本作は手塚治虫のマニア向けの商品です。
手塚治虫に興味のない人や、手塚治虫の漫画を2、3作品しか読んだことのない人にはオススメしません。
しかし舞台劇「火の鳥」のシナリオなどが収録されていますのでマニアには価値は凄くあります。
舞台劇火の鳥のDVDもそろそろ欲しいです。どこかのメーカーさんは出してくれないかなあ・・・
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ぜんぶ手塚治虫! (朝日文庫 て 3-5) 文庫 – 2007/10/10
手塚 治虫
(著)
今なお〝マンガの神様〝として尊敬される手塚治虫。彼の未発表シナリオ劇場版『ネオ・ファウスト』をはじめ、『ブラック・ジャック』『鉄腕アトム』のマンガ、エッセイ、横尾忠則や石ノ森章太郎などとの対談、講演、小説、そして吉本隆明、開高健、星新一ら著名人が書いた手塚治虫論を厳選。その人柄からマンガに対する情熱、作品まで手塚治虫の魅力を余すところなく網羅した一冊。
- 本の長さ728ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞社
- 発売日2007/10/10
- ISBN-104022644133
- ISBN-13978-4022644138
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞社 (2007/10/10)
- 発売日 : 2007/10/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 728ページ
- ISBN-10 : 4022644133
- ISBN-13 : 978-4022644138
- Amazon 売れ筋ランキング: - 960,264位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,141位コミック・アニメ研究
- - 2,302位朝日文庫
- - 18,142位社会学概論
- カスタマーレビュー:
著者について
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1928年、大阪府豊中市生まれ。本名・治。大阪大学付属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。翌年、ス トーリー漫画の単行本『新宝島』がベストセラーになり、注目される。以後、幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、子どもたちに夢を与えつづけてきた。『ネ オ・ファウスト』など3作連載中の89年2月9日に胃ガンのため死去。無類の昆虫好きとして知られ、「オオムラサキを守る会」の理事や「日本昆虫倶楽部」 の初代会長を務めた(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 手塚治虫の昆虫博覧会 (ISBN-13: 978-4900963474)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中4つ
5つのうち4つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年10月11日に日本でレビュー済み
手塚治虫の「エッセイ」、「シナリオ&小説」(『ネオ・ファウスト』『火の鳥』『傍のあいつ』『あの世の終り』『ハッピーモルモット』)、「マンガ」(『鉄腕アトム』『ブラック・ジャック』から各一篇と、『ゼフィルス』)、「講演」、「対談」(横尾忠則、萩尾望都、石ノ森章太郎、種村季弘、各氏との四篇)と、開高 健、梅原 猛ほかの「手塚治虫論」、中島 梓、大澤真彦ほかの「手塚治虫『ベスト10』作品解説&ダイジェスト」で構成された一冊。文庫本・全722頁の厚みもさることながら、分量にふさわしい読みごたえがありました。
特に印象に残った文章は、次の三つ。
◆「エッセイ」の章〜『銀河鉄道の夜』を読む(1985年)・・・・・・宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に寄せたエッセイ。日本からフランスに向かって飛ぶ旅客機の中、夜の景色を眺めながら『銀河鉄道の夜』の物語に思いをめぐらす手塚治虫の思索が、美しく結晶化したかのような文章。味わいがあります。
◆「対談」の章〜漫画家・萩尾望都との対談(1977年)・・・・・・手塚治虫がレイ・ブラッドベリについて語るところとか、萩尾望都のマンガ『11人いる!』の登場人物の中でお互いの好きなキャラを語るところとか、「へえーっ。そうなんだー」と思って。
◆「手塚治虫論」の章〜梅原 猛「死・復活」の永遠(1989年)・・・・・・1989年2月9日死去した手塚治虫を悼む文章のなかでは、格別の魅力と読みごたえを感じました。梅原 猛の『ギルガメッシュ』に強く打たれた手塚と、手塚治虫の『火の鳥』のテーマとの相似を語る梅原と。「この世」の梅原から「あの世」の手塚へ宛てた文面の熱意と無念さに、胸が熱くなりました。
特に印象に残った文章は、次の三つ。
◆「エッセイ」の章〜『銀河鉄道の夜』を読む(1985年)・・・・・・宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に寄せたエッセイ。日本からフランスに向かって飛ぶ旅客機の中、夜の景色を眺めながら『銀河鉄道の夜』の物語に思いをめぐらす手塚治虫の思索が、美しく結晶化したかのような文章。味わいがあります。
◆「対談」の章〜漫画家・萩尾望都との対談(1977年)・・・・・・手塚治虫がレイ・ブラッドベリについて語るところとか、萩尾望都のマンガ『11人いる!』の登場人物の中でお互いの好きなキャラを語るところとか、「へえーっ。そうなんだー」と思って。
◆「手塚治虫論」の章〜梅原 猛「死・復活」の永遠(1989年)・・・・・・1989年2月9日死去した手塚治虫を悼む文章のなかでは、格別の魅力と読みごたえを感じました。梅原 猛の『ギルガメッシュ』に強く打たれた手塚と、手塚治虫の『火の鳥』のテーマとの相似を語る梅原と。「この世」の梅原から「あの世」の手塚へ宛てた文面の熱意と無念さに、胸が熱くなりました。
2007年10月11日に日本でレビュー済み
膨大な作品群からなぜか選ばれた3編のマンガに、それぞれなかなか味があって感心した(選んだ人に)。
BJが茶漬け食ってる。で、その姿に惚れると。これはカンペキだ。
「朝日ジャーナル」増刊掲載の論考は選別されておらず、どうかと思うもの(中島某)もある。
長谷川つとむ氏の「ファウスト」論は、いつも読み応えがあり、これ以上のものもある気がする。
呉智英先生の論考二篇、それに星さんのエッセイは、さすが。
荒俣宏の「火の鳥 太陽篇」論、(呉先生はお嫌いな)副田義也の「陽だまりの樹」論なんか、入れてほしかった(後者はあまり覚えてないが)。
対談は、手塚さんはたいていの場合、本音でなくサービス精神で話す方で、本書収録のものも例外たりえないだろう。
手塚先生は、後のほうになるほど、充実しているのが分かる。すごい。
手塚本、これからも各社いろいろ出してもらいたいものだ。
BJが茶漬け食ってる。で、その姿に惚れると。これはカンペキだ。
「朝日ジャーナル」増刊掲載の論考は選別されておらず、どうかと思うもの(中島某)もある。
長谷川つとむ氏の「ファウスト」論は、いつも読み応えがあり、これ以上のものもある気がする。
呉智英先生の論考二篇、それに星さんのエッセイは、さすが。
荒俣宏の「火の鳥 太陽篇」論、(呉先生はお嫌いな)副田義也の「陽だまりの樹」論なんか、入れてほしかった(後者はあまり覚えてないが)。
対談は、手塚さんはたいていの場合、本音でなくサービス精神で話す方で、本書収録のものも例外たりえないだろう。
手塚先生は、後のほうになるほど、充実しているのが分かる。すごい。
手塚本、これからも各社いろいろ出してもらいたいものだ。
2007年10月22日に日本でレビュー済み
昭和の大事件の一つとして、昭和天皇崩御とその直後の手塚治虫の逝去をあげたのは、なんと吉本隆明だった。いまや、「バナナ」の親父くらいにしか今の人は想ってはいないのだらうが、あの吉本が(新喜劇ではない、念のため!)手塚のTVアニメを「バナナ」と一緒に見ていたというのだ。だから「バナナ」がいい子に育った、とそこまでは言ってないが、「鉄腕アトム」は安心して子供に見せられる、「いい番組」と考えていたやうだ。
この本の「売り」は、手塚版「ファウスト」のVer3である。「ファウスト」「ネオ・ファウスト」は、いずれもマンガであったが、今回発見されたのは、「ネオ・ネオ・ファウスト」のノヴェライズ・シナリオである。しかし、はっきりいって、それほど騒ぐほどのものでもない。手塚とビートルズものなら、とにかくなんでも、という私のようなファンならいざ知らず、一般読者はタダ読みで済ませばいいだらう。
この本の「売り」は、手塚版「ファウスト」のVer3である。「ファウスト」「ネオ・ファウスト」は、いずれもマンガであったが、今回発見されたのは、「ネオ・ネオ・ファウスト」のノヴェライズ・シナリオである。しかし、はっきりいって、それほど騒ぐほどのものでもない。手塚とビートルズものなら、とにかくなんでも、という私のようなファンならいざ知らず、一般読者はタダ読みで済ませばいいだらう。