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静かな大地 (朝日文庫 い 38-5) 文庫 – 2007/6/7
- 本の長さ672ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞社
- 発売日2007/6/7
- ISBN-104022644001
- ISBN-13978-4022644008
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞社 (2007/6/7)
- 発売日 : 2007/6/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 672ページ
- ISBN-10 : 4022644001
- ISBN-13 : 978-4022644008
- Amazon 売れ筋ランキング: - 332,687位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1945年、北海道生れ。埼玉大学理工学部中退。
二十代から世界各地を旅し、ギリシャ、沖縄、フランスで暮らす。現在は、札幌在住。公式サイトは[cafe impala]
http://www.impala.jp
1988年「スティル・ライフ」で芥川賞を受賞。詩、小説、随筆、翻訳(英・ギリシャ語)、書評と執筆は多岐にわたる。広く深い文学的教養と理系的知識を土台に、自然と人間の関わりについての示唆に富んだ作品を多く著している。
ワープロ原稿で芥川賞を受賞した初めて作家でもあり、9.11をきっかけに毎日メールマガジンを通じて意見を表明する(『新世紀へようこそ』に収録)など、早くからデジタル・メディアの活用に関心を持つ。2014年からは株式会社ボイジャーと共同で自身の著作の電子アーカイブ化にも取り組んでいる。
主な著書に『母なる自然のおっぱい』(読売文学賞)『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)『ハワイイ紀行』(JTB出版文化賞)『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)『すばらしい新世界』(芸術選奨文部科学大臣賞)『イラクの小さな橋を渡って』『憲法なんて知らないよ』『言葉の流星群』(宮沢賢治賞)『静かな大地』(親鸞賞)『パレオマニア』等。2003年、著作活動全般について司馬遼太郎賞、「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」の編纂で朝日賞を受賞。
東日本大震災の後は被災地に通い、『春を恨んだりはしない』『双頭の船』『アトミック・ボックス』を執筆。震災をきっかけに日本と日本人について思索したいとの思いから、「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」に取り組み、2014年末から刊行開始。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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少年の成長と共に描かれる生きる喜びと、成人してから次第に深度を増していく葛藤。
アイヌに対して誠実でありたいと願う強い意志が自らを追い詰めていく様が切ない。
時代で交差する登場人物やアイヌに伝わる昔話も物語に奥行きを与えている。
結末を受けて感じたのは心がその人に与える力の大きさだ。
前を向いてぐんぐん生きることも、人生を終わりにすることも、その人の心が決めている。
宗形志郎=原條迀のモデル
フィクションだが、なるべく史実に基づいて書かれたお話し
原條迀は作者(池澤夏樹)の曽祖父(母の母の父)
北海道開拓の苦渋
アイヌの悲哀
和人の葛藤と裏切り
大作かつ大多数の日本人には目を覆いたくなるような話が多くて、読むのに力がいりましたが、何とか読み切りました。
近代の枠組みから抜けた人たちからすると、近代の合理性を求める仕組みとはとても冷淡で巨大なものに見えるのかな。
自分は便利な現代社会が好きだし、技術も好きなんで、近代から抜けることがいいとは思わないけど、どうやったら折り合いがつけるのがいいのだろうと思いながら読んでおりました。
対ロシア問題もあって当時の日本政府の立場、政策、言い分もそれなりにあっただろうが、自分達と異なる文化や習慣を持ちしかも文明?が遅れているもの。それを蔑視敵視し、屈服させ排除しようとして暴力、脅し、陰謀までも用いること。それは世界の歴史、わが国の歴史上にも多々あり、のみならず自分たちの意識も含めて現在もあることを強く再認識させられた。多くの人に読んで欲しい本と思う。
追記 トンボさんのレビューは、花崎 皋平(著)の同名本についてのものとわかりました。ご参考までに。
また追記 のちに人に勧められて「 江戸幕府の北方防衛 」「 北海道が危ない! 」を読んだ。そういう視点、問題もあるのか。さてどちらがより真実に近いのだろうか? 時代による変化もあるかもしれないが。