接的だったのを思い出します。
男の方が、実は、ロマンチストなのかもしれない。
2018年9月26日に日本でレビュー済み
室井佑月はこの本を読んで軽くいなす。
・・我々女の話は、直接的、実戦使用向き。そして、おじさんたちの話は、
観念的で案外ロマンチック。・・
うーん、せっかくの薀蓄を披露したおじさん達(鹿島茂+井上章一)も室井の
毒気のまえではたじたじである。それにしてももてないオッサンたちはかくも
セックスについて真摯に研究しているのか。頭が下がる。
面白かったのは、
1.関西、とくに大阪いじリ。性に関する奇矯な風俗はすべて大阪人が
考えついたものだという(納得感もある)偏見。
2.なぜか原武史(『松本清張の「遺言」』の著者)も混ぜられて、鼎談の
かたちをとる回がある。先輩ふたりのこれでもかという奥深い性知識に圧倒
されてなかなか話題にはいってこれないのが微笑ましい。
原先生は「鉄道オタク」だから、鉄道・電車における痴漢の歴史について
本格的に研究すべきだろうと先輩たちから脅されている。
3.鹿島茂はD理論(ドーダ理論)の大家だからもっと自分の自慢話が出てくる
と期待したが、きれいごとで逃げをうっている。
劣化したオッサンのたわごとで、さらさらと砂のごとく指の間からこぼれ
おちていく。つまり読後なにも残らない。でもこんな本をへらへらと笑いながら
楽しそうに読んで時間をつぶしている私が一番劣化しているかも。
Amazonで購入
室井佑月はこの本を読んで軽くいなす。
・・我々女の話は、直接的、実戦使用向き。そして、おじさんたちの話は、
観念的で案外ロマンチック。・・
うーん、せっかくの薀蓄を披露したおじさん達(鹿島茂+井上章一)も室井の
毒気のまえではたじたじである。それにしてももてないオッサンたちはかくも
セックスについて真摯に研究しているのか。頭が下がる。
面白かったのは、
1.関西、とくに大阪いじリ。性に関する奇矯な風俗はすべて大阪人が
考えついたものだという(納得感もある)偏見。
2.なぜか原武史(『松本清張の「遺言」』の著者)も混ぜられて、鼎談の
かたちをとる回がある。先輩ふたりのこれでもかという奥深い性知識に圧倒
されてなかなか話題にはいってこれないのが微笑ましい。
原先生は「鉄道オタク」だから、鉄道・電車における痴漢の歴史について
本格的に研究すべきだろうと先輩たちから脅されている。
3.鹿島茂はD理論(ドーダ理論)の大家だからもっと自分の自慢話が出てくる
と期待したが、きれいごとで逃げをうっている。
劣化したオッサンのたわごとで、さらさらと砂のごとく指の間からこぼれ
おちていく。つまり読後なにも残らない。でもこんな本をへらへらと笑いながら
楽しそうに読んで時間をつぶしている私が一番劣化しているかも。