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「新しい人」の方へ (朝日文庫 お 40-4) 文庫 – 2007/10/10
ノーベル賞作家が、子供から大人まで実践的に役に立つ生活習慣をアドバイスする大好評シリーズ第2弾。本をゆっくり読む方法、ウソをつかない力の鍛え方、自分なかの意地悪な気持ちと向き合うことなど、16のメッセージと15点のカラーイラストが美しくひびきあう感動のエッセイ。文庫への書き下ろし「『子供のための大きい本』を思いながら」を新たに加え、待望の文庫化。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞社
- 発売日2007/10/10
- ISBN-10402264415X
- ISBN-13978-4022644152
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞社 (2007/10/10)
- 発売日 : 2007/10/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 216ページ
- ISBN-10 : 402264415X
- ISBN-13 : 978-4022644152
- Amazon 売れ筋ランキング: - 219,113位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 588位朝日文庫
- - 7,000位エッセー・随筆 (本)
- - 24,227位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1935年愛媛県生まれ。東京大学仏文科卒。大学在学中の58年、「飼育」で芥川賞受賞。以降、現在まで常に現代文学をリードし続け、『万延元年のフット ボール』(谷崎潤一郎賞)、『洪水はわが魂に及び』(野間文芸賞)、『「雨の木」を聴く女たち』(読売文学賞)、『新しい人よ眼ざめよ』(大佛次郎賞)な ど数多くの賞を受賞、94年にノーベル文学賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 「伝える言葉」プラス (ISBN-13: 978-4022616708 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変きれいな状態の本で中身も素晴らしく満足しました。
2022年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても読みやすい文章で、味わいのある挿画も素敵でした。
「自分の木」の下で、から著者も読者も少し成長したお話でした。
読書の仕方や、文章を書く人、書きたい人の参考になる部分もあると思います。
新しい人というのは具体的なイメージは湧きませんが、
決して年齢が若いからなれるというだけではなく、
心がけ次第でいつからでも誰でもが目指せるのだと感じました。
「自分の木」の下で、から著者も読者も少し成長したお話でした。
読書の仕方や、文章を書く人、書きたい人の参考になる部分もあると思います。
新しい人というのは具体的なイメージは湧きませんが、
決して年齢が若いからなれるというだけではなく、
心がけ次第でいつからでも誰でもが目指せるのだと感じました。
2004年1月25日に日本でレビュー済み
これは、これから大人になる人のために書かれた本です。しかし、年齢的にはじゅうぶん大人の私が読んでもいい本だと思いました。大江さんの本は、これを読んだのが初めてです。若い人のために書かれた本だけあってとても読みやすく、無駄のない文章です。大江さんの家族や日々の生活のこと、少年時代、学問のこと、表題にある「新しい人」ということ、それらはとても真摯に語られており、大江さんの人柄があらわれているように思います。この本のどこをとっても大事なことが書かれているので子供でない人も読むべきだと思います。読んだあと、私はとても謙虚な気持ちになりました。
2004年1月8日に日本でレビュー済み
読み始めてすぐは、大江さんの個人的体験記・個人的考えの表現
ということで終わるかと思ったのですが、
読み進めていくうちに、体験からこそ色々な教訓やある真実が
生まれ出てくると感じるようになりました。
大人よりは、若い世代を対象に書かれているので、
話の例や、そこから導き出される大江さんの思いが
わかりやすく表現されています。
意地悪のエネルギーは何も生み出さないことの説明や、
嘘をつかない勇気などは、単純すぎる題材と思われるかも知れませんが
だからこそ、もう一度考えてみる必要があることだと感じました。
自分が自分を教育していくのだ、という考えにも共感しました。
これからの世代の人たちに新しい人になってほしい。
そういう願いを込めて書かれたようですが、
この本は確かにいいきっかけになると思います。
ということで終わるかと思ったのですが、
読み進めていくうちに、体験からこそ色々な教訓やある真実が
生まれ出てくると感じるようになりました。
大人よりは、若い世代を対象に書かれているので、
話の例や、そこから導き出される大江さんの思いが
わかりやすく表現されています。
意地悪のエネルギーは何も生み出さないことの説明や、
嘘をつかない勇気などは、単純すぎる題材と思われるかも知れませんが
だからこそ、もう一度考えてみる必要があることだと感じました。
自分が自分を教育していくのだ、という考えにも共感しました。
これからの世代の人たちに新しい人になってほしい。
そういう願いを込めて書かれたようですが、
この本は確かにいいきっかけになると思います。
2005年12月9日に日本でレビュー済み
大江さんが言葉を選び、大切なことを子どもたちにもわかりやすい
文体で描かれている。障害を持った兄を持つ兄妹たちのこと、
知識人の認識、それと福沢諭吉の言葉など。
速読するのはたくさん読めていいけど、中身がなんにもわかって
わかっていないことなどは感慨の思いで読みました。
何度も何度も読み返して、子どもたちにも伝えたい内容でした。
文体で描かれている。障害を持った兄を持つ兄妹たちのこと、
知識人の認識、それと福沢諭吉の言葉など。
速読するのはたくさん読めていいけど、中身がなんにもわかって
わかっていないことなどは感慨の思いで読みました。
何度も何度も読み返して、子どもたちにも伝えたい内容でした。
2003年11月12日に日本でレビュー済み
『自分の木の下で』に続いて、大江健三郎が中高生向けに書いた本ですが、やはり大人が読むのにも十二分に耐えうる文章となっています。
障害を持って生まれた長男、光さんのこと。自身の子どもの頃からの読書体験。(最近亡くなった)サイードらとの交流をふまえて書かれた「知識人」であるということ。これらが(大江健三郎としては)易しい文章で、淡々とつづられています。
幾度も言及される『カラマーゾフの兄弟』の一場面が印象的です。一人の少年の「僕はすべての人々のために苦しみたい」と叫ぶ。それを大人がせせら笑うことはできないのだ、と。イラクやアフガニスタン、イスラエルについても書かれていますが、どのようにして人と人が和解しあうことができるのか、若い人たちにはそれをじっと考え、達成することのできる「新しい人」になって欲しいのだと訴えるのです。
著者は何度も自身のことを「老人」であり、自分が「新しい人」になることはもうできない、と述べていますが、理想を見失わない感性のみずみずしさを感じました。ただ、「どのようにしたら」相手を受け止められるのかこそが、今、問題だとは思うのですが。
障害を持って生まれた長男、光さんのこと。自身の子どもの頃からの読書体験。(最近亡くなった)サイードらとの交流をふまえて書かれた「知識人」であるということ。これらが(大江健三郎としては)易しい文章で、淡々とつづられています。
幾度も言及される『カラマーゾフの兄弟』の一場面が印象的です。一人の少年の「僕はすべての人々のために苦しみたい」と叫ぶ。それを大人がせせら笑うことはできないのだ、と。イラクやアフガニスタン、イスラエルについても書かれていますが、どのようにして人と人が和解しあうことができるのか、若い人たちにはそれをじっと考え、達成することのできる「新しい人」になって欲しいのだと訴えるのです。
著者は何度も自身のことを「老人」であり、自分が「新しい人」になることはもうできない、と述べていますが、理想を見失わない感性のみずみずしさを感じました。ただ、「どのようにしたら」相手を受け止められるのかこそが、今、問題だとは思うのですが。
2003年11月6日に日本でレビュー済み
週刊朝日連載のエッセイが単行本になりました。『「自分の木」の下で』から一貫して暴力に逆らい、平和へのメッセージをお伝えになっています。私たちの心の奥底に潜む「うそ」「意地悪」等の行動にどのように向き合っていくのか、静かに語られます。
中学生前後の子ども(若い人)に向けた平易な言葉が並んでいますが、その行間からは書物に対する深い造詣が溢れ、中年の私の心に刺さりました。
森の中で過ごされた幼少時代、戦争の体験、家族との生活、知識人との対話、そういった時間の積み重ねから発せられる正直な言葉にしばし身を浸せます。
中学生前後の子ども(若い人)に向けた平易な言葉が並んでいますが、その行間からは書物に対する深い造詣が溢れ、中年の私の心に刺さりました。
森の中で過ごされた幼少時代、戦争の体験、家族との生活、知識人との対話、そういった時間の積み重ねから発せられる正直な言葉にしばし身を浸せます。
2003年10月3日に日本でレビュー済み
大江健三郎さんが、ノーベル文学賞を受賞しているということ位は知っている、中高校生位の人に、素直な気持ちで気軽に読んでもらいたい。テレビなんかでもよく見ることのある、あのとぼけた感じのおじさんの生き様が、垣間見ることが出来る上に、自分が今後どうあるべきかという考えの火をともしてくれるエッセーである。